2024/11

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/11/1

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)をAIを使い、主要なファンダメンタルを初心者にも分かりやすく要約しています。

株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています。

情報収集の時短にぜひ活用してください。

国内外の経済動向、株式市場、為替、金利、企業の業績など幅広いトピックについて、専門家による解説や独自の視点を交えて分析。

初心者から上級者まで、経済に関心のある方々に役立つ情報を迅速かつリアルタイムでお届けします。

当サイトの目標は、誰もが経済情報にアクセスしやすく、理解しやすい形で提供することで、より多くの人々が経済知識を身につけ、投資やビジネスの世界に参加できるようになることをサポートすることです。

昨日何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います。

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目次

 ファンダメンタル分析【オススメ】書籍紹介(書評)サイト

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昨日の市況まとめ 1分解説

 

経済指標カレンダー

金融ポータルサイト、Investing.com 日本によって提供されている経済カレンダー

 

株式市場(総合ニュース)

米株式相場の下落とハイテク株への懸念

大型ハイテク株の上昇は行き過ぎ

  • マイクロソフトとメタ・プラットフォームズの業績見通しを受けて懸念広がる
  • ナスダック100指数は2.4%下落

主要株価指数の終値と変化率

  • S&P500種株価指数:5705.45(-1.86%)
  • ダウ工業株30種平均:41763.46(-0.90%)
  • ナスダック総合指数:18095.15(-2.76%)

人工知能(AI)投資への懸念

  • 大幅増益の継続に対する不安
  • 大型ハイテク銘柄は軒並み下落

市場関係者の見解

クインシー・クロスビー氏(LPLファイナンシャル)

  • 大手ハイテク企業のガイダンスに市場全体が落胆
  • 選挙によるボラティリティー(価格変動率)急上昇のシナリオが定着しつつある

スティーブ・ソスニック氏(インタラクティブ・ブローカーズ)

  • AI関連への熱狂から、巨額支出に見合うリターンを求める方向へ市場が切り替わった

マイケル・ランズバーグ氏(ランズバーグ・ベネット・プライベート・ウェルス・マネジメントCIO)

  • 半導体などAI相場の勝ち組だけでなく、ハイテク分野で分散投資が重要
  • 大幅上昇銘柄を減らし、AI出遅れ組やサイバーセキュリティー、ロボット工学、オートメーションなどで物色するのは理にかなっている

まとめ

10月31日の米株式相場は、マイクロソフトとメタ・プラットフォームズの業績見通しを受け、大型ハイテク株の上昇が行き過ぎだったとの懸念から下落しました。特にAIへの巨額投資と大幅増益の継続に対する不安から、ハイテク銘柄は軒並み下落しました。

市場関係者からは、ハイテク企業の業績見通しへの落胆と選挙によるボラティリティー上昇への警戒感が示されました。また、AI関連銘柄への熱狂から、巨額支出に見合うリターンを求める方向へ市場心理が変化しているとの指摘もありました。

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

今日

昨日

総合的利下げ織り込み(前日比)

今日

昨日

次回利下げ確率(前日比)

2024/11/07(次回FOMC) 1回⇨0.25% 

  • 0回→9.94%(+5.24%)
  • 1回→90.06%(-5.24%)
  • 2回→0%(%)

年内利下げ確率

  • 1回→29.00%(-1.29%)
  • 2回→71.00%(+1.29%)
  • 3回→0%(%)

米国債、10月は2年ぶりの大幅下落

10月の米国債相場

  • 月間ベースでは2年ぶりの大幅な下げ
  • 多くの年限で利回りが50ベーシスポイント(bp)余り上昇
    • 1bp = 0.01%

米国債利回りの変化

  • 米30年債利回り:4.48%(-0.52%)
  • 米10年債利回り:4.29%(-0.33%)
  • 米2年債利回り:4.16%(-0.44%)

背景

  • 米経済の予想を上回る粘り強さ
  • 追加利下げ観測の後退

経済指標と市場の反応

新規失業保険申請件数

  • 予想に反して減少し、5月以来の低水準
  • ハリケーンの影響が和らぐ

PCEコア価格指数

  • 前月比で4月以来の大幅上昇
  • 緩やかなペースでの利下げ見通しを後押し

市場関係者の見解

リンゼー・ロスナー氏(ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント)

  • 10月の債券と株式のパフォーマンスを考慮すると、そこそこの規模のリバランスが予想される

ウェルズ・ファーゴのストラテジスト

  • 企業年金基金の株式からのリバランスにより、かなり大きな資金が債券に流入すると予想

まとめ

10月の米国債相場は月間ベースで2年ぶりの大幅な下げとなりました。多くの年限で利回りが50bp余り上昇しましたが、これは米経済の予想を上回る粘り強さと追加利下げ観測の後退が背景にあります。

新規失業保険申請件数は予想に反して減少し、5月以来の低水準となりました。また、PCEコア価格指数は前月比で4月以来の大幅上昇となり、緩やかなペースでの利下げ見通しを後押ししました。

市場関係者からは、10月の債券と株式のパフォーマンスを考慮すると、そこそこの規模のリバランスが予想されるとの見方が示されました。また、企業年金基金の株式からのリバランスにより、かなり大きな資金が債券に流入すると予想されています。

為替市場(FX) 通貨強弱(前日)

通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

円、日銀総裁発言で対ドルで上昇(円高)

円相場の動き

  • 対ドルで上昇
  • 一時前日比1.03%高の151円84銭まで上昇

背景

  • 日銀総裁の発言
    • 金融政策の見極めに必要な時間や利上げのタイミングに予断を持っていない
  • 10月の円安進行により、年金などからの円買いが入りやすい

市場関係者の見解

石月幸雄氏(大和証券シニア為替ストラテジスト)

  • 日銀総裁の発言は、毎回の会合が「ライブ」であることを示唆
  • 月末の資金フローを先取りする動きがあると予想

小野寺孝文氏(三菱UFJ信託銀行ニューヨークのセールスおよびトレーディング部門責任者)

  • 日銀総裁の発言は、12月または来年早々の利上げの可能性に道を開くもの

ドル指数と市場の関心

ドル指数

  • 小幅安だが、月間ベースでは2022年9月以来の大幅高

市場の関心

  • 11月1日発表の10月雇用統計
    • 非農業者部門雇用者数の伸びは大幅な鈍化が見込まれる
    • 失業率は4.1%で変わらないと予想

まとめ

円相場は対ドルで上昇しました。日銀総裁の金融政策に関する発言や、10月の円安進行により年金などからの円買いが入りやすいことが背景にあります。

市場関係者からは、日銀総裁の発言が毎回の会合を「ライブ」なものにしたとの見方や、12月または来年早々の利上げの可能性に道を開くものだとの意見が出ています。また、月末の資金フローを先取りする動きがあると予想されています。

ドル指数は小幅安となりましたが、月間ベースでは2022年9月以来の大幅高となりました。市場の関心は11月1日発表の10月雇用統計に移っており、非農業者部門雇用者数の伸びの鈍化が見込まれる一方、失業率は変わらないと予想されています。

コモディティ市場

原油価格は中東情勢緊迫で続伸

ニューヨーク原油相場

  • 続伸
  • WTI先物は時間外取引で1バレル=70ドル超に上昇

背景

  • イスラエルによる空爆
  • イランが報復攻撃を準備しているとの一部報道
  • 中東からの供給混乱への警戒

市場関係者の見解

  • レベッカ・バビン氏(CIBCプライベート・ウェルス・グループのシニア・エネルギー・トレーダー)
    • 地政学リスクプレミアムにまた少し空気が吹き込まれている
  • ピエール・アンデュラン氏(ヘッジファンドマネジャー)
    • 中東での紛争継続で原油価格は上昇すると予想し、ロングポジションを構築

米国の原油生産量と在庫

  • 8月の原油生産量は日量1340万バレルと過去最高を記録
  • 原油、ガソリン、留出油の米在庫が先週に減少

原油先物の終値

  • WTI先物12月限:69.26ドル(前日比1%高)
  • 北海ブレント1月限:72.81ドル(前日比0.9%高)

金市場の動向と背景

金スポット相場

  • 反落
  • 過去最高値更新後、利益確定売りが広がる

背景

  • 中央銀行による買い入れ
  • 中東紛争やウクライナ戦争を背景とした安全資産需要
  • 米大統領選の接戦による不透明感

市場関係者の見解

  • オレ・ハンセン氏(サクソバンクの商品戦略責任者)
    • 11月5日の選挙後に金はオンス当たり100ドル以上調整される可能性

金の価格

  • 金スポット価格:1オンス=2741.09ドル(前日比1.7%安)
  • 金先物12月限:2749.30ドル(前日比1.8%下落)

まとめ

ニューヨーク原油相場は、イスラエルによる空爆やイランの報復攻撃の可能性を受け、中東からの供給混乱への警戒から続伸しました。WTI先物は時間外取引で1バレル=70ドル超に上昇しました。市場関係者からは、地政学リスクプレミアムの上昇や中東紛争継続による原油価格の上昇予想が示されています。

一方、金スポット相場は過去最高値を更新した後、利益確定売りが広がり反落しました。中央銀行による買い入れや中東紛争、ウクライナ戦争を背景とした安全資産需要に支えられていましたが、米大統領選の接戦による不透明感も影響しています。