2025/8

『米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約』・2025/8/22

米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約とは?

 

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昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)

米金融市場、パウエル講演前に慎重ムード広がる

  • 21日の米金融市場は 株安・債券利回り上昇 とリスク回避ムード
  • 製造業指数が予想以上に強く、利下げ観測が後退(確率90%→65%に低下)
  • FRB高官は相次いでタカ派発言、パウエル講演(22日)が最大の注目
  • ウォルマート決算が予想未達で株価急落、消費関連株に悪影響
  • 投資家はジャクソンホール会議後の市場変動を警戒

株式市場の動き

米国株は21日、主要3指数がそろって下落しました。

  • S&P500:6370.17(-0.40%)5日続落、今年最長の下げ局面

  • ダウ平均:44785.50(-0.34%)

  • ナスダック:21100.31(-0.34%)

特に小売り最大手ウォルマートが四半期決算で純利益が予想を下回り、株価が4.5%安。主要消費財セクターを押し下げました。


債券・利下げ観測

  • 米製造業PMIが約3年ぶり高水準 → インフレ懸念を再燃

  • 9月利下げ確率は市場で65%程度に低下(1週間前は90%超)

  • 複数のFRB高官(ハマック総裁、シュミッド総裁、ボスティック総裁)がタカ派発言

👉 タカ派(利下げに慎重)とは?
中央銀行が「インフレ抑制」を重視し、金利を下げずに引き締め姿勢を維持する立場のことです。


ジャクソンホール会議とパウエル講演

  • 世界の中銀関係者が集まる ジャクソンホール会議 が開幕
  • 今年のテーマは「労働市場の構造的変化」
  • パウエルFRB議長の講演(22日)が市場最大の注目
  • タカ派的になれば株価の一段安リスク
  • ハト派的になれば利下げ期待が再び高まる可能性

👉 ハト派(利下げに前向き)とは?
中央銀行が「景気支援」を重視し、金利を下げて緩和姿勢をとる立場です。


個別企業ニュース

  • ウォルマート:決算予想未達、株価4.5%安。訴訟費用や関税コストが重荷。

  • ボーイング:最大500機の中国向け航空機販売で交渉中。

  • アップル:インド・ベンガルールに直営店を開設予定。

  • 化粧品コティ:需要低迷で売上見通し悪化、株価21%急落。


まとめ

  • 米株は パウエル講演を控え下落基調

  • 製造業データの強さで インフレ懸念が再燃

  • 利下げ確率は後退、FRB高官はタカ派姿勢を示す

  • 消費関連株に悪材料(ウォルマート決算)

  • 市場は22日のパウエル発言次第で 大きな変動の可能性

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

アメリカ 利下げ織り込み

今日

昨日

米国債利回り

米国債利回りが上昇、利下げ観測後退

  • 米国債は売られ、利回りが上昇。特に短期債で上昇幅が大きかった
  • 経済指標がまちまちで、市場は9月利下げ観測を後退させた
  • FRB高官の発言やジャクソンホール会合を前に、市場は慎重姿勢

米国債市場の動き

21日の米国債市場では、利回りが全体的に上昇しました。

  • 10年債利回り:一時4.35%まで上昇

  • 2年債利回り:3.80%まで上昇(金融政策に敏感)

  • 30年債利回り:4.92%へ上昇

短期金利ほど上昇幅が大きく、FRBの利下げ観測が後退したことを反映しています。


背景となった要因

経済指標

  • 新規失業保険申請件数:6月以来の高水準(景気減速を示唆)

  • 製造業PMI(購買担当者景気指数):約3年ぶりの高水準(インフレ圧力を示唆)

つまり、「景気減速を示す指標」と「インフレ懸念を高める指標」が混在しました。

FRB関係者の発言

  • ハマック総裁(クリーブランド連銀)
     「現時点では利下げの論拠はない」と強気の発言 → 債券売りを加速

市場関係者の見方

  • グレアム氏(ロベコ):「パウエル議長はタカ派姿勢を見せつつ、利下げの道筋を示す可能性」

  • スキバ氏(RBC):「ジャクソンホール会合は金融緩和に同意する場になるかもしれない」


利下げ観測の変化

CMEフェドウオッチによると、9月利下げの確率は以下のように低下しています。

  • 現在:74%

  • 前日:82%

  • 1週間前:92%

市場は「利下げはあるが、確実ではない」という見方にシフトしています。


今後の焦点

  • 22日のパウエルFRB議長講演(ジャクソンホール会合)
     ここで利下げにどれだけ前向きかが注目点です。


まとめ

  • 米国債利回りは上昇、特に2年債で敏感に反応

  • 景気指標は「減速」と「インフレ懸念」が混在

  • FRB高官のタカ派発言で利下げ観測が後退

  • 9月利下げ確率は92%→74%に低下

  • 市場はジャクソンホール会合のパウエル議長発言を注視

為替市場(FX) 通貨強弱

通貨全体の動き

ドル単体の動き

↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

 

ドル上昇、FRB講演控え市場は神経質に

  • 米製造業PMIが予想を上回り、ドル指数が上昇
  • FRB高官の慎重な発言が利下げ観測を後退させた
  • パウエル議長のジャクソンホール講演に注目が集中
  • 9月FOMCでの利下げ示唆は限定的との見方

ドル買いが優勢に

ニューヨーク外為市場ではドルが主要通貨に対して上昇しました。背景には、米製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことや、FRB高官の発言で利下げ観測がやや後退したことがあります。

  • ブルームバーグ・ドル指数:1210.92(前日比+0.35%)

  • ドル/円:148円34銭(前日比+0.69%)

  • ユーロ/ドル:1.1608ドル(前日比-0.38%)

ドルは対円で一時148円41銭まで上昇し、8月5日以来の高値をつけました。


FRB高官の発言で揺れる市場

複数のFRB地区連銀総裁が発言し、市場の利下げ期待を抑える動きとなりました。

  • ハマック総裁(クリーブランド連銀):「今は利下げの時期ではない」

  • シュミッド総裁(カンザスシティ連銀):「インフレリスクが労働市場の悪化リスクを上回る」

  • ボスティック総裁(アトランタ連銀):「年内1回の利下げは可能」

一方で、FOMC(連邦公開市場委員会)が9月に利下げを実施し、年内に追加利下げを行うとの予想も残っています。


ジャクソンホール会議に注目

ワイオミング州で始まったジャクソンホール経済シンポジウムでは、パウエルFRB議長が22日に講演を予定しています。今年のテーマは「移行期にある労働市場」

ゴールドマン・サックスは、パウエル氏が「利下げを明確に示唆する公算は小さい」としつつ、労働市場の弱さを認めつつインフレは一時的と説明する可能性を指摘しました。


経済指標もドルを押し上げ

  • 新規失業保険申請件数:23万5000件(前週比+1万1000件、約3カ月ぶりの大幅増)

  • 米総合PMI速報値:55.4(昨年12月以来の高水準)

一時は失業保険統計でドルが売られましたが、強いPMIで持ち直しました。


まとめ

  • 米製造業PMIの強さでドル買いが進んだ

  • FRB高官は利下げに慎重姿勢、発言で市場が揺れる

  • ジャクソンホール講演でのパウエル議長のメッセージが最大の焦点

  • 9月FOMCでの利下げ示唆は限定的だが、市場は年内追加利下げを依然予想

 

原油と金:インドへの追加関税観測と利下げ期待が焦点

  • 原油:米国がインドに追加関税を課す見通しで続伸。ロシアとの停戦期待も影響。
  • :米利下げ観測が下支えする一方、ジャクソンホール会合を前に小反落。

原油市場の動き

インドへの追加関税観測

ホワイトハウスのナバロ上級顧問は、ロシア産原油購入を理由にインドに対する関税率が8月27日に倍増する見通しを示しました。これにより、供給リスクが意識され原油価格は上昇しました。

  • WTI原油10月限:前日比+1.3%、63.52ドル

  • ブレント原油10月限:前日比+1.2%、67.67ドル

停戦協議の影響

米国はロシア・ウクライナ停戦会談の実現を模索しています。もし和平が成立すればロシア産原油の制限が緩和される可能性がありますが、現状ロシアは制裁下でも供給を維持しており、市場は狭いレンジでの値動きにとどまっています。


金市場の動き

小反落の背景

金は米利下げ観測が支えとなる一方、22日の**ジャクソンホール会合(パウエルFRB議長講演)**を前に調整売りが入り小反落しました。

  • スポット金:3,338.77ドル(-0.3%)

  • COMEX金先物12月限:3,381.60ドル(-0.2%)

今後の見通し

フィッチ傘下のBMIは「9月利下げに備える中、金価格は数週間高止まりし、年内は1オンス=3,200~3,600ドルで推移する」と予想しています。


用語補足

  • WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート):米国産の代表的な原油の指標価格。

  • ブレント原油:北海産の原油で、世界的な価格の基準となる。

  • ジャクソンホール会合:世界の中央銀行関係者が集まり金融政策を議論する重要イベント。


まとめ

  • 米国によるインドへの追加関税観測が原油相場を押し上げた。

  • ロシア・ウクライナ停戦への進展が原油供給の焦点。

  • 金は利下げ期待を背景に高値圏維持も、イベント前に調整売り。

  • 年内は金価格が3,200~3,600ドルのレンジで推移する見通し。