2024/3

経済ニュース速報まとめ わかりやすい「AI市場分析」 2024/3/15

経済ニュース速報まとめ

 わかりやすい「AI市場分析」とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)をAIを使い、主要なファンダメンタルを初心者にも分かりやすく要約しています。

株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています。

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国内外の経済動向、株式市場、為替、金利、企業の業績など幅広いトピックについて、専門家による解説や独自の視点を交えて分析。

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昨日何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います。

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株式市場(総合ニュース)

昨日(14日)は金利上昇、ドル高、株安でした。

  • インフレ懸念とFRBの利下げ期待の狭間で揺れる米国株
  • 半導体株を中心に売り圧力が強まる
  • エヌビディアやテスラの下落が市場全体を押し下げる

 

米国株、インフレ懸念と業績見通しで下落

エヌビディアやテスラが引っ張る米国株の下落

米国の主要株式指数は下落し、特にエヌビディアやテスラなどの大型テクノロジー銘柄が売られた。

住宅建設会社のレナーが示した業績見通しの悪化も市場の不安を煽った。

S&P500種株価指数は0.29%下落、ダウ工業株30種平均は0.35%下落、ナスダック総合指数は0.30%の下落を記録した。

インフレ懸念とFRBの動向

エコノミストやトレーダーたちは、インフレの「粘着性」景気の一部で見られる弱さに注目している。

特に2月のPPIが市場予想を上回る伸びを見せたことが、FRBによる利下げの期待を後退させている。

利下げに対する市場の期待は7月に初回の利下げが実施されるとの見方が強まっている。

投資家心理と市場の動向

このような経済指標の影響を受け、特に半導体株に売りが集中した。

エヌビディアは3.2%の下落を記録し、フィラデルフィア半導体指数は1.8%下落した。

全般的に、投資家はFRBの政策動向とインフレ指標に注目しており、今後の市場の方向性を占う上で重要な要素となっている。

債券市場 金利市場(FedWatch)

今日

昨日

  • 米国のインフレ圧力、PPIが予想を上回る伸び
  • 消費者物価も上昇、利下げ期待が後退
  • 小売売上高の伸び鈍化、経済の先行きに懸念

 

米国債と株式が同時に下落、インフレ懸念で利下げの見込み後退

2月の米生産者物価指数が市場予想を上回る

14日の米金融市場では、2月の米生産者物価指数(PPI)の予想を上回る上昇が見られ、米国債と株式市場がいずれも下落しました。

これは、インフレ圧力の持続が示され、米金融当局が利下げに踏み出すことはないとの見方が強まったことによるものです。

特に、燃料や食品価格の上昇が、インフレの高止まりを示唆しています。

米コアCPIの伸びが予想を上回る

さらに、2月の米消費者物価指数(CPI)統計では、食品とエネルギーを除くコア指数が市場予想を上回りました。

これにより、インフレとの闘いが困難であることが改めて示され、米連邦公開市場委員会(FOMC)の次回会合での政策金利の動向に注目が集まっています。

2月の米小売売上高は予想を下回る

一方で、2月の米小売売上高は予想を下回り消費の底堅さに対する懸念が浮き彫りになりました。

特に、自動車を除いたベースの小売売上高の伸びが鈍化している点は注目されます。

インフレとの闘いにおける困難さ

米国債利回りの上昇や株式市場の下落は、インフレとの闘いにおいて米金融当局が直面している困難を物語っています。

今回のPPIデータやCPI統計は、インフレ圧力の持続が示され、市場における利下げ期待の後退を意味しています。

経済指標の今後の動向に注目

今後は、2月の個人消費支出(PCE)価格指数など、新たな経済指標の発表が予定されており、それらのデータを踏まえたFOMCの政策決定に市場は注目しています。

特に、サービス価格や財の価格の動向が、インフレ圧力の今後の推移を占う上で重要な指標となります。

 

為替市場(FX) 通貨強弱

 

通貨全体
ドル単体

  • ドルが1カ月ぶりの大幅高、市場は日銀のマイナス金利政策解除に注目
  • 為替市場、日銀の「ライブ」会合に慎重な姿勢を示す

 

ドル高進行、日銀のマイナス金利政策解除のうわさに市場は慎重な姿勢

ドルの勢いと米国債利回りの上昇

外国為替市場では、米国債利回りの上昇を背景にドルが買われ、ドル指数は1ヶ月ぶりの大幅高を記録しました。

特に、ドルは対円で0.4%上昇し、1ドル=148円36銭を付けました。

日銀の政策変更のうわさ

日本銀行が18日と19日に開く金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除する可能性があるとの報道が出ましたが、トレーダーの間では確信が持てていません。

2024年春闘での大幅な賃上げ回答が、2%の物価上昇目標達成の確度を高めているとの見方もありますが、円は報道を受けて一時上昇したものの、急速に下げに転じました。

為替市場の反応

マネックスの為替トレーダー、ヘレン・ギブン氏は「時事通信の報道による円への反応は、もはやない。市場は何を信じるべきか分からない状態です」と指摘しました。

今回の日銀会合が、予測不能な”ライブ”会合になる可能性があり、市場は慎重な姿勢を見せています。

現在の為替状況

ドル/円は約0.37%上昇し、1ドル=148.31円。

ユーロ/ドルは約0.58%下落し、1ユーロ=1.0885ドルで取引されています。

市場は引き続き日銀の動向を注視しています。

 

その他の市場 金 原油

 

  • 供給不足の予測により原油価格が上昇
  • 金価格は米経済統計を受けて反落
  • 市場は依然として不確実性に直面している

 

原油市場:供給不足の予想で価格上昇

インターナショナル・エネルギー・アウトルック

国際エネルギー機関(IEA)は、世界の原油市場が今年、供給不足に直面する可能性があると予測しました。

これにより、ニューヨークの原油価格は大幅に上昇し、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は1バレル81ドル台を記録し、昨年11月以来の最高値を更新しました。

IEAは、OPECプラスによる減産が続くことを前提に、供給過剰の見通しから方針を転換しました。

市場の動向

原油価格は年初から13%上昇していますが、過去3ヶ月は比較的狭いレンジでの取引が続いています。

OPECプラスの減産が短期的な供給逼迫を示唆している一方で、その他の産油国は生産を増加させており、中国の需要に対する不安も市場に影響を与えています。

市場の反応

最近の原油価格の上昇にもかかわらず、トレーダーたちは慎重な姿勢を保ち、一方的な買い市場には至っていません。

米国では、原油在庫が7週間ぶりに減少し、オクラホマ州クッシングの在庫水準も低下しました。

金市場:米経済統計を受けて反落

経済の指標

最新の米PPIとCPIの発表により、インフレの根強さが示され、利下げに向けたFOMCの慎重姿勢が再確認されました。

これにより、金価格は反落しました。

金利が低下すると、通常、金などの非利子資産の価格は支持されます。

市場の見方

Saxo Bankの商品戦略責任者であるオレ・ハンセン氏は、米金融当局が引き続き慎重な姿勢を維持していると述べ、PPIの数値はその見方を変えるものではなかったと指摘しました。

金相場は高水準を維持していますが、一定の価格ポイントを下回ると、市場のポジショニングに影響を与える可能性があります。

金の現状

金スポット価格は、ニューヨーク時間午後3時現在、1オンスあたり2,161.04ドルで取引され、前日比で13.37ドルの下落を記録しました。

COMEXの金先物も同様に下落し、4月限で1オンスあたり2,167.50ドルで取引を終了しました。

 

市場動向(まとめ)

 

ドルの上昇と市場動向:米国経済指標の影響

ドルの強さと経済指標

ニューヨーク外為市場では、予想を上回る米国の卸売物価指数(PPI)の上昇と、予想外に減少した新規失業保険申請件数を受け、ドルが上昇しました。

これらのデータは米国経済の持続的な強さを示唆し、市場参加者の間で、米連邦準備理事会(FRB)による年内の利下げ予測が見直される要因となりました。

債券市場の反応

米国の債券市場では、国債の利回りが上昇しました。

特に注目されたのは、2月のインフレ指標が予想を上回ったことにより、FRBの利下げ開始時期に関する不透明感が高まった点です。

10年債利回りと2年債利回りの上昇は、市場が予想以上のインフレ圧力を織り込み始めたことを示しています。

株式市場の動き

一方で、米国株式市場は下落しました。

特に半導体株の売りが目立ち、市場はFRBの利下げ開始時期が後ずれする可能性に懸念を示しました。

インフレ指標の強さによる金融政策の見通しの変化は、特に金利に敏感なセクターに影響を及ぼしました。

金と原油の市場動向

金塊先物相場は、米長期金利の上昇とドルの強さの影響を受けて反落しました。

一方、ニューヨーク商業取引所の原油先物相場は、需給引き締まりの観測が広がる中で続伸しました。

国際エネルギー機関(IEA)の月報や米エネルギー情報局(EIA)の在庫データが、原油市場にポジティブな影響を与えました。

 

今日は以上になります。最後まで見て頂きありがとうございます😊