2025/8

『米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約』・2025/8/21

米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約とは?

 

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昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)

米株式市場、ハイテク株売りで続落も下げ渋り

  • パウエルFRB議長講演や経済指標を控え、市場は方向感を探る展開
  • ハイテク株が下落する一方、エネルギーやディフェンシブ株に買いが入った

主要株価指数の動き

  • S&P500:6395.78(前日比 -0.24%)

  • ダウ平均:44938.31(前日比 +0.04%)

  • ナスダック総合:21172.86(前日比 -0.67%)

ハイテク株主導で下げたものの、引けにかけて買い戻しも入り、指数は下げ幅を縮小しました。


市場の注目点

ハイテク株への売り

  • 大型ハイテク株(アップル、エヌビディア、マイクロソフトなど)が軒並み下落

  • AI関連株に対する過熱感への懸念(オープンAIのサム・アルトマンCEOが「AI株はバブル状態」と発言)

  • MITの研究で「AI企業は利益化に苦戦」との結果も影響

投資家の資金シフト

  • エネルギー、ヘルスケア、生活必需品などディフェンシブ(景気変動に強い)銘柄に資金が移動。

  • アナリストからは「真の売りではなくローテーション(資金の入れ替え)」との見方も。

FRBの動向

  • 公表されたFOMC議事要旨では、大半の参加者が金利据え置きを支持。

  • ただしインフレへの警戒姿勢は強く、パウエル議長のジャクソンホール会議での発言が焦点。


個別企業ニュース

  • マイクロソフト:中国企業のサイバーセキュリティー情報アクセスを制限

  • ターゲット:次期CEOにマイケル・フィデルケ氏を指名。株価は通期見通し据え置きで6%超下落

  • ロウズ:建材企業を88億ドルで買収。プロ顧客向け事業を拡大

  • エスティ・ローダー:関税の影響で利益見通しに下振れリスク、株価3%超下落


専門家の見方

  • JPモルガン:「PMIデータとパウエル議長講演で市場の方向性が変わる可能性」

  • トレードステーション:「ジャクソンホールで強気派に冷や水の可能性」

  • ネーションワイド:「大型グロース株の下落が目立つが、投資家心理は落ち着いている」


まとめ

  • 米株市場はハイテク株の売りが続き、ナスダックが下落

  • エネルギーやディフェンシブ株に資金流入し、全体の下げは限定的

  • FRB議事要旨とパウエル議長講演が市場のカギに

  • 個別ではターゲットやエスティ・ローダーが下落、ロウズの買収ニュースも注目

今後の焦点は ジャクソンホール会議でのFRBの姿勢と、エヌビディア決算(27日発表) になりそうです。

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

アメリカ 利下げ織り込み

今日

昨日

米国債利回り

米国債相場、FOMC議事要旨公表後も続伸

  • 米国債は2日続伸し、特に長期債に堅調な需要が見られました
  • FOMC議事要旨では「インフレリスクが雇用懸念を上回る」との見解が多数派
  • 投資家は今週のパウエルFRB議長講演(ジャクソンホール会議)に注目
  • 利下げ観測はやや後退、9月FOMCでの利下げ確率は83%に低下

米国債利回りの動き

  • 30年債利回り:4.90%(-1.2bp)

  • 10年債利回り:4.29%(-1.5bp)

  • 2年債利回り:3.75%(前日比ほぼ横ばい)

👉 長期債利回りが低下し、国債価格は上昇しました。


FOMC議事要旨の内容

  • 7月29~30日の会合では金利据え置きを決定

  • 理事2人が利下げを主張し反対票を投じた

  • 大半の参加者は「雇用不安よりもインフレリスクが優先課題」と認識

  • 一部は「インフレ期待が制御不能になる恐れ」を懸念

💡 FOMCとは?
米連邦公開市場委員会のことで、FRBが金利を決める重要な会合です。


長期債の需要が強い理由

  • 20年債入札は「堅調な結果」

  • 最高落札利回りは4.876%で予想をやや下回り、投資家の需要を確認

  • 直接入札の比率は26.5%と、2020年の20年債再開以降で最高

👉 投資家は「利回り水準が魅力的なら購入をためらわない」との姿勢


市場の注目ポイント

  • 8月21~23日:ジャクソンホール会議(米ワイオミング州)

  • パウエル議長は22日に講演予定

  • トランプ政権の関税政策がインフレに与える影響が不透明で、金融政策の判断を難しくしています


利下げ観測の現状

  • CMEフェドウォッチによると、9月利下げ確率は83%(1週間前は94%)

  • 年末までに計0.75%の利下げが必要との見方も一部で存在


まとめ

  • 米国債は長期債を中心に続伸、入札でも需要が確認された

  • FOMC議事要旨は「インフレリスク重視」が明確に示された

  • 投資家はパウエル議長のジャクソンホール会議での発言を注視

  • 利下げ観測はやや後退したが、依然として高い確率で織り込まれている

為替市場(FX) 通貨強弱

通貨全体の動き

ドル単体の動き

↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

 

為替市場 ドル下落、FOMC議事要旨で下げ幅縮小 円は続伸

  • ドルはトランプ大統領のFRBへの圧力発言で下落
  • FOMC議事要旨では大半のメンバーが金利据え置きを支持、利下げ支持は少数派
  • 円は対ドルで続伸し、一時146円台後半に
  • NZドルは政策金利引き下げで4月以来の安値

ドルの動き

20日のニューヨーク外為市場では、ドルが下落しました。

背景には トランプ大統領がFRB理事に辞任を要求し、FRBへの政治的圧力が強まったことがあります。

ただ、その後に公表された FOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨では「ほぼ全員が金利据え置きを適切と判断」と示され、利下げ支持はわずか2人にとどまりました。

この内容を受け、ドルは下げ幅を縮小しました。


円・ユーロ・ポンドの動き

  • 円/ドル:147.20円(0.32%高)、一時146.87円まで上昇。2日続伸

  • ユーロ/ドル:1.1657ドル(0.09%高)

  • ポンド/ドル:1.3449ドル(0.3%安)イギリスCPIは前年比+3.8%と高水準でしたが、市場は英中銀の政策変更に直結しないと判断


ニュージーランドドルの下落

ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は政策金利を 0.25%引き下げて3.0% とし、追加利下げの可能性も示唆しました。これによりNZドルは対米ドルで1.12%安の0.5826ドルと、4月以来の安値を付けました。


今後の焦点

市場は 22日に予定されるパウエルFRB議長のジャクソンホール会議での講演に注目しています。
現在、市場が織り込む 9月FOMCでの利下げ確率は83%、年末までに 計54ベーシスポイント(bp、=0.54%)の利下げが見込まれています。


まとめ

  • ドルはトランプ大統領のFRB批判で下落も、FOMC議事要旨で下げ幅縮小

  • 円は続伸し、一時146円台後半に

  • NZドルは利下げを受けて4月以来の安値

  • 市場の視線はパウエル議長の講演と今後の利下げ見通しへ

 

原油と金:米在庫減少とウクライナ情勢、FRB政策が焦点

  • 原油は米在庫の大幅減少を受けて反発。ただし受け渡し拠点の在庫は増加し、強気一辺倒にはならず
  • は米長期金利の低下とドル安を背景に反発。利下げ観測も買い材料に
  • 市場は今後もウクライナ和平交渉の行方FRBの金融政策に注目

原油市場の動き

米在庫の大幅取り崩し

米エネルギー情報局(EIA)の週報によると、

  • 原油在庫:600万バレル減

  • ガソリン在庫:270万バレル減

これは市場予想以上の取り崩しで、輸出増加や製油所需要の強さが背景とされています。

その結果、WTI原油先物は一時63.50ドル近辺まで上昇しました。

ウクライナ情勢の影響

トランプ大統領はウクライナ支援を強調しましたが、米軍派遣は否定。一方で防空支援の可能性を示唆し、欧州との立場の違いも浮き彫りとなりました。
和平交渉の行方が見通せないことも、市場の不透明要因となっています。

取引終値

  • WTI 9月限:63.21ドル(+1.4%)

  • WTI 10月限:62.71ドル(+1.5%)

  • ブレント10月限:66.84ドル(+1.6%)

ただし、受け渡し拠点クッシングの在庫は7週連続で増加しており、市場には慎重な見方も残っています。


金市場の動き

FRB政策への思惑

  • パウエル議長の講演(8月22日予定)を前に、9月利下げ観測が強まりました。

  • 金利が下がると利息を生まない金の投資妙味が増します。

その他の要因

  • 米10年債利回りの低下

  • ドル安(ユーロ高)

  • 安値拾いの買い

これらが重なり、金相場は反発しました。

取引終値

  • スポット価格:3345.19ドル(+29.40ドル)

  • COMEX金先物12月限:3388.50ドル(+29.80ドル、+0.9%)


まとめ

  • 米原油在庫の大幅減少で原油相場は反発。ただしクッシング在庫の増加が上値を抑制

  • ウクライナ和平交渉の不透明感が引き続き市場を揺さぶる

  • 金はFRBの利下げ観測とドル安を追い風に反発

  • 市場は22日のパウエル議長講演ジャクソンホール会議を次の手掛かりに注視