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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

米国債急落とトランプ関税政策の市場への影響
米国債相場は軒並み下落しており、特に長期債の下げが目立っています。各債券の利回りは以下のように上昇しました。
- 米30年債利回り: 4.91%(前営業日比5.3bp上昇)
- 米10年債利回り: 4.38%(前営業日比3.4bp上昇)
- 米2年債利回り: 3.89%(前営業日比1.3bp上昇)
※bp(ベーシスポイント):1bp = 0.01%
イールドカーブのスティープニング
イールドカーブのスティープニング(長期金利と短期金利の差が拡大すること)が見られました。これは、長期債の利回りが短期債よりも大幅に上昇したためです。
今週の国債入札スケジュール
財務省は合計1,190億ドルの大規模な国債入札を予定しており、これが供給圧力となって債券価格を押し下げています。
- 8日: 3年債(580億ドル)
- 9日: 10年債(390億ドル)
- 10日: 30年債(220億ドル)のリオープニング
※リオープニング:既発債の追加発行
トランプ政権の関税政策が市場に与える影響
新たな関税措置の発表
トランプ大統領が各国に対する関税率を発表しました。
- 日本・韓国: 25%(8月1日から)
- マレーシア・カザフスタン: 25%
- 南アフリカ: 30%
- ラオス・ミャンマー: 40%
市場の懸念事項
関税措置により以下の影響が予想されています。
- 物価上昇: 輸入品価格の上昇によるインフレ圧力
- 経済成長の鈍化: 貿易摩擦による景気への悪影響
- 企業の投資判断の先送り: 政策の不確実性による企業活動の停滞
金融政策への影響
FRBの利下げ予想が縮小
6月の雇用統計で雇用者数の伸びが予想を上回ったことを受け、FRB(米連邦準備理事会)の年内利下げ予想が縮小しました。
- 雇用統計発表前: 0.66%ポイントの利下げ予想
- 現在: 0.50%ポイントの利下げ予想
FOMC議事要旨への注目
9日に発表されるFOMC議事要旨(6月会合分)が投資家の注目を集めています。
※FOMC:連邦公開市場委員会(金融政策を決定する機関)
まとめ
✅ 米国債相場は下落し、特に長期債の利回りが大幅に上昇している
✅ トランプ政権の関税政策により、インフレ懸念と経済成長鈍化への不安が高まっている
✅ 政策の不確実性が企業の投資判断を先送りさせ、実際の関税措置以上の悪影響をもたらす可能性がある
✅ 雇用統計の好調な結果を受けて、FRBの年内利下げ予想が縮小している
✅ 今週の大規模な国債入札とFOMC議事要旨の発表が市場の重要な注目材料となっている