米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約とは?
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目次
- 1 ファンダメンタル分析【オススメ】書籍紹介(書評)サイト
- 2 昨日の市況まとめ 1分解説
- 3 株式市場(総合ニュース)
- 4 米国株反発、弱い雇用統計で利下げ観測が追い風に
- 5 雇用統計が弱く、米国株は大幅反発
- 6 株価指数は軒並み上昇
- 7 専門家も米国株に強気の姿勢
- 8 今後の注目ポイントは?
- 9 注目企業の動きは?
- 10 債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
- 11 米雇用統計悪化で利下げ観測急上昇、9月FOMC利下げ確率85%超に
- 12 利下げ観測の高まり
- 13 今週の注目ポイント
- 14 今後の見通し
- 15 為替市場(FX) 通貨強弱
- 16 ドル小幅低下、米雇用統計の影響とスイスへの関税措置が焦点に
- 17 米雇用統計が示した景気の減速
- 18 スイスへの高関税がフランを圧迫
- 19 トランプ大統領による人事変更と市場の反応
- 20 ドルは一時回復も先行き不透明感が拭えず
- 21 原油3日続落、OPECプラス増産で供給増加懸念
- 22 原油価格の下落
- 23 地政学リスクで値動き不安定
- 24 金は上昇
ファンダメンタル分析【オススメ】書籍紹介(書評)サイト
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昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

米雇用統計悪化で利下げ観測急上昇、9月FOMC利下げ確率85%超に
アメリカの雇用統計(※雇用者数の増減などを示す重要な経済指標)が予想より悪かった結果、国債相場が大きく上昇しています。国債相場が上がると利回りは下がるため、各年限の米国債利回りは以下のように低下しました。
- 30年債利回り:4.79%(前日比-3.1bp※)
- 10年債利回り:4.19%(前日比-2.4bp)
- 2年債利回り:3.68%(前日比-0.6bp)
※bp(ベーシスポイント):金利の単位で、1bp=0.01%
利下げ観測の高まり
9月の利下げ確率が大幅上昇
FOMC(※アメリカの金融政策を決める会議)による9月の利下げ確率は以下のように変化しています
- 現在:約85-88%
- 雇用統計発表前:約40-50%
この大幅な上昇は、経済の先行き不安から金融緩和(利下げ)への期待が高まったことを示しています。
専門家の見解
モルガン・スタンレーの専門家は「7月のような悪い雇用統計は、通常何日も何週間も相場を動かし続ける」と分析し、5年債への投資を推奨しています。
今週の注目ポイント
大規模な国債入札
今週は以下の国債入札が予定されています
- 対象:3年債、10年債、30年債
- 規模:計1,250億ドル(約18兆4,000億円)
- 影響:5月以来の大規模入札で、国債価格に下押し圧力の可能性
その他の市場要因
- トランプ大統領による新たな関税発表
- FRB理事の早期辞任表明
- 労働統計局長の解任
これらの政治的・政策的な動きも市場の不安定要因となっています。
今後の見通し
イールドカーブ(※短期と長期の金利差を示すグラフ)のスティープ化(短期金利と長期金利の差が拡大すること)が進む可能性があると専門家は指摘しています。これは、短期的な利下げ期待と長期的な経済不安が同時に高まっていることを表しています。
まとめ
- 弱い雇用統計を受けて米国債利回りが全般的に低下し、国債価格は上昇した
- 9月のFOMCでの利下げ確率が85-88%まで大幅に上昇している
- 今週は大規模な国債入札が予定されており、国債価格への下押し圧力となる可能性がある
- 貿易政策やFRB人事など政治的要因も市場の不安定化に影響している
- 市場では短期的な利下げ期待と長期的な経済不安が同時に高まっている状況