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昨日の市況まとめ 1分解説
株式市場(総合ニュース)
米国株式市場、横ばいで終了 PPI上振れでインフレ懸念再燃
- 米国株式はほぼ横ばい、S&P500はわずかに上昇し過去最高値を3日連続更新
- PPI(卸売物価指数) が予想以上に上昇、インフレ加速懸念
- FRB(米連邦準備制度理事会) は9月利下げ見込みだが「タカ派的利下げ」の可能性
- インテル株急伸、米政府による出資協議報道
- 個別株ではシスコ・ディア・タペストリーが決算悪化や見通し引き下げで下落
米株式市場の動き
14日の米株式市場は、S&P500が1.96ポイント高の6468.54とほぼ変わらずで終了。
ダウ平均はわずかに下落、ナスダック総合も小幅安でした。
全体ではS&P500構成銘柄の約7割が下落した一方、大手ハイテク株の多くは上昇しました。
PPI上昇と市場の反応
米労働省が発表した7月のPPI(卸売物価指数)は前月比+0.9%と、約3年ぶりの大幅上昇。
これは企業の仕入れ価格上昇を示し、今後のインフレ加速リスクが意識されました。
市場はFRBの年内利下げ幅を63bp → 56.7bpに下方修正。ただし、9月の25bp利下げはほぼ確実視されています。
FRBのスタンス
マッコーリー・グループのウィズマン氏によると、FRBは9月に0.25%の利下げを行う可能性が高いものの、「長期緩和サイクル」に移るには時期尚早であり、タカ派的利下げになるとの見方が示されました。
個別銘柄の動き
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インテル(+7.4%):米政府が株式取得を協議との報道で急伸
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シスコ(-1.6%):決算発表後に売られる
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ディア(-6.8%):減益決算と利益見通し引き下げが嫌気
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タペストリー(-15.7%):利益見通しが市場予想を下回り急落、関税影響も警告
今後の注目指標
市場は7月小売売上高(8/15発表)と8月ミシガン大学消費者信頼感指数を注視。
これらは米家計の景況感や消費動向を探る重要なデータとなります。
まとめ
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米株式市場は横ばい、S&P500は小幅高で最高値更新
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PPIが予想を上回り、インフレ懸念が再燃
-
FRBは9月に25bpの利下げ見込みもタカ派姿勢を維持
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インテル急伸、シスコ・ディア・タペストリーは決算悪化で下落
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小売売上高と消費者信頼感指数に市場の関心集中
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
米PPI急上昇で利下げ観測後退、国債利回り上昇
- 7月の米生産者物価指数(PPI)が3年ぶりの大幅上昇
- 利下げ確率は前日の「ほぼ100%」から約85%に低下
- 米国債利回りが一斉に上昇、円は対ドルで下落
- 市場では「スタグフレーション的ショック」との見方も
米国債利回り
7月PPIがインフレ加速を示唆
14日の米金融市場では、7月PPIが前月比0.9%上昇(前年同月比+3.3%)し、約3年ぶりの大幅上昇となりました。
背景には、関税による輸入コスト上昇を企業が販売価格に転嫁している動きがあります。
これはインフレ圧力の高まりを示す指標で、米国債売り(利回り上昇)を誘発しました。
国債利回りの動き
期間 |
利回り |
前日比 |
変化率 |
米30年債 |
4.88% |
+5.0bp |
+1.04% |
米10年債 |
4.29% |
+5.4bp |
+1.28% |
米2年債 |
3.73% |
+5.8bp |
+1.58% |
※1bp=0.01%
利下げ観測の変化
市場関係者の声
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ザッカレリ氏(ノースライトAM):「CPIが落ち着いていた中でのPPI急伸は好ましくないサプライズ。利下げ楽観論が後退するだろう」
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ミスラ氏(JPモルガンIM):「市場に再評価を促す内容。スタグフレーション的なショックの中にある」
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ロビン氏(TJM):「PPIはシナリオ全体を変えるわけではないが、0.50%利下げの思惑は後退」
財務長官の発言
ベッセント米財務長官は、前日の「金利は中立水準より高い」という発言について、「FRBに利下げを要求したものではない」と説明。
用語解説
まとめ
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7月PPIが予想以上の伸び(前月比+0.9%)
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米国債利回り上昇、円安進行
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利下げ確率は85%に低下
-
市場ではスタグフレーション懸念も浮上
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体の動き

ドル単体の動き
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