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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

米国債相場が急上昇、7年債入札で異例の強い需要
米国債相場が上昇し、利回りが低下しました。特に7年債の入札で強い需要が見られたことが相場上昇の要因となっています。
主要な利回りの変化
- 30年債利回り:4.86%(前日比-9.7bp低下)
- 10年債利回り:4.32%(前日比-8.7bp低下)
- 2年債利回り:3.87%(前日比-5.9bp低下)
※bp(ベーシスポイント):金利の単位で、1bp = 0.01%のことです
7年債入札で異例の強い需要
入札結果の詳細
7年債入札(発行額440億ドル)では以下の結果となりました
- 最高落札利回り:4.092%
- 応札倍率:2.79倍(2012年以来の高水準)
- プライマリーディーラーの落札比率:わずか4%(2004年以降最低)
なぜ注目されるのか
プライマリーディーラー(政府指定の証券会社)の落札比率が低いということは、他の投資家からの需要が非常に強かったことを意味します。これは市場関係者にとって予想外の結果でした。
市場関係者の反応
ナティクシス・ノースアメリカの専門家は、重要なイベントが控える中での大幅な相場上昇を「やや驚きだった」と評価しています。
今週控えている重要イベント
- 四半期定例入札の詳細発表
- FOMC会合(連邦公開市場委員会)
- 雇用統計の発表
今後の注目ポイント
トランプ政権の方針
30日に発表される四半期定例入札では、トランプ政権が長期債利回りを抑制するためにどのような方針を示すかが注目されています。
労働市場の変化
6月の求人件数データが労働市場の軟化を示唆しており、これも債券相場に影響を与えています。
まとめ
✅ 米国債相場が上昇し、特に長期債の利回りが約10bp低下しました
✅ 7年債入札で2012年以来の高い応札倍率を記録し、強い需要が確認されました
✅ プライマリーディーラーの落札比率が過去最低水準となり、市場の需要の強さを示しました
✅ 労働市場軟化の兆候やFOMC会合を控えたポジション調整も相場上昇の要因となりました
✅ トランプ政権の債券発行方針や今後の金融政策動向が注目されています