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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

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昨日のマーケットの動き

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国債相場の動向と市場の見方
国債相場が下落(利回りは上昇)している状況について、わかりやすく解説します。
国債市場の動き
米国債市場では全体的に利回りが上昇しています
- 2年債から10年債の利回りは約10ベーシスポイント上昇
- 30年債の利回りも約6ベーシスポイント上昇
- 10年債利回りは2週間ぶり、2年債利回りは3週間ぶりの高水準
利回り上昇の主な要因
- 雇用統計の改善
- 新規失業保険申請件数が減少し、労働市場の安定を示す
- 労働市場が依然堅調という見方が強まる
- 米英貿易協定の合意
- 貿易に関する「画期的な合意」が発表された
- 英国は米製品に対する関税率を5.1%から1.8%に引き下げ
- 他国との関税交渉もうまくいく可能性への期待
- リスク選好の高まり
- 貿易を巡る緊張緩和の兆しで投資家心理が改善
- 株式などのリスク資産への資金シフト
金融政策への影響
利下げ期待の後退
- 6月のFOMC会合での利下げ確率は16%程度(1週間前は50%)
- 年内の利下げ回数予想は3回未満(4月末時点では4回)
- パウエルFRB議長は「金利調整を急いでいない」姿勢を表明
専門家の見解
金融専門家の間でも見方が分かれています
- 楽観的見方:貿易合意が他国にも波及し、大幅な利下げが不要になる可能性
- 慎重な見方:米英合意は「比較的容易」であり、市場を劇的に変えるものではない
- 懸念的見方:景気後退リスクは数年で最も高い水準にある(PIMCO CIO)
用語解説
- ベーシスポイント(bp):金利の変化を表す単位で、1bp=0.01%を意味します
- FOMC(連邦公開市場委員会):米国の金融政策を決定する会議
- リセッション(景気後退):経済活動が全般的に低下する期間
まとめ
✅ 米国債利回りは雇用統計の改善と米英貿易協定の合意を受けて上昇しています
✅ 市場では利下げ期待が後退し、6月の利下げ確率は16%まで低下しました
✅ 貿易合意による緊張緩和の兆しから投資家のリスク選好が高まっています
✅ 専門家の間では楽観論と慎重論が混在しており、不確実性が続いています
✅ この状況が続けば、FRBによる利下げのタイミングや回数が影響を受ける可能性があります