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昨日の市況まとめ 1分解説
株式市場(総合ニュース)
米株続伸、AI投資報道が相場を押し上げ
- エヌビディアがOpenAIに最大1000億ドル投資との報道で、AI関連への期待が高まり株価が上昇
- S&P500は今年28回目の最高値を更新、主要3指数が3日連続で最高値
- FRB当局者は利下げに慎重な姿勢を示しつつも市場は強気基調
- 一方で、バリュエーション(株価の割高感)や調整局面への警戒感も強まっている
株式市場の動き
22日の米株式市場は続伸
特にテクノロジー株が相場をけん引し、S&P500は年初来で13.8%の上昇。9月としては歴史的に珍しい強い相場展開となっています。
エヌビディアとAI関連の期待
また、アップル(+4.3%)、テスラ(+1.9%)も上昇し、指数全体を押し上げました
FRB当局者の発言
この日はFRB関係者が相次いで発言
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ムサレム総裁(セントルイス連銀):「インフレ高止まりで追加利下げ余地は限られる」
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ハマック総裁(クリーブランド連銀):利下げは慎重にすべきと強調
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ミラン理事:0.5%利下げが正当化されるとの見方を表明
➡ 市場には「インフレ抑制が優先」という慎重論と、「景気支援のため追加利下げが必要」という意見が混在しています。
市場関係者の見方
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ゴールドマン・サックス:「巨大ハイテク株の勢いは強い。強気姿勢が妥当」
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モルガン・スタンレー:2026年にはFRBのインフレ容認度に注目が移る可能性
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UBS:「高値圏にあるため調整局面に注意」
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RGAインベストメンツ:「強い企業業績と利下げ期待で9月の株価は堅調」
まとめ
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米株は AI関連の期待で主要指数が揃って最高値更新
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エヌビディアのOpenAI投資が市場の注目材料
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FRBの利下げスタンスは割れており、今後の金利動向が焦点
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強気相場の一方で、バリュエーションの高さや調整リスクを警戒する声も増加
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
米国債利回り
米国債利回り上昇、短期ゾーン中心に下落
- 米国債利回りは上昇、特に2年債など短期ゾーンが売られた
- 週内に2年・5年・7年債の大型入札を控え、社債発行も重なった
- PCEコア価格指数は伸び鈍化の予想だが、前年比では依然高止まり
- FRBは9月FOMCで利下げ再開、次回以降の追加利下げは慎重姿勢
米国債市場の動き
22日の米国債相場は下落し、利回りが上昇しました。特に短期ゾーンが中心で、2年債利回りは3.60%まで上昇し、3週間ぶりの高水準となりました。
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10年債利回り:4.15%(+1.9bp)
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2年債利回り:3.60%(+2.9bp)
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30年債利回り:4.76%(+1.9bp)
利回りが上がる=価格が下がるという関係があり、入札や社債発行の増加で需給が悪化したことが背景です。
イールドカーブ(利回り格差)
2年債と10年債の利回り格差は 54bp(0.54%) に縮小しました。これは景気減速懸念がやや和らいでいることを示します。
PCEコア価格指数に注目
26日に発表される8月PCEコア価格指数(FRBが重視するインフレ指標)は、
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前月比 +0.2%(7月は+0.3%)
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前年比 +2.9%
と予想されています。
インフレはやや鈍化する一方で、サービス分野の価格は弱まる可能性が高いと指摘されています。
👉 PCEコア価格指数とは?
「個人消費支出の物価動向」を示す指標で、FRBの政策判断に大きな影響を与える指標です。CPIよりも幅広い消費データを反映する点が特徴です。
FRBの政策と市場の見方
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先週のFOMCでFRBは9カ月ぶりに利下げを再開しました(▲25bp)
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ただし、今後の追加利下げには慎重な姿勢を示したため、長期金利は上昇に転じました
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市場は、10月会合での利下げ確率を90% と見込み、年内合計で 約44bpの利下げ を織り込んでいます
一方、FRB内でも意見が分かれており、ミラン理事は「現行の金融政策は引き締め過ぎ」として50bpの利下げを主張しました。
今週の注目材料
まとめ
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米国債利回りは短期債中心に上昇
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FRBは利下げを再開したが、追加利下げには慎重姿勢
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PCEコア価格指数は鈍化見込みも、インフレは依然根強い
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2年・5年・7年債の大型入札が相場に影響を与える見通し
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体の動き

ドル単体の動き
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