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目次
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一週間の通貨の動き(8/4~8/8)

先週

今週の為替市場
弱い米雇用統計をきっかけに、週を通してFRB(米連邦準備理事会)の利下げ観測が市場の主なテーマとなり、ドルが上値の重い展開となった一週間でした。
トランプ大統領によるFRBの人事介入も、市場の不透明感を強める要因となりました。
8/4(月)弱い雇用統計が重し、ドル安で週明け
週明けの為替市場は、前週末に発表された弱い米雇用統計の影響を引きずり、ドルが軟調に推移。
- ドル安圧力: ゴールドマン・サックスが9月からの連続利下げを予想するなど、市場ではFRBの利下げ観測が強まりました。これにより日米金利差の縮小が意識され、ドル/円は一時146円台まで円高が進みました。
- 米政局の不透明感: トランプ大統領が労働統計局長を解任し、FRB理事の新たな指名を示唆したことも、ドルの重しとなりました。
- スイス・フラン: 米国の高関税賦課の動きを受け、スイス・フランが売られる場面もありました。


8/5(火)FRBへの思惑交錯、ドル/円は反発
FRBの金融政策を巡る様々な思惑が交錯する中、ドル/円は買い戻される展開となりました。
- ドル/円の上昇: 前日の円高から一転し、ドル/円は147円台後半まで上昇しました。背景には、6月の日銀会合で利上げ再開を意識した発言があったことが明らかになり、円売りが出やすかったことがあります。
- FRB人事への注目: 市場の関心は引き続きFRBの利下げ観測と、トランプ大統領が指名する次期FRB理事の人事に集まりました。ハト派的な人物が就任すれば、将来的なドル安要因になるとの見方が出ていました。


8/6(水)利下げ観測が再燃、ドル全面安
弱い米雇用統計の影響が改めて意識され、FRBが積極的な利下げに踏み切るとの観測が強まり、ドルは主要通貨に対して全面的に下落しました。
- ドル急落: 短期金融市場では、9月の利下げ確率が95%まで急上昇。ミネアポリス連銀総裁のハト派的な発言も後押しとなり、ドル指数は7月下旬以来の低水準をつけました。
- ユーロ高・円高: ドル安を受けてユーロは大幅に上昇。ドル/円も146円台に迫る円高となりました。
- 日本の政治家の発言: 自民党の河野氏や斎藤氏から日銀の金融政策に関する発言があり、市場の一部で注目されました。


8/7(木)FRB人事に揺れるドル、英ポンドは上昇
トランプ大統領によるFRB理事の指名や、次期議長を巡る報道にドル相場が大きく揺れ動きました。
- ハト派人事とドル売り: トランプ大統領が、過去にドル安を志向する論文を発表したミラン氏をFRB理事に指名したことで、FRBの独立性への懸念からドルが売られました。
- 次期議長報道とドル買い: 一方で、次期FRB議長に現職のウォラー理事が有力との報道が流れると、同氏への信頼感からドルが買い戻される場面もあり、方向感の定まらない展開となりました。
- 英ポンドの上昇: イギリスの中央銀行が利下げを決定したものの、反対票も多く、追加利下げ観測が後退。これを受けて英ポンドは買われました。


8/8(金)様子見ムードの中、ドルの週間下落は濃厚に
週末を迎え、市場は様子見ムードが強まりましたが、ドルは週間ベースで下落することが濃厚となりました。
- ドルは小幅高: 前日のFRB理事指名によるドル安の影響は、同氏のFRB入りが遅れるとの見方から一服し、ドルは小幅に買い戻されました。
- 根強い利下げ観測: しかし、一連の弱い経済指標やハト派的な人事を受け、市場の利下げ観測は根強く、ドルの上値を抑えました。市場の関心は、来週発表される米国の経済指標に移っています。
- 週間でのドル安: 結局、この一週間を通してドルは主要通貨に対して下落しました。


最後にもう一度今週の通貨の動き