経済ニュース速報まとめ
わかりやすい「AI市場分析」とは?
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株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています。
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株式市場(総合ニュース)
昨日(17日)は金利上昇、ドル小幅高、株安でした。
米国株式市場、FOMCの見通し変更により続落
景気の底堅さとFOMCの政策
米国株式市場、17日は続落しました。
これは、米小売売上高の強さが示され、連邦公開市場委員会(FOMC)が利下げを急がないとの見方から利回りが上昇し、株売りが優勢になったためです。
主要指数の動向
- S&P 500種株価指数: 4739.21(-0.56%)
- ダウ工業株30種平均: 37266.67(-0.25%)
- ナスダック総合指数: 14855.62(-0.59%)
小売売上高の影響
12月の米小売売上高は予想を上回り、堅調な消費が示されました。
これにより、第1四半期中の利下げ確率が低下しました。
FRBのベージュブック報告
FRBの最新の地区連銀経済報告では、経済が消費の底堅さに支えられていることが指摘されました。
米住宅市場の動向
米NAHB住宅市場指数は、ほぼ1年ぶりの大幅な上昇を示し、金利低下が追い風となりました。
専門家の見解
専門家は、市場がより急激な景気後退を示唆するものはまだ少ないと指摘しています。
株式市場の展開
連邦準備理事会(FRB)が3月にも利下げを開始するとの期待が後退し、市場は続落しました。
特にアマゾン、エヌビディア、アルファベット、テスラなどの株価が影響を受けました。
債券市場 金利市場
今日
昨日
米国債利回りの上昇と金融市場への影響
米国債利回りの動向
米国債市場では、利回りが著しく上昇しています。
特に注目されるのは、2年債利回りが4.36%に達し、4.4%に接近している点です。
この他にも、30年債利回りが4.31%、10年債利回りが4.10%と、それぞれ上昇しています。
金融緩和の見通しと市場反応
金利スワップ市場では、3月の金融緩和実施確率が50%程度に低下。
これは、12日の80%からの大幅な下落です。
米小売売上高の予想を上回る結果や英国のインフレ加速などのデータが影響しています。
世界的な影響
英国では、消費者物価指数(CPI)の上昇率が4%に達し、10カ月ぶりの加速を示しました。
これにより、イングランド銀行の年内緩和見通しが後退。
また、欧州中央銀行(ECB)も利下げ観測をけん制しています。
米国経済の現状
米国小売売上高は前月比0.6%増加し、市場予想を上回りました。
LPL Financialのクインシー・クロスビー氏によると、これは減速しつつも、個人消費に支えられた米経済の状況を反映しており、消費者信頼感は引き続き堅調だと言えます。
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体
ドル単体
☑️ ニューヨーク外為市場:ドル高継続、米経済の強さが影響
☑️ 米小売売上高の好調で早期利下げ観測が後退、ドル指数上昇
☑️ 円、一時148円52銭と昨年11月以来の安値
☑️ ビットコイン1.9%下落、ドルの強さが暗号資産市場に影響
ニューヨーク外為市場:ドル高傾向が続く
ドル指数の上昇と円の下落
ニューヨーク外為市場では、ブルームバーグ・ドル・スポット指数が4営業日連続で上昇。
強い米経済指標が影響し、早期の米利下げ観測が後退、ドル買いが続いた。
ドル指数は200日移動平均線を突破し、主要10通貨に対して強さを示した。
一方、円は一時148円52銭と昨年11月以来の安値を記録。
米経済の強さがドル高を支える
米国の12月小売売上高が市場予想を上回り、米経済の強さを裏付けたことがドル高の一因。
これにより、FRBの3月利下げ開始の見方は変わらずも、利下げのペースや時期について市場の予想は修正されている。
ドルの対主要通貨での動向
主要6通貨に対するドル指数はわずかに上昇。
特に中国人民元に対しては、2カ月ぶりの高値を記録。ユーロと英ポンドに対しても、ドルはそれぞれ微減、微増の動きを見せた。
暗号資産市場の動向
ビットコインは1.9%の価格下落。
全般的にドルの強さが目立つ中、暗号資産市場も影響を受けている。
その他の市場 金 原油
☑️ ニューヨーク原油相場: 中東情勢の緊張と米国の生産障害が原油価格を動かす
☑️ OPECの予測: 2025年までに石油需要の力強い増加を見込む
☑️ 金価格下落: 米国の利下げ開始時期見直しと小売売上高の上振れが影響
ニューヨーク原油相場と金相場の動向
中東情勢の影響と米国の生産障害による原油価格の変動
ニューヨークの原油相場は、中東の緊張状態と米国の生産障害による影響で反発し、価格の変動が激しくなっています。
中東では、イエメンのフーシ派やイスラエルとハマスの紛争などが原油市場に影響を与えており、これによる地政学リスクのプレミアムは高止まりしています。
また、CIBCプライベート・ウェルスのレベッカ・バビン氏は、中東のリスクよりもマクロ経済面の下振れを市場が懸念していると指摘しています。
OPECの予測と米国の生産障害
一方で、OPECは2025年までの石油需要の力強い増加を予想しています。
しかし、米国ではテキサス州の石油精製拠点での極寒による生産障害や、ノースダコタ州での生産停止が影響を及ぼしており、生産障害の規模は日量70万バレルにまで拡大しています。
金相場の動向
金相場は続落しており、米国の利下げ開始時期の見直しや、米小売売上高の上振れなどが影響し、金価格は約1か月ぶりの安値に達しました。
金のスポット価格は1オンス=2004.98ドルに下落し、COMEXの金先物も下落して終了しました。
市場分析(まとめ)
ドル高進行と市場動向:米小売売上高の予想超えが引き起こす波紋
米国小売売上高の予想超えとドル高の影響
ニューヨーク外為市場では、米国の小売売上高が市場予想を上回る結果が出たことで、米経済の力強さが示されました。
これにより、早期の利下げ観測が後退し、ドル指数は約1ヶ月ぶりの高値を記録しました。
ドル/円も1月28日以来の高値を更新しています。
債券市場:国債利回りの上昇
米金融・債券市場では、国債利回りが上昇しました。
この動きは、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始確率の低下と、英インフレの予想外の加速、ECB当局者の発言を受けた欧州債券利回りの上昇に追随する形です。
株式市場:続落の展開
米国株式市場は続落しました。
小売売上高の好調な内容が、FRBの利下げ開始期待の後退を招き、特に大型ハイテク株に売りが先行しました。
S&P総合500種は1週間余りぶりの安値に沈みました。
金先物市場:続落の動き
金塊先物相場は、米早期利下げ観測の後退やドル高を背景に売りが膨らみ、続落しました。
FRBのウォラー理事の発言が、拙速な利下げ観測をけん制し、米長期金利の上昇を引き起こしました。
原油先物市場:反発して取引終了
原油先物相場は、中国の景気回復の遅れを意識した売りが出たものの、終盤に買いが優勢となり反発しました。
OPECの報告による強い石油需要の予想が、相場を支えたと見られます。
今日は以上になります。最後まで見て頂きありがとうございます😊