【経済ニュースまとめ】

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昨日の市況まとめ　１分解説

 

経済指標カレンダー

 

株式市場（総合ニュース）

米国株市場、ハイテク株中心に下落、S&P500は5800割れ

ハイテク株の売り込みによるS&P500の下落

• S&P500種株価指数は5800の水準を割り込み、約1%安
• 「マグニフィセント・セブン」の株価に連動する指数は2.1%下落
• エヌビディアは3%近い下げ、アップルも2.2%下落

テスラの決算発表と株価の動向

• 引け後の決算発表でテスラは時間外取引で4.8%上昇
• 第3四半期利益がウォール街の予想を上回り、通期納車台数が若干増加する見通し

投資家心理とリスク要因

• 多くのリスクが市場参入の意欲を阻害
  • テクノロジー大手の決算、10月の米雇用統計、米大統領選挙、FOMC会合
• 米10年債のタームプレミアムは昨年11月以来の高水準

市場関係者の見解

• ジョナサン・クリンスキー氏（BTIG）
  • 株式市場は国債とドルの動きに気づき始めている
  • 株価がこうした動きに動じなかったのは慢心の表れ
  • 今後数週間にわたって株式市場全体の下落リスクが高い
  • S&P500種は5500-5650のレンジまで後退する可能性

まとめ

米国株式市場は、ハイテク株の売り込みによりS&P500種株価指数が下落し、5800の水準を割り込んだ。エヌビディアやアップルなどの大手企業の株価も下落した。一方、決算発表後のテスラは時間外取引で上昇した。

投資家心理は、今後予定されているテクノロジー大手の決算、米雇用統計、大統領選挙、FOMC会合などのリスク要因により慎重になっている。市場関係者の見解では、株式市場は国債とドルの動きに反応し始めており、今後数週間は下落リスクが高いとの指摘がある。

 

債券市場　米金利(CMEのFedWatch ツール)

今日

昨日

総合的利下げ織り込み（前日比）

今日

昨日

次回利下げ確率(前日比)

2024/11/07(次回FOMC)　1回⇨0.25%　

• ０回→6.96%(-1.97%)
• １回→93.04%(+1.97%)
• ２回→0%(%)

年内利下げ確率

• １回→36.71%(+2.73%)
• ２回→63.29%(-2.73%)
• ３回→0%(%)

米国債、3日続落、利下げ観測後退とインフレ懸念で

利下げ観測の後退とインフレ懸念による下落

• 米利下げ観測の後退に加え、米新政権の財政拡張への連想でインフレが再燃するとの懸念が重し
• 米30年債利回り: 4.52% (+2.2bp)
• 米10年債利回り: 4.25% (+3.8bp)
• 米2年債利回り: 4.08% (+5.0bp)

米大統領選とトランプ氏への期待

• 賭け市場では、共和党候補のトランプ前大統領の勝利見通しが強まる
• トランプ氏の減税や関税引き上げによる成長とインフレ押し上げ期待
• 米経済の底堅さと根強いインフレの兆候も利回りの押し上げ要因

市場関係者の見解

• スヘイル・シャイキ氏（フルクラム・アセット・マネジメント最高投資責任者）
  • 債券市場に対する懸念が高まっている
  • 市場は米金融当局による利下げを過度に織り込んでいる

米地区連銀経済報告（ベージュブック）の内容

• 大半の地区で9月初旬以降、経済活動は横ばい
• 雇用の伸びは過半数の地区で「わずか、ないし緩慢」
• 価格上昇は大半の地区で「わずか、ないし緩慢なペース」
• 複数の地区で賃金の伸びが減速
• 米国の景気減速が続いている可能性を示唆

まとめ

米国債相場は、利下げ観測の後退とインフレ懸念により3日続落した。米10年債利回りは7月以来の水準となる4.26%近くまで上昇した。この背景には、米大統領選でトランプ前大統領が勝利するとの見方が強まっていることがある。トランプ氏の政策により成長とインフレが押し上げられるとの期待が広がっている。

市場関係者からは、債券市場に対する懸念が高まっているとの指摘があり、米金融当局による利下げを過度に織り込んでいるとの見方が示された。

また、米地区連銀経済報告（ベージュブック）は、大半の地区で経済活動が横ばいであり、雇用や価格上昇のペースが鈍化していることを示唆した。これは米国の景気減速が続いている可能性を示唆するものである。

 

為替市場（FX）　通貨強弱（前日）

通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑