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目次
- 1 ファンダメンタル分析【オススメ】書籍
- 2 外為どっとコム タイアップ企画
- 3 トランプ大統領『大きな進展』と強調 米ロ会談、ウクライナ停戦の可能性も
- 4 トランプ・プーチン会談の成果
- 5 欧州首脳がワシントンに結集
- 6 停戦に向けた課題
- 7 ジャクソンホールのサプライズはあるか FRB利下げ観測に高まる期待
- 8 債券市場の現状と期待
- 9 ジャクソンホール会合の歴史的影響
- 10 政治的圧力と政策判断
- 11 円相場は方向感欠く展開 カギ握るのは停戦と日銀利上げ
- 12 為替市場の動向
- 13 債券市場の見通し
- 14 日銀政策への影響
- 15 ウクライナ情勢の影響
- 16 今週のアメリカ注目指標
- 17 通貨強弱(為替市場)
- 18 債券市場 金利市場
ファンダメンタル分析【オススメ】書籍
外為どっとコム タイアップ企画

トランプ大統領『大きな進展』と強調 米ロ会談、ウクライナ停戦の可能性も
- トランプ・プーチン両大統領がウクライナへの安全保障提供で一致
- NATO加盟は認めず、代替案として「第5条類似の確約」を検討
- 欧州首脳がワシントンに結集し、ゼレンスキー大統領への支持を表明
トランプ・プーチン会談の成果
安全保障提供で合意
15日にアラスカで開催された米ロ首脳会談で、両国首脳はウクライナに安全保障を提供するとの考えで一致しました。ウィトコフ中東担当特使によると、「NATO第5条に類似した確約」をウクライナに提供する可能性について合意したとのことです。
NATO第5条とは? 加盟国のいずれかが攻撃を受けた場合、全加盟国への攻撃と見なし、集団で防衛する規定のことです。
NATO加盟は見送り
一方で、ウクライナが長年目標としてきたNATO加盟については実現しませんでした。プーチン大統領は「NATO加盟こそが越えてはならない一線」との立場を堅持しています。
欧州首脳がワシントンに結集
18日のゼレンスキー・トランプ会談には、以下の欧州首脳が参加予定です:
- フォンデアライエンEU委員長
- ルッテNATO事務総長
- ドイツのメルツ首相
- フランスのマクロン大統領
- イギリスのスターマー首相
停戦に向けた課題
ルビオ国務長官は停戦の可能性を排除しないと表明しましたが、プーチン大統領がウクライナ東部の広大な領土割譲を求めていることから、欧州当局者は迅速な合意に懐疑的な見方を示しています。
ジャクソンホールのサプライズはあるか FRB利下げ観測に高まる期待
- 22日のジャクソンホール会合でパウエルFRB議長が講演、債券市場が注目
- 市場は9月の0.25ポイント利下げをほぼ確実視、年末までに追加利下げも予想
- 雇用市場の弱さがハト派姿勢を後押しする一方、インフレ指標には警戒感も
債券市場の現状と期待
利下げ観測が市場を主導
債券市場では9月17日の次回FOMC会合での0.25ポイント利下げをほぼ確実視しています。さらに年末までに少なくとももう1回の追加利下げが実施されるとの見方が優勢で、8月に入って2年債を中心に利回りが低下しました。
ハト派とは? 金融政策において、景気刺激を重視し利下げに積極的な姿勢を指します。反対に利上げに積極的な姿勢は「タカ派」と呼ばれます。
イールドカーブのスティープ化とは? 長期金利と短期金利の差が拡大することで、景気回復期待を示すことが多い現象です。
市場の慎重な見方
JPモルガンのケルシー・ベロ氏は「パウエル氏には市場を動かす影響力があるが、実際にそうするかは確信が持てない」と指摘。市場関係者は議長が9月利下げ観測を覆すような発言は避けつつも、最終判断は経済指標次第と強調する可能性が高いとみています。
ジャクソンホール会合の歴史的影響
過去の重要な政策転換点
パウエル議長は過去のジャクソンホール会合で重要な政策メッセージを発してきました:
- 3年前:インフレとの闘いで痛みを伴うと警告し、利上げ方針を示唆
- 昨年:20年ぶり高水準の金利引き下げ用意があると示唆し、2年債利回りが急低下
政治的圧力と政策判断
トランプ政権から金利引き下げを求める声が強まる中、パウエル議長は関税がインフレに与える影響を見極める必要があるとの立場を維持しています。アライアンス・バーンスタインのスコット・ディマジオ氏は「FRBは強烈なプレッシャーにさらされているが、利下げサイクル再開の段階に来ている」と分析しています。
円相場は方向感欠く展開 カギ握るのは停戦と日銀利上げ
- 円相場は1ドル=147円台前半、米長期金利上昇でドル買い戻しも限定的
- 消費者マインド悪化とインフレ期待上昇でスタグフレーション懸念が浮上
- 日銀の早期利上げ期待高まり、債券相場は下落予想
為替市場の動向
複雑な市場心理
18日朝の外国為替市場で円相場は1ドル=147円台前半で推移しています。米長期金利がインフレ懸念から上昇したものの、SBIリクイディティ・マーケットの上田真理人部長は「米金利高で上昇しても上値を追えない」と分析しています。
スタグフレーション懸念
米ミシガン大学の調査結果では以下の矛盾する動きが見られました
- 消費者マインドが悪化
- 期待インフレ率は上昇
スタグフレーションとは? 経済成長が停滞する一方でインフレが進行する現象で、政策対応が困難とされる経済状況です。
債券市場の見通し
日本国債に売り圧力
18日の債券相場は下落(金利は上昇)が予想されています。背景には以下の要因があります
- 米国長期金利の上昇(4.32%程度)
- 日銀の早期利上げ期待の高まり
- 19日の20年債入札を控えた警戒感
市場の織り込み状況
- スワップ市場が織り込む9月の米利下げ確率:8割台に低下
- 日銀が年内に利上げする確率:7割近くに上昇
スワップ市場とは? 金利の交換取引が行われる市場で、将来の金利動向を予測する指標として活用されます。
日銀政策への影響
GDP成長が政策転換を後押し
4-6月期の実質GDP(国内総生産)が5四半期連続のプラス成長となったことを受け、大和証券の山本賢治チーフエコノミストは「堅調な米国経済と底堅い国内需要データが関税関連の不確実性への日銀の見解に修正を迫っている」と分析。
利上げ環境が整いつつあるとの見方を示しています。
ウクライナ情勢の影響
18日にはゼレンスキー大統領とトランプ大統領の会談が予定されており、上田氏は「停戦となればドル買い」との見方を示しています。野村証券では「原油価格や円需給の先行きを占う上で交渉に注目」としています。
今週のアメリカ注目指標

通貨強弱(為替市場)
先週(8/11~8/15)
先々週(8/4~8/8)
債券市場 金利市場
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総合:利下げ織り込み(先週比)
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