【経済ニュースまとめ】
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目次
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一週間の通貨の動き（12/2～12/6）
一週間の為替市場 まとめ
週前半 12月2日（月）～12月3日（火）
週明けの外国為替市場は、米国での年内利下げ観測と日本銀行の利上げ期待が背景となり、円が対ドルで上昇し、日中149円を割り込む場面も見られました（12/2）
フランスでの内閣不信任案提出や政治的混乱がユーロ売りを誘発し、ユーロは対ドルで一時1％を超える下げ幅を記録するなど、欧州政治リスクが顕在化しました。
翌日（12/3）は、韓国での「非常戒厳」宣言とその後の解除がアジア通貨に影響を及ぼしました。
円は一時的に「リスク回避通貨」として買われ、148円台後半まで円高が進行。
しかし、米求人件数（JOLTS）が予想上振れとなり、米労働市場の底堅さが再確認されたことで、円の上昇はやや頭打ちとなりました。
ヨーロッパではフランスの政治不安が依然焦点となり、ユーロは小幅な値動きながら神経質な展開が続きました。
週中盤 12月4日（水）～12月5日（木）
週中盤にかけては、日銀の12月会合での追加利上げ観測が後退し、円は対ドルで売られました（12/4）
一時151円23銭まで円安が進行し、日本サイドの材料が円売りを誘った格好です。
一方で、欧州ではフランス議会で内閣不信任決議案が可決され、ユーロは一時上昇分を打ち消しましたが、すでに織り込み済みとの見方から、ユーロ下落は限定的でした。
翌日（12/5）は、翌朝に発表予定の米雇用統計を控え、ドルはやや軟調。
投資家はドル高ポジションを縮小し、リスクイベントに備えました。
ユーロはフランス国債利回りが安定したことで買戻しが入り、対ドルで上昇。
市場は米国の金融政策動向に注目しつつ、欧州の政治リスクや、仮想通貨ビットコインの最高値更新といった材料にも関心を払いました。
週後半 12月6日（金）
週末にかけて（12/6）朝方の雇用統計発表後は一時的にドル売りが入ったものの、その後発表の米消費者マインド指数が好結果となり、ドルは再び持ち直しました。
また、FRB高官の発言や、今後の金融政策について利下げペースの慎重な姿勢が示されると、ドルは底堅さを維持。
米消費者物価指数（CPI）の発表を控える中、市場参加者は再び来週のFOMC（連邦公開市場委員会）会合をにらみ、積極的な動きを控える様子がうかがえました。
円は雇用統計発表直後に一時ドルに対して強含む場面がありましたが、その後は150円付近でほぼ横ばい。
欧州通貨ではユーロが対ドルでやや弱含む動きを見せ、全般的にはドルが堅調さを取り戻して週末を迎えました。
