2024/12

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/12/25

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)初心者にも分かりやすく要約しています

株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています

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昨日、何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います

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目次

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昨日の市況まとめ 1分解説

 

経済指標カレンダー

金融ポータルサイト、Investing.com 日本によって提供されている経済カレンダー

 

株式市場(総合ニュース)

昨日のマーケットの動き 

米株式相場が続伸、クリスマス前の閑散相場でハイテク株に買い

主要指数の動向

  • S&P500種株価指数: 6040.04 (+1.10%)
  • ダウ工業株30種平均: 43297.03 (+0.91%)
  • ナスダック総合指数: 20031.13 (+1.35%)

大手ハイテク株の上昇

  • テスラ、ブロードコム、アドバンスト・マイクロ・デバイセズが高い
  • バイデン政権が中国製半導体に関する調査開始が買いを誘う

市場関係者の見解

  • マット・メイリー氏(ミラー・タバク)
    • 大手テクノロジー企業が株式市場を主導
    • 機関投資家のポートフォリオでオーバーウエート
  • ロンドン・ストックトン氏(ネッド・デービス・リサーチ)
    • 年末にかけて季節的な強さ、サンタクロース・ラリーの可能性
    • S&P500種は短期的に売られ過ぎ、楽観論は弱まっている
  • アダム・ターンキスト氏(LPLファイナンシャル)
    • サンタクロース・ラリー期間の平均リターンは1.3%
    • プラスのリターンの場合、1月と翌年通年で平均1.4%と10.4%のリターン

サンタクロースラリーとは?

サンタクロースラリーとは、株式市場において年末から新年にかけて株価が上昇しやすいとされる現象を指します。具体的には、12月の最終5営業日と新年の最初2営業日にかけて株価が上昇する傾向があるとされています。この現象はアメリカの株式市場で注目され、他の国の市場でも同様の傾向が観察される場合があります。

サンタクロースラリーとは? 経済用語をわかりやすく解説!

まとめ

  • 米国株式市場は、クリスマス休暇を前に薄商いの中で続伸した
  • 大手ハイテク株、特にテスラを中心に買いが入り、相場を押し上げた
  • 年末から新年にかけての「サンタクロース・ラリー」への期待も高まっている
  • 市場関係者は、大手テクノロジー企業の主導的な役割と、季節的な強さを指摘している

 

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

アメリカ 利下げ織り込み

今日

昨日

2025/1/29(次回FOMC) 次回利下げ確率(前日比)

現在の米政策金利⇨425-450(4.25%)

 ※1回⇨0.25% 

  • 0回→91.45%(0%)
  • 1回→8.55%(0%)

来年12まで利下げ確率(回数)

※1回⇨0.25%

  • 1回→60.97%(+2.76%)
  • 2回→39.03%(-2.76%)

米国債相場が午後に持ち直し、5年債入札が好調

主要国債利回りの動向

  • 米30年債利回り: 4.76% (-1.2bp)
  • 米10年債利回り: 4.59% (+0.2bp)
  • 米2年債利回り: 4.33% (-0.8bp)

5年債入札の結果

  • 最高落札利回り: 4.478%
  • 応札倍率: 2.40倍
  • 2年債入札も需要が好調、7年債入札も予定

インフレ懸念とFRBの利下げ継続への影響

  • インフレ率が2%を上回る可能性
  • トランプ次期政権の高関税政策もインフレ上昇につながる可能性

市場関係者の見解

  • イアン・リンゲン氏(BMOキャピタル・マーケッツ)
    • 国債利回りと経済指標の乖離が拡大
    • 市場がぜい弱性を看過しようとしている姿勢を示唆

まとめ

  • 米国債相場は、午後に持ち直す展開となった
  • 5年債入札が好調な結果となり、買いが入った
  • 利回り曲線は、2年債と20-30年債利回りが低下した一方、3-10年債利回りは小幅上昇した
  • インフレ率が目標を上回る可能性や、FRBの利下げ継続への影響が懸念されている
  • 市場関係者は、国債利回りと経済指標の乖離拡大を指摘している
  • クリスマス休暇や年末年始を控え、取引量は低調となっている

為替市場(FX) 通貨強弱

通貨全体(前日)
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

外国為替市場で円がほぼ変わらず、日本当局が投機的な円安けん制

主要通貨の動向

  • ブルームバーグ・ドル指数: 1301.35 (+0.04%)
  • ドル/円: ¥157.20 (+0.02%)
  • ユーロ/ドル: $1.0398 (-0.07%)

加藤勝信財務相の発言

  • 足元では一方的、また急激な動きが見られる
  • 為替市場の動向を憂慮しており、行き過ぎた動きには適切に対応
  • 為替に対する政府のスタンスは変わっていない

市場関係者の見解

  • 石田武ストラテジスト(関西みらい銀行)
    • クリスマス休暇前の実需主導の動きの中で財務相のけん制発言に反応
    • 介入が行われると値動きが大きくなる可能性があり、新たな円売りを仕掛けづらい
  • ムクンド・ダガ氏(バークレイズ)
    • 一部のヘッジファンドは160-165円のレンジへの円安を想定
  • 佐々木融チーフ・ストラテジスト(ふくおかフィナンシャルグループ)
    • ドル高と米金利高の要素も強く、今介入しても効かない可能性
    • 161円台になるまでは介入を見合わせる可能性が高い
  • ショーン・オズボーン氏(スコシアバンク)
    • ホリデー期間の薄商いの中で、介入に踏み切った場合、対円のドル相場を押し下げる好機

まとめ

  • 外国為替市場では、円が対ドルでほぼ変わらずの動き
  • 日本当局が投機的な為替の動きをけん制したため、円買いが入る場面があった
  • 加藤財務相は、為替市場の動向を憂慮しており、行き過ぎた動きには適切に対応すると発言
  • 市場関係者は、介入のタイミングや効果について様々な見方を示している
  • 年末年始に向けて経済指標の発表が少ないため、各国の金融政策の違いが注目される

コモディティ市場

原油相場が反発、中国の特別国債発行計画や米国の政策を巡る不透明感が背景

ニューヨーク原油先物の動向

  • WTI先物2月限: $70.10 (+1.2%)
  • 北海ブレント2月限: $73.58 (+1.3%)

原油相場の反発要因

  • 中国が過去最大となる3兆元相当の特別国債発行を計画との報道
  • トランプ次期大統領の言動が国際政治を揺るがすとの懸念
  • 米国のパナマ運河管理復活や、イランへの制裁強化、中国への関税賦課方針による影響

市場関係者の見解

  • ジュンロン・イープ氏(IGアジア)
    • ホリデーシーズンでもトランプ氏の言動から一息つけない
    • 同氏の発言が実際にどの程度実行に移されるのかとの疑問が再び広がっている

金が反発、米利下げペース減速見込みの中で当局の政策を見極める動き

ニューヨーク金先物の動向

  • 金先物2月限: $2635.50 (+0.3%)

金相場の反発要因

  • 米利下げペース減速見込みの中で当局の政策を見極める動き
  • 前日発表の12月米消費者信頼感指数の予想外の低下を消化する動き
  • トランプ次期政権の政策を巡る不透明感の広がり

まとめ

  • 原油相場は、中国の特別国債発行計画や米国の政策を巡る不透明感を背景に反発した
  • 金相場は、米利下げペース減速見込みの中で当局の政策を見極める動きや、トランプ次期政権の政策を巡る不透明感から反発した
  • 市場関係者は、トランプ次期大統領の言動が国際政治に与える影響を懸念している
  • クリスマス休暇を控えた薄商いの中、原油と金の両相場は反発して取引を終えた