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昨日の市況まとめ 1分解説
株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き
米国株、ハイテク主導で大幅高 ナスダック最高値更新
- S&P500は週間で6月以来最大の上昇(+2.4%)、ナスダック総合は3.9%高で最高値更新
- ハイテク株が相場を牽引、「マグニフィセント・セブン」指数も過去最高
- アップルが1,000億ドルの国内追加投資発表で株価急伸
- FRB利下げ期待と好決算が投資心理を押し上げ
- 一方で、米株からは資金流出・マネーマーケットファンドへの流入続く
ハイテク株が市場をけん引
8日の米株式市場は、ハイテク銘柄への買いが相場を押し上げました。
S&P500は0.78%高の6,389.45、ダウは0.47%高の44,175.61、ナスダック総合は0.98%高の21,450.02といずれも上昇。
ナスダックは2日連続で過去最高値を更新しました。
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「マグニフィセント・セブン」(米大型ハイテク7銘柄)の指数も最高値を更新
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アップル(AAPL)は国内生産拡大に向け1,000億ドル投資を発表し4.2%高
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ギリアド・サイエンシズは通期見通し上方修正で8.3%高
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エクスペディアは好決算で4.1%高
FRB人事と利下げ期待
トランプ大統領は、CEA委員長のミラン氏を空席のFRB理事に指名すると発表。
市場では利下げに前向きな人事として受け止められ、金利低下期待が株価を押し上げました。
投資家の間では「ゴルディロックス(適温)経済」シナリオへの期待が高まり、景気が過熱も冷え込みもしない中での利下げが株式市場を支えるとの見方が広がっています。
投資家心理と資金動向
eToroのケンウェル氏は「S&P500構成企業の8割超が予想を上回る決算を発表しており、テクニカル・ファンダメンタルズの両面で強気が優勢」とコメント。
一方、BofAによると8月6日までの1週間で米株式から約280億ドル流出、マネーマーケットファンドには約1,070億ドル流入しており、高値警戒感も根強い状況です。
用語補足
まとめ
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米株はハイテク主導で上昇、ナスダック最高値を更新
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アップルの1,000億ドル投資や好決算銘柄が相場を押し上げ
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FRB利下げ期待と適温経済シナリオが投資心理を支える
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高値圏では資金流出もあり、銘柄選別と分散投資が重要に
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
米国債利回りが上昇、来週のCPI発表に注目集まる
- 米国債相場は下落し、10年債利回りは約3.3bp(0.033%)上昇の4.28%に
- 先週の弱い雇用統計を受けて利下げ観測が強まる一方、インフレ懸念も残る
- 市場の関心は来週発表の7月CPI(消費者物価指数)とPPI(卸売物価指数)に移行
米国債利回りの動き
8月8日の米国債市場では、
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10年債利回り:4.283%(+3.9bp、週初から+6.5bp)
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30年債利回り:4.853%(+4.1bp、3週間ぶり上昇)
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2年債利回り:3.756%(+2.2bp、週初から+5.8bp)
短期・長期ともに利回りが上昇し、10年債と2年債の利回り差は52.5bpとなりました。
FRB当局者の発言
セントルイス連銀のムサレム総裁は、
利下げ観測の強まり
来週の注目材料
市場の焦点は、
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7月CPI(消費者物価指数)
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PPI(卸売物価指数)
TDセキュリティーズは、コアインフレ加速を予想。
特に「関税の価格転嫁が進み、財価格の上昇基調が強まる」と指摘しています。
用語補足
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bp(ベーシスポイント):金利変化を表す単位。1bp=0.01%
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CPI(消費者物価指数):物価上昇率を測る指標。FRBの政策判断に影響大
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PPI(卸売物価指数):生産段階の価格変動を示す指標。将来のCPI変動の先行指標となることが多い
まとめ
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体の動き

ドル単体の動き
↑こちらのチャートはFX-laboさん↑