米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約とは?
このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)を初心者にも分かりやすく要約しています
株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています
情報収集の時短にぜひ活用してください
初心者から上級者まで、経済に関心のある方々に役立つ情報を迅速かつリアルタイムでお届けします
当サイトの目標は、誰もが経済情報にアクセスしやすく、理解しやすい形で提供することで、より多くの人々が経済知識を身につけ、投資やビジネスの世界に参加できるようになることをサポートすることです
昨日、何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います
金融市場が開いていれば(平日)毎朝更新しています
X(Twitter)でも毎日の値動きやニュースを発信していますので、ぜひフォローよろしくおねがいします
【オススメ】書籍紹介サイト
経済ニュースを日々キャッチアップするのと同時に、ファンダメンタル分析の理解をさらに深めたい方に向けて、いくつかの優れた書籍を紹介します!
初心者の方にも読みやすく、金融リテラシーが上がること間違いなしです!是非ご覧になってください。
外為どっとコム タイアップ企画
【外為どっとコム×タッタふぁんだめんたる分析 限定タイアップ】【外為どっとコム×タッタふぁんだめんたる分析限定タイアップ】
限定レポート
「毎朝10分で完結する効率的な情報収集ルーティン」をプレ...
昨日の市況まとめ 1分解説
株式市場(総合ニュース)
米雇用統計の悪化で株安・債券高、利下げ期待が急浮上
- 8月の米雇用統計が予想を大きく下回り、失業率は4.3%に上昇
- 景気悪化懸念から米株は下落、一方で国債買いが進み利回り低下
- 金融市場では年内3回の利下げが織り込まれる
- 専門家の間では「深刻な景気悪化リスク」への警戒も
米株式市場の動向
5日の米金融市場は、株安・債券高の展開となりました。
非農業部門雇用者数の増加が 2.2万人(予想7.5万人) にとどまり、失業率も 4.3%(約4年ぶりの高水準) に上昇したことが主因です。
株価指数の終値は以下の通りです。
-
S&P500種株価指数:6481.50(-0.32%)
-
ダウ工業株30種平均:45400.86(-0.48%)
-
ナスダック総合指数:21700.39(-0.03%)
銀行株が大きく売られる一方、半導体大手ブロードコムはAI関連受注を発表し +9.4%高 と市場を下支えしました。
利下げ期待の高まり
雇用悪化を受けて、短期金融市場では年内3回の利下げをほぼ織り込む動きが強まりました。
LSEGによると、9月のFOMC会合での利下げ織り込みは以下の通りです
専門家の見方
-
JPモルガン:「利下げに踏み切る障害は取り除かれた」
-
BofA:従来の「利下げなし」から方針転換し、年内2回(9月・12月)と予想
-
PIMCO:「リセッションは見込まずも、想定より速い利下げが正当化される」
景気への懸念と市場の声
イートロのケンウェル氏は「雇用減速が一時的か、持続的かで意味は大きく異なる」と指摘。
利下げを歓迎しすぎて深刻な景気悪化リスクを軽視するのは危険だと警鐘を鳴らしています。
一方、住宅関連株は利下げ期待から上昇し、不動産セクターは+1%、住宅指数は+2.1%高となりました。
今後の注目点
-
来週発表の米消費者物価指数(CPI)
-
FOMCが利下げを連続で行うか、段階的に行うか
-
労働市場の減速が「一時的」か「構造的」か
まとめ
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
米国債利回り
米国債利回りが急低下、利下げ観測が一段と強まる
- 米国債利回りが大幅に低下し、特に短期債で下げが顕著
- 米8月の雇用統計が弱く、FRBの利下げ開始観測が急速に高まる
- 今月のFOMCで0.25%利下げは確実視、0.5%利下げの可能性も浮上
- 利回り曲線は「スティープ化(長短金利差が拡大)」
- 背景には財政赤字拡大による長期債懸念も
国債利回りの動き
-
30年債利回り:4.77%(▲8.8bp)
-
10年債利回り:4.08%(▲7.9bp)
-
2年債利回り:3.52%(▲7.2bp)
※bp(ベーシスポイント):金利の単位。1bp=0.01%。
短期債の利回り低下が特に大きく、2年債は4月以来の低水準となりました。これは市場が「FRBが早期に利下げを実施する」と見込んでいるためです。
利下げ観測の高まり
雇用統計が弱く、景気減速が鮮明になったことで、市場は「FRBが連続利下げを行う」と織り込みつつあります。
利回り曲線のスティープ化とは?
-
2年債と10年債の利回り差:56.2bp
-
5年債と30年債の利回り差は2021年以来の拡大
スティープ化とは?
短期金利が大きく下がり、長期金利との差が広がること。
これは「利下げ期待による短期金利低下」と「財政赤字拡大で長期債需要への懸念」が同時に反映されています。
専門家の見方
アメリベット・セキュリティーズのファラネロ氏:
「雇用市場は弱くなっており、FRBは今月から利下げを開始し、その後も追加利下げを行うだろう」とコメントしています。
まとめ
-
米国債利回りは大幅低下、特に短期債が急落
-
雇用統計の弱さを受け、今月の利下げは確実視
-
0.25%利下げが本命、0.5%の可能性も残る
-
利回り曲線はスティープ化、財政赤字懸念も影響
-
FRBの金融政策転換が市場の焦点に
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体の動き

ドル単体の動き
↑こちらのチャートはFX-laboさん↑