【経済ニュースまとめ】

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昨日の市況まとめ　１分解説

 

経済指標カレンダー

 

株式市場（総合ニュース）

昨日のマーケットの動き 

米株式市場：エヌビディア決算期待でハイテク株上昇

Ｓ＆Ｐ500種株価指数とナスダック総合指数が続伸

• エヌビディアの決算発表を前にハイテク株が上昇
• ウォルマートが通期の業績見通しを上方修正し買われる
• ダウ工業株30種平均は続落

地政学的ニュースによる一時的な下落

• ウクライナによるロシア兵器庫攻撃とプーチン大統領の核ドクトリン改定で売り先行
• ロシアのラブロフ外相の核戦争回避発言で下げ幅縮小

個別企業の動き

• エヌビディアの決算発表を前に上昇し、Ｓ＆Ｐ500種の上げをけん引
• ウォルマートは通期の業績見通しを上方修正し、取引時間中の最高値を更新
• ＡＩサーバーを手がけるスーパー・マイクロ・コンピューターが急伸
• ネットフリックスも上昇、ボクシング対決の視聴者数が好感

市場関係者の見解

パラス・キャピタル・アドバイザーズのガウラブ・マリク氏

• 地政学的な不確実性はボラティリティーを高める要因
• エヌビディアの決算は強い数字を予想
• 大手ハイテク各社のＡＩ関連投資とエヌビディアのチップの代替品不在を評価

ラッファー・テングラー・インベストメンツのナンシー・テングラー氏

• 足元の市場は気まぐれ
• 株式は最終的に決算を材料に取引される
• エヌビディアが売られたら買うべき

まとめ

米株式市場は、地政学的ニュースによる一時的な下落から持ち直し、Ｓ＆Ｐ500種株価指数とナスダック総合指数が続伸して取引を終えました。ハイテク株の上昇が相場を主導し、特にエヌビディアの決算発表を前に買いが優勢でした。ウォルマートも通期の業績見通しを上方修正したことが好感され、取引時間中の最高値を更新しました。

市場関係者は、地政学的な不確実性がボラティリティーを高める要因としつつも、エヌビディアの決算に強気の見方を示しています。大手ハイテク企業のＡＩ関連投資やエヌビディアのチップの独自性が評価されているようです。一方で、足元の市場の不安定さも指摘されており、投資家は慎重な姿勢が求められます。

債券市場　米金利(CMEのFedWatch ツール)

今日

昨日

総合的利下げ織り込み（前日比）

今日

昨日

次回利下げ確率(前日比)

現在の米政策金利⇨450-475(4.50%)

2024/12/18(次回FOMC)　1回⇨0.25%　

• ０回→40.85%(-0.71%)
• １回→59.15%(-+0.71%)
• ２回→0%(%)

年内利下げ確率

• ２回→0%(%)
• ３回→92.91%(-0.25%)
• ４回→7.09%(+0.25%)

米債券市場：地政学的リスク回避で米国債が上昇(金利低下)

地政学的リスクの高まりを受けた米国債の上昇

• ロシアとウクライナを巡る緊張の高まりから安全資産とされる米国債が買われる
• 10年債利回りは一時約8ベーシスポイント低下し、4.34％を付ける
• 「質への逃避」の買いが入り、「リスクオフ」の動きが見られる

米国債の動きと背景

• 9月半ば以降、トランプ次期大統領の政策への期待から米国債は幅広く下落
• ここ1週間は、トランプ氏による次期米財務長官の指名に関心が移行
• 過去2カ月間は経済指標の力強さなどを背景に米国債利回りが上昇
• FRBは9月以降、合計0.75％ポイントの利下げを実施

市場関係者の見解

ストラテガス・セキュリティーズの債券調査責任者、トーマス・ツィツォリス氏

• 典型的なリスク回避の動き
• 米国債は売られ過ぎの水準になっていた
• 地政学的リスクは弱まっても、債券の上昇は続く余地がある

22Vリサーチの共同創業者でチーフ市場ストラテジスト、デニス・デブシェール氏

• ボラティリティーの主な要因は米金融政策を巡る不透明感
• 戦争の激化はボラティリティーを助長する

まとめ

米国債市場では、ロシアとウクライナの緊張が高まる中、安全資産とされる米国債が買われ、利回りが低下しました。ウクライナが米国から供与された長距離ミサイルでロシア領内を攻撃したことや、プーチン大統領が核ドクトリンの改定を承認したことが地政学的リスクを高めています。

市場関係者は、この動きを典型的なリスク回避の動きと捉えており、米国債が売られ過ぎの水準にあったことも指摘しています。また、米金融政策を巡る不透明感がボラティリティーの主な要因であり、戦争の激化がそれを助長するとの見方も示されました。

為替市場（FX）　通貨強弱（前日）

通貨全体(前日)
ドル単体(前日)↑こちらのチャートはFX-laboさん↑