米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約とは?
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目次
- 1 ファンダメンタル分析【オススメ】書籍紹介(書評)サイト
- 2 昨日の市況まとめ 1分解説
- 3 株式市場(総合ニュース)
- 4 米国株式市場が大幅続落―雇用悪化・貿易摩擦・地政学リスクが重なりリスクオフ加速
- 5 雇用統計の悪化と貿易摩擦が株価急落の引き金に
- 6 トランプ大統領の関税措置と米ロ関係の緊張
- 7 主要指数の動きと注目銘柄
- 8 FRBの政策対応への注目が高まる
- 9 債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
- 10 米国債市場:雇用統計を受けて利下げ観測強まる
- 11 FRBの政策変更への期待
- 12 その他の市場への影響
- 13 為替市場(FX) 通貨強弱
- 14 米雇用統計悪化でドルが急落、円は4カ月ぶりの大幅高に
- 15 原油相場の大幅下落
- 16 金の大幅上昇
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昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

米国債市場:雇用統計を受けて利下げ観測強まる
米国債利回りが急激に低下
米国債の利回りが大幅に下がりました。特に2年債の利回りは約28ベーシスポイント(0.28%)も低下し、これは2年ぶりの大幅な下げとなりました。
各国債の利回り変化
- 2年債:3.68%(-28bp、-7.06%)
- 10年債:4.21%(-16bp、-3.66%)
- 30年債:4.82%(-8bp、-1.63%)
ベーシスポイント(bp):1bp = 0.01%を表す金融業界の単位
雇用統計の悪化が引き金
7月の米雇用統計で以下の悪い数字が発表されました
- 非農業部門雇用者数:7万3000人増(予想より大幅に少ない)
- 過去2カ月分も25万8000人下方修正
- 失業率:4.2%(前月の4.1%から上昇)
FRBの政策変更への期待
利下げ確率が急上昇
雇用統計の発表前後で、9月のFRB(連邦準備理事会:米国の中央銀行)による利下げ確率が大きく変化しました
- 発表前:40%未満
- 発表後:90%
利下げ:中央銀行が政策金利を下げること。景気刺激効果があります
年内2回の利下げが織り込まれる
短期金融市場では、年内に2回の利下げが行われることが確実視されるようになりました。
その他の市場への影響
ISM製造業指数も悪化
7月のISM製造業購買担当者景気指数(PMI)も50を5カ月連続で下回り、製造業の景気悪化を示しました。
PMI:50を上回ると景気拡大、下回ると景気縮小を示す指標
利回り格差の拡大
2年債と10年債の利回り格差が51.2bpに拡大し、一時は52.6bpまで広がりました。これは短期金利の急低下を反映しています。
まとめ
- 7月の雇用統計悪化により、米国債利回りが2年ぶりの大幅低下となりました
- FRBの9月利下げ確率が40%未満から90%へ急上昇しました
- 年内2回の利下げが市場で織り込まれ、金融政策の転換点となる可能性が高まりました
- 雇用市場と製造業の同時悪化により、米経済の減速懸念が強まっています
- 短期債利回りの急低下により、債券市場全体で金利低下圧力が高まっています