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昨日の市況まとめ 1分解説
株式市場(総合ニュース)
米国株、PPI低下で利下げ期待高まり最高値更新
- S&P500は最高値を更新し3日続伸
- 予想外のPPI低下で利下げ観測が強まる
- ハイテク株やAI関連株が上昇、オラクル急伸
- 市場は年内3回の利下げをほぼ織り込み
- 注目は翌日のCPI発表へ
株式市場の動き
10日の米国株市場では、S&P500種株価指数が6532.04で取引を終え、過去最高値を更新しました。
一方、ダウ平均はマイナス、ナスダック総合は小幅高と、指数ごとに明暗が分かれました。
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S&P500:6532.04(+0.30%)
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ダウ平均:45490.92(-0.48%)
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ナスダック:21886.06(+0.03%)
PPI低下と利下げ観測
米労働省が発表した8月の生産者物価指数(PPI)は前月比0.1%低下しました。
これは市場予想に反する結果で、インフレがやや落ち着きを見せたことになります。
この結果を受けて、市場では「FRBが9月に利下げ再開へ」との見方が強まり、年内に3回の利下げを織り込む動きとなりました。
個別銘柄の動向
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オラクル(ORCL):AI需要を背景としたクラウド事業の好調見通しで36%急伸。1992年以来最大の上昇率を記録し、時価総額は9220億ドルに到達しました。
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半導体株:エヌビディア(+3.8%)、ブロードコム(+10%)、AMD(+2.4%)と揃って上昇。フィラデルフィア半導体指数は過去最高値を更新。
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電力供給関連株:データセンター需要増でコンステレーション・エナジー、ビストラ、GEベルノバが6%超上昇。
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アップル:AI競争で出遅れ感が意識され、-3.2%安で4日続落。
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シノプシス(SNPS):売上が予想を下回り36%急落。同業のケイデンスも6.4%安。
今後の注目点
市場関係者は「今回のPPIはFRBの利下げを後押しする材料だが、決定的なのは翌日発表の消費者物価指数(CPI)」と指摘しています。
CPIの結果次第で、利下げのペースや規模が左右される見通しです。
まとめ
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米国株はS&P500が最高値を更新し3日続伸
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PPIが予想外に低下し、年内利下げ観測が強まる
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オラクル急伸、半導体株も高騰し市場を牽引
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アップルは下落しAI競争で出遅れ感
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市場の焦点は11日発表のCPIに移行
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
米国債利回り
米国債利回り低下、利下げ観測が後押し
- 8月の卸売物価指数(PPI)が予想外にマイナスとなり、インフレ鈍化を示唆
- FRBが9月FOMCで利下げを再開するとの見方が強まる
- 10年国債入札に強い需要が集まり、利回り低下を加速
- 債券市場では「利下げ幅」に注目が移行
PPI低下で利下げ観測が強まる
米労働省が発表した8月のPPI(卸売物価指数)は、前月比▲0.1%と予想外の下落でした。前年比では+2.6%と上昇を続けているものの伸びは鈍化。これにより、インフレが落ち着きつつあるとの見方が広がりました。
国債入札に強い需要
財務省が実施した10年国債入札(規模390億ドル)は好調でした。
これにより長期債への需要が強いことが示され、米国債利回りはさらに低下しました。
債券市場の動き
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米30年債利回り:4.69%(▲4bp)
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米10年債利回り:4.04%(▲4.6bp)
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米2年債利回り:3.54%(▲1.9bp)
利回り曲線は「ブルフラット化」と呼ばれる形に。
ブルフラット化とは?
→ 短期金利より長期金利の下げ幅が大きく、利回り曲線が平らになる現象。金融緩和期待のときに見られます。
市場の焦点は「利下げ幅」
先物市場では、次回FOMC(9月16-17日)での0.25%利下げをほぼ確実視。0.50%利下げの可能性も7%程度織り込まれています。
専門家コメントでは「利下げそのものは既定路線で、焦点は幅に移った」との指摘もあり、市場は今後のパウエル議長の発言に注目しています。
まとめ
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体の動き

ドル単体の動き
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