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株式市場(総合ニュース)
ジャクソンホール会議を前に、米株は小休止-市場の視線はパウエル議長へ
S&P500種株価指数は6,449.15とわずかに下落(-0.01%)、ダウ平均も小幅安となる一方、ナスダックは小幅高。これまで最高値を更新し続けてきた株式市場ですが、この日は様子見ムード。
今週、米金融市場の“夏の風物詩”ジャクソンホール会議が控えているからです。
ジャクソンホール会議とは?
ジャクソンホール会議は、米カンザスシティ連銀が主催する経済シンポジウムで、各国の中央銀行総裁や経済学者が集まる一大イベントです。
とくにFRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長が行う講演は、次回の利下げや金融政策の方向性を示す場として、世界中の投資家が注目しています。
「金利は上がるのか、下がるのか?」――シンプルですが、株式や為替を大きく動かす分岐点になるのです。
市場の関心:利下げの幅と時期
市場の焦点はすでに「利下げするかどうか」ではなく、
「どのくらいの幅で、いつ利下げするか」に移っています。
つまり、市場は9月利下げシナリオをかなり織り込みつつあるのです。
個別ニュースが示すトレンド
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インテル株:トランプ政権が同社株10%取得を協議中との報道で3.66%下落。
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ノボノルディスク:糖尿病治療薬「オゼンピック」の値下げを発表し注目。
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太陽光関連株:米政府の補助金規則が想定より緩やかだったため急騰。
さらに、ウォルマートやターゲットといった小売大手の決算が今週控えており、消費者への「関税とインフレの影響」が数字にどう表れるかが試されます。
PERの正当化と企業収益
株価収益率(PER)は歴史的に高い水準ですが、アナリストたちは「企業利益の上振れ」で正当化できると指摘します。
高金利と関税という“逆風”にもかかわらず、米企業のたくましさが浮き彫りになっています。
まとめ
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米株は横ばい、ジャクソンホール会議前の静けさ
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市場の関心は「9月利下げの幅と時期」
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小売決算やインテル、再エネ株など個別材料も注目
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企業収益の底堅さが株価の支えに
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
米国債利回り
「米国債利回りじわり上昇 市場は“利下げ前提”でパウエル講演を待つ」
利下げは“決まったも同然”か
22日のジャクソンホール会合で予定されるパウエルFRB議長の講演を前に、米国債利回りは小幅上昇。
投資家たちは“利下げシナリオ”にかけながらも、不安を隠せない様子です。
利回りと債券価格の関係
「利回り」とは国債を保有して得られる利息の割合。利回りが上がれば債券価格は下がります。
今回、米10年国債利回りは 4.33%、2年債は 3.77% と上昇。
これは「利下げ期待」と「その確信への揺らぎ」が交錯しているサインです。
背景①:インフレ再燃の懸念
8月14日に発表された 米PPI(生産者物価指数) が3年ぶりの大幅上昇。
「インフレがまだ根強いのでは?」という不安が広がり、利回り上昇のきっかけとなりました。
背景②:住宅指標の弱さと利回りの動き
8月の NAHB住宅建設業者指数 は32と、2022年12月以来の低水準。
景気減速のサインが出たにもかかわらず、米国債利回りは下がらずに終盤にかけて上昇しました。
市場の関心は完全に「ジャクソンホール」に移っているといえます。
市場の読み:利下げ80%織り込み済み
金利スワップ市場では、9月25bp(0.25%)利下げの確率を約80% と見込んでいます。
一部には 50bp(0.5%)の大幅利下げ を予想する声もあり、利下げシナリオがほぼ前提となっています。
リスク:パウエル発言次第で市場混乱も
TDセキュリティーズのゴールドバーグ氏は「パウエル議長が利下げに否定的な姿勢を示せば、市場は慌て始める」と警告。
市場は今、「利下げが決まったも同然」という前提に依存しているため、その土台が崩れるリスクは大きい。
過去の教訓:ジャクソンホールのサプライズ
この歴史があるため、投資家は今年も「一言で市場が動く」展開を警戒しています。
結論:安心と不安を抱えたまま迎える22日
米国債市場は今、「利下げ前提」で動いています。
しかし、ジャクソンホールでのパウエル議長の一言で、その前提は簡単に崩れるかもしれません。
投資家にとって22日は、安心と不安が入り混じる“正念場”となりそうです。
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体の動き

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