【経済ニュースまとめ】
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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説
経済指標カレンダー
株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き
米株式相場が下落、利下げ期待後退で
パウエルFRB議長の発言
- 経済は好調に推移、利下げを急ぐ必要なし
- 市場での12月利下げ織り込み確率が55%強に低下(前日は約80%)
市場関係者の見解
- ニール・ダッタ氏(ルネサンス・マクロ・リサーチ)
- パウエル氏のスピーチはタカ派的
- 12月は金利を下げるが、中立な環境に入ることを望んでいる
- 目先のダウンサイドリスクは十分に認識されていない
- クインシー・クロスビー氏(LPLファイナンシャル)
- 労働市場が悪化しない限り、市場が望む一連の利下げは実現しない
個別企業の動向
- ハイテク株の比重が高いナスダック100指数は0.7%下落
- テスラやリビアン・オートモーティブなどの自動車株は下落
- トランプ次期大統領がEV購入税額控除廃止を計画(ロイター通信報道)
- ウォルト・ディズニーは予想を上回る決算で大幅高
経済指標
- 10月の米生産者物価指数(PPI)は前月から伸びが加速
- 先週の米新規失業保険申請件数は減少、5月以来の低水準
小型株の動向
- ラッセル2000指数はトランプ氏当選後に3年ぶり高値、金利要因がハードルに
- マイク・ウィルソン氏(モルガン・スタンレー)
- 小型株の主要リスクは金利に対する負の相関性
- 選挙後の金利上昇余地が広がれば、小型株の上昇は抑制される可能性
その他のニュース
- EU、メタ・プラットフォームズに7億9800万ユーロの制裁金
- エーザイとバイオジェンのアルツハイマー型認知症治療薬がEMAの承認勧告を獲得
まとめ
14日の米金融市場では、パウエルFRB議長が利下げを急ぐ必要がないと示唆したことを受け、株式相場が下落しました。市場での12月利下げ織り込み確率は前日の約80%から55%強に低下しました。市場関係者からは、パウエル氏の発言がタカ派的だったとの見方や、労働市場が悪化しない限り市場が望む利下げは実現しないとの意見が出ています。
個別企業では、ハイテク株やEV関連株が下落した一方、ウォルト・ディズニーは好決算で大幅高となりました。小型株については、金利上昇が上昇余地を抑制する可能性が指摘されています。
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
今日
昨日
総合的利下げ織り込み(前日比)
今日
昨日
次回利下げ確率(前日比)
現在の米政策金利⇨450-475(4.50%)
2024/12/18(次回FOMC) 1回⇨0.25%
- 0回→41.09%(+23.52%)
- 1回→58.91%(-23.52%)
- 2回→0%(%)
年内利下げ確率
- 2回→21.44%(+21.14%)
- 3回→78.56%(-13.02%)
- 4回→0%(-8.42%)
米国債市場はまちまち、パウエル議長の発言で短期債利回り上昇
パウエル議長の発言
- 安定した労働市場と高まるインフレを背景に、利下げを急ぐ必要はない
- インフレは2%に向けて持続可能な軌道に乗っており、金融政策をより中立的な環境に移行可能
市場の反応
- 短期ゾーンの利回りは上昇、長期ゾーンの利回りは低下幅を縮小
- イールドカーブはフラット化、2年債と10年債の利回り格差は9.4bpに縮小(前営業日終盤は16.3bp)
- 10年国債利回りは1.2bp低下し4.439%(前日は7月初旬以来の高水準4.483%)
市場関係者の見解
- アンドルー・ブレナー氏(ナットアライアンス・セキュリティーズ)
- パウエル議長発言で利回り曲線の平たん化が進んだ
- デニス・デブシェール氏(22Vリサーチ)
- 12月利下げ確率上昇で、堅調な経済がさらに強くなる可能性
- 10年債利回りが現行水準を維持するには、経済データが約2.5%以下の成長率と整合する必要
- 2.5%を上回る経済成長は利回りを押し上げ、4.55%を上抜ける可能性
- そのような利回り水準は小型株と債務リスク銘柄、高リスク要因に向かい風
- ポール・ノルティ氏(マーフィー・アンド・シルベスト)
- パウエル議長はウォール街の予想ほどハト派的ではないかもしれない
その他の金融政策当局者の発言
- バーキン・リッチモンド連銀総裁
- 米金融当局は「大きな進展」を遂げたが、勝利宣言はできない
- クーグラーFRB理事
- 政策決定において、インフレと雇用の両方を重視する必要がある
まとめ
米国債市場ではパウエル議長の発言を受けて、短期債利回りが上昇する一方、長期債利回りは低下幅を縮小し、まちまちの動きとなりました。パウエル議長は、安定した労働市場と高まるインフレを背景に、利下げを急ぐ必要はないとの見解を示しました。
市場関係者からは、パウエル議長の発言で利回り曲線のフラット化が進んだとの指摘や、12月利下げ確率上昇で経済がさらに強くなる可能性があるとの見方が出ています。一方で、高い利回り水準は小型株や高リスク銘柄に向かい風となる可能性も指摘されています。
為替市場(FX) 通貨強弱(前日)
通貨全体(前日)
ドル単体(前日)↑こちらのチャートはFX-laboさん↑