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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説
経済指標カレンダー
株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き
米株式相場の続落とFOMCの利下げ決定
市場の反応
- S&P500種株価指数は8月以来の大幅安、節目の6000割れ
- ナスダック100指数は3.6%安と5カ月ぶりの大幅下落
- ダウ工業株30種平均は10営業日連続の下落、1974年10月以来最長
FOMCの決定と見通し
- フェデラルファンド金利を0.25%ポイント引き下げ、4.25-4.50%に
- 2025年の利下げ回数予想を9月の4回から2回に減少
- パウエル議長:政策金利のさらなる調整について慎重になることが可能
市場関係者の見解
- スコット・ラドナー氏(ホライゾン・インベストメンツCIO)
- ドットプロットはかなりタカ派的な予想
- 「中立」水準到達までに時間がかかり、予測期間内は難しい
- ホイットニー・ワトソン氏(ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント)
- 来年1月の利下げ見送りと3月の緩和再開を予想
- エレン・ヘイゼン氏(FLパトナム・インベストメント・マネジメント)
- 経済見通しの変更から、利下げ一時停止の可能性を示唆
その他の市場動向
- 米10年債利回りは4.518%と5月末以来の水準に上昇
- VIX指数は11.75ポイント上昇の27.62と4カ月ぶり高水準
- S&P500の主要11セクターが軒並み下落、不動産や一般消費財が主導
まとめ
米連邦公開市場委員会(FOMC)は予想通り0.25%の利下げを実施したものの、2025年の利下げ回数予想を減らしたことから、株式市場は大幅に下落しました。
S&P500種株価指数は8月以来の大幅安となり、ナスダック100指数も5カ月ぶりの下げを記録しました。一方、米10年債利回りは5月末以来の水準に上昇しました。
パウエル議長は今後の政策金利調整について慎重になる可能性を示唆しましたが、市場関係者からは利下げペースの鈍化や一時停止を予想する声が上がっています。
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
2025/1/29(次回FOMC) 次回利下げ確率(前日比)
現在の米政策金利⇨425-450(4.25%)
※1回⇨0.25%
- 0回→
- 1回→
- 2回→
来年12まで利下げ確率(回数)
※1回⇨0.25%
- 2回→
- 3回→
- 4回→
米国債利回り、FOMCの利下げペース鈍化示唆で急上昇
市場の動向
- 短中期債を中心に売られる
- 10年債利回りは一時4.516%と5月末以来の水準に上昇
主要な国債利回りの変化
国債 | 直近値 | 前営業日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 4.67% | 7.9 | 1.72% |
米10年債利回り | 4.50% | 10.5 | 2.39% |
米2年債利回り | 4.35% | 10.1 | 2.39% |
市場関係者の見解
- マックス・ゴクマン氏(フランクリン・テンプルトン・インベストメント・ソリューションズ)
- パウエル議長を「ハト派を装ったタカ派」と評価
- ディスインフレの減速を深刻視しない一方、経済の勢いを誇示
- 2025年の2回の利下げ予測は政策の景気抑制的な姿勢を示唆
FOMCの決定と市場の反応
- フェデラルファンド金利を0.25%ポイント引き下げ、4.25-4.50%に
- 来年の緩和ペース鈍化方針を受け、国債利回りが急上昇
- 10年国債利回りは4.51%と5月下旬以来の高水準を記録
- 30年国債利回りも上昇、一時4週間ぶりの高水準
- 2年国債利回りは3週間ぶりの高水準を付け、2カ月以上ぶりの大幅上昇
まとめ
米連邦準備理事会(FRB)が0.25%の利下げを実施したものの、来年の緩和ペース鈍化方針を示したことを受け、米国債市場では利回りが急上昇しました。
特に短中期債を中心に売られる展開となり、10年債利回りは一時4.516%と5月末以来の水準をつけました。
市場関係者からは、パウエル議長が経済の勢いを誇示する一方で、2025年の利下げ予測は政策の景気抑制的な姿勢を示唆していると指摘する声が上がっています。
FRBの金融政策の方向性が市場の注目を集める中、国債利回りの動向は今後も重要なシグナルとなる
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体(前日)
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑