2025/8

『米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約』・2025/8/26

米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約とは?

 

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昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)

米国株式市場、利下げ期待後退で反落

  • 米主要株価指数(S&P500、ダウ、ナスダック)がそろって反落
  • 利下げ期待は残るものの、そのペースに対する不透明感が広がる
  • インフレ指標「PCE価格指数」の発表を前に投資家は様子見
  • FRB(米連邦準備制度理事会)内でも見解が分かれており、金融政策運営は難航

株価の動き

25日の米株式市場では、主要3指数がいずれも下落しました。

  • S&P500種株価指数:6,439.32(-0.43%)

  • ダウ平均株価:45,282.47(-0.77%)

  • ナスダック総合指数:21,449.29(-0.22%)

前週末に過去最高値を更新したダウは調整色を強めました。


利下げを巡る市場心理

  • パウエルFRB議長は22日の講演で「9月利下げの可能性」を示唆しました。

  • しかし、市場では「その後の利下げペースは鈍いのではないか」との見方が広がっています。

  • 特に29日発表のPCE価格指数が注目されており、インフレの強さが再確認されれば利下げペースは限定的になる可能性があります。


注目の経済指標とFRBの難題

  • PCE価格指数とは?
    個人消費に基づく物価動向を示す指標で、FRBがインフレ判断に最も重視する数値です。

  • 7月のコアPCEは 前年比+2.9% と予想され、5カ月ぶりの高い伸びになる見込みです。

  • インフレが依然として高止まりする一方、労働市場は弱まりつつあり、FRBは「インフレ抑制」と「景気維持」の板挟みに直面しています。


投資家の視点

  • 今週はFRB高官の講演が相次ぎ、利下げ観測に影響を与える可能性があります。

  • 短期金融市場では、9月利下げの確率は約80%、年内2回の利下げを織り込んでいます。

  • 一方で「過度な利下げ期待」を抑える狙いもあり、投資家は慎重な姿勢を崩していません。


個別銘柄の動き

  • エヌビディア(NVIDIA):決算発表を控えて+1%上昇。AI関連需要が焦点。

  • キューリグ・ドクター・ペッパー:買収発表を嫌気して-11.5%急落。

  • 家具販売大手(RH、ウェイフェア):輸入家具関税調査への警戒で5%超下落。

  • インテル:政府が株式10%取得を発表し、1%安。


まとめ

  • 米株式市場は 利下げペース不透明感重要指標を控えた警戒感 で反落

  • PCE価格指数が市場のカギを握る

  • FRB内の見解の割れと政策の難しさが一層浮き彫りに

  • 投資家は短期的な利下げよりも その後の動向 に注目

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

アメリカ 利下げ織り込み

今日

昨日

米国債利回り

米国債利回りが上昇、入札を控え売り優勢に

  • 米国債利回りが上昇(価格は下落)
  • 財務省による大型入札を前に、投資家がポジション調整
  • 9月FOMCでの利下げ期待は依然高い(市場は84%織り込み)
  • インフレ指標や雇用データが利下げペースのカギ

米国債相場の動き

25日の米国債相場は反落し、利回りが上昇しました。
前週末はパウエルFRB議長の「9月利下げに道を開く」発言を受けて大幅上昇しましたが、この日は以下の要因が重しとなりました。

  • 今週予定される短期・中期国債の大型入札

  • ユーロ圏国債の売り圧力

特に2年債や5年債など、短中期ゾーンの利回り上昇が目立ちました。


利回りの水準

  • 2年債:3.72%(+2.7bp)

  • 10年債:4.28%(+2.3bp)

  • 30年債:4.89%(+1.5bp)

  • 2年債と10年債の利回り差:54bp(やや縮小)

※bp(ベーシスポイント)とは?
金利の最小単位で、1bp=0.01%を意味します。たとえば2bp上昇なら0.02%の上昇です。


利下げ観測と市場の視点

市場では9月FOMCでの利下げ確率を84%と見込んでいます(CME FedWatch)
ただし専門家の間では以下の見方が出ています

  • ハト派的利下げ:景気を積極的に支えるための利下げ

  • タカ派的利下げ:インフレ懸念を残しつつ慎重に進める利下げ

今後のインフレ指標や雇用統計の結果が、どちらの姿勢になるかを左右する見通しです。


住宅市場の弱さも背景に

米商務省が発表した7月の新築一戸建て住宅販売は0.6%減の65.2万戸
高金利の住宅ローン環境が引き続き住宅市場の重しとなっています。


今週の注目イベント(国債入札)

  • 26日:2年債 690億ドル

  • 27日:5年債 700億ドル

  • 28日:7年債 440億ドル

これらの入札がスムーズに消化されるかが、金利動向を大きく左右する可能性があります。


まとめ

  • 米国債利回りは入札前の売りで上昇

  • 2年債を中心に短中期ゾーンが弱い

  • 9月利下げ期待は高水準(市場は84%織り込み)

  • インフレ・雇用データが今後のFRB姿勢を決めるカギ

  • 住宅販売は高金利の影響で減少

為替市場(FX) 通貨強弱

通貨全体の動き

ドル単体の動き

↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

 

ドル全面高、利下げ楽観論後退で巻き戻し

  • ニューヨーク外国為替市場でドルが主要通貨に対して全面高
  • 重要なインフレ指標(PCE、雇用統計、CPI)発表を控え、利下げ観測が後退
  • CMEのデータでは「9月利下げ」の確率は依然8割超だが、強い経済指標が出れば見送りの可能性も
  • ユーロはフランスの政局懸念で下落

ドルが持ち直した背景

25日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが全面高となりました。先週末(22日)はパウエルFRB議長がジャクソンホール会議で「9月利下げに着手する可能性」に言及したことでドルが急落しましたが、この日は巻き戻しの動きが優勢でした。

背景には「利下げを巡る楽観論が行き過ぎていたのでは」という見方があります。市場は今後発表される以下のデータに注目しています

  • PCEコア指数(個人消費の物価動向を見る指標)

  • 雇用統計(雇用の強さ・弱さを測る重要データ)

  • 消費者物価指数(CPI)

これらが強い内容になれば、9月利下げが見送られる可能性も出てきます。


ドルとユーロの動き

  • ドル指数(ブルームバーグ):0.5%上昇(7月30日以来の大幅高)

  • ドル/円:147円75銭(前日比0.55%高)、一時147円94銭まで円安が進行

  • ユーロ/ドル:1.1621ドル(約0.8%安)、フランスの政局懸念で独仏国債スプレッドが拡大しユーロ売り

また、CMEのフェドウォッチによると「9月利下げ」の確率は 84.3%。前日の84.7%からはやや低下しましたが、1カ月前の61.9%からは大きく上昇しています。


今後の注目点

  • FRBがデータ次第で利下げを実行するか、見送るかの分岐点に差し掛かっている

  • ユーロは政治要因(フランス政局不安)もあり、夏季休暇中の薄商いで値動きが大きくなりやすい

  • 中長期的にはユーロが1.20ドル台まで上昇するとの予想もある


まとめ

  • ドルは利下げ楽観論の巻き戻しで全面高

  • 円は147円台後半まで下落、ユーロも政局懸念で売られる

  • 市場は今週以降の PCE・雇用統計・CPI を材料に9月利下げを見極めへ

  • 9月FOMCでの利下げ確率は依然8割超だが、指標次第で変動の余地あり

 

原油と金価格の動向:短期の上昇と長期的な懸念が交錯

  • 原油価格は4日続伸、WTIが100日移動平均線を突破して65ドルに迫った
  • ウクライナの攻撃で燃料供給不安が強まる一方、長期的には供給過剰懸念が続く
  • 金価格は小幅安、今後の米利下げ観測とインフレ指標待ちで方向感に欠ける

原油市場の動向

短期的な上昇要因

  • ニューヨーク原油(WTI)は1.8%高の64.80ドル

  • 北海ブレントも1.6%高の68.80ドル

  • WTIが 100日移動平均線(テクニカル指標の一つ)を上抜けたことで、自動売買による買いが発生

  • ウクライナによるロシア港湾攻撃で、供給リスクへの懸念が高まった

中長期的な懸念

  • 投機筋の買い越し幅は 17年ぶりの低水準

  • 国際機関の予測では、来年には在庫過剰が見込まれる

  • OPECプラスは9月に大幅増産の方針で合意

  • 原油は年初来で 約10%下落

👉 短期は地政学リスクで上昇、中長期は供給過剰懸念という 相反する要因が同時進行しています。


金市場の動向

  • 金は前営業日比6.36ドル安の 1オンス=3365.50ドル

  • 利下げ観測が強まっており、金の魅力は高まる可能性

  • ただし、重要なインフレ指標を控え、市場は様子見ムード

  • 「労働市場がさらに弱まれば、金需要が一段と高まる」との専門家見解も

👉 金は「利下げが近い」という期待で買われやすいが、過度な楽観には警戒感が出ています。


用語補足

  • 100日移動平均線とは?
     過去100日間の平均価格を示す指標。これを上回ると「上昇トレンドが強まった」と判断されやすいです。

  • 投機筋の買い越しとは?
     先物市場で買い契約が売り契約を上回る状態。強気の投資姿勢を示す目安です。


まとめ

  • 原油:短期的にはウクライナ情勢やテクニカル要因で上昇、中長期は供給過剰懸念

  • 金:利下げ観測で下支えされつつも、指標発表前で方向感に乏しい

  • 投資家は「短期のニュース」と「長期の需給見通し」の両面を意識する必要がある