経済ニュース速報まとめ
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目次
株式市場（総合ニュース）
昨日(13日)は金利上昇、ドル横ばい、株横ばいでした。
- 大型テクノロジー株の売りでS&P500とナスダックが反落
- 市場は2月の米PPIと小売売上高の発表を注目
- 米国株の根強い動き、しかし評価は正当化されるか疑問視
- 経済指標の発表前に市場は慎重な姿勢
- 米国株の今後の動向に注目が集まる
米株式市場、大型テクノロジー株の売りで反落
S&P500とナスダック、下落を記録
13日の米株式市場では、S&P500種株価指数がわずかに反落し、ナスダック総合指数は0.54％の下落を見せた。
特に注目されたのは、大型テクノロジー株の一角が売られたことである。
市場参加者は、14日に発表される2月の米生産者物価指数（PPI）と米小売売上高に注目している。
テクノロジー株に注目集まる
ナスダック100指数は0.8％安となり、テスラを含むいくつかのハイテク銘柄が下落した。
これにはアナリストの投資判断引き下げが影響している。
さらに、USスチールの株価は13％の大幅下落を記録した。
これは、バイデン米大統領が日本製鉄によるUSスチール買収計画に対する懸念を表明する予定であるとの報道が影響したと見られる。
マクロ経済指標への期待と警戒
市場は、米国のマクロ経済指標に注目しており、特にインフレ指標である生産者物価指数（PPI）の発表が待たれている。
また、小売売上高のデータも市場の方向性を決める重要な要素となっている。
経済見通しと市場の懸念
市場は年初からの株高を支える要因として、底堅い経済成長や米利下げの見通しなどを挙げているが、ファンダメンタルズが現在の株価を正当化するものではないとの指摘もある。
米国株はネガティブなサプライズに対して脆弱かもしれない。
債券市場 金利市場(FedWatch)
今日
昨日
- 米国債利回りの上昇：FRBの政策見通しとインフレデータが焦点
- 債券市場の注目点：30年債入札の高い需要と原油価格の影響
- 投資家の判断材料：FOMC会合と経済指標による影響分析
米国債利回りの上昇とその背景
債券市場の最新動向
米国債は下落しました。
30年債の入札には旺盛な需要があったものの、原油価格の上昇などが売り圧力を強めたことが背景にあります。
特に、30年債利回りは4.34%、10年債利回りは4.19%、2年債利回りは4.63%と、いずれも前営業日比で上昇しています。
金融市場への影響
米国の金融・債券市場では、最近の経済指標により示された米国の強固なインフレの状況を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始が6月以降にずれ込む可能性が高まっています。
具体的には、2月の消費者物価指数(CPI)は、ガソリンや住居費の上昇を背景に前月比0.4%、前年同月比3.2%となり、インフレの伸びが加速していることが確認されました。
専門家の見解
FHNファイナンシャルのウィル・コンパノル氏は、今後の米国債利回りについて、連邦公開市場委員会(FOMC)会合や米PPIの発表などが影響する可能性があると指摘しています。
特に、来週の金利予測分布図(ドットプロット)やパウエルFRB議長の記者会見が、金利動向の次なる重要な材料となり得ると述べています。
投資家へのインパクト
この動きは、債券投資家にとって重要な意味を持ちます。
利回りの上昇は、既存の債券価格の下落につながるため、ポートフォリオの価値に影響を与える可能性があります。
また、金融政策の将来的な方向性に対する見解を形成する上で、FOMC会合や経済指標の発表は重要な手がかりとなります。
為替市場（FX） 通貨強弱
通貨全体
ドル単体
- 日銀、マイナス金利政策の見直しを検討
- 為替市場では円の小幅安、資源国通貨は上昇
- 専門家は、円の動向は米国の経済情勢が鍵と指摘
日銀、マイナス金利解除を来週の会合で議論へ
マイナス金利政策の見直し
日本銀行は、来週開催される金融政策決定会合でマイナス金利政策の解除について議論を行う予定です。
賃上げ率の上昇と2％の物価目標達成の見通しの向上が背景にあります。
春季労使交渉の結果も最終判断の重要な要素となります。
為替市場の動向
円は対ドルで小幅安となりましたが、マイナス金利政策の見直し議論報道を受けて一時上昇する場面も見られました。
ドル指数は下落し、資源価格の上昇を背景に資源国通貨が値上がりしました。
専門家の見解
コロンビア・スレッドニードル・インベストメントのエド・アルフセイニ氏は、円の動きは日銀の政策よりも米利下げ期待の変化が主要因と指摘しています。
円の将来は日銀よりも米国の経済状況に左右されると述べ、来週の日銀の会合での政策決定は非常に微妙な判断になると予測しています。
その他の市場 金 原油
- 原油市場の回復: 米国の原油在庫減少とロシア製油所への攻撃が影響
- 金価格の動向: 米利下げ見通しとPPI統計への市場の関心が反映
原油市場、米国の在庫減少とロシア製油所の攻撃により反発
米国原油在庫の減少
ニューヨーク原油先物は、5営業日ぶりに上昇しました。
これは、米国の原油在庫が7週間ぶりに減少したためです。
米エネルギー情報局（EIA）によると、原油在庫は先週154万バレル減少しました。
これは、米国石油協会（API）が発表した550万バレル減の推計よりは小さいものの、約2ヶ月ぶりの減少として市場にポジティブな影響を与えました。
ロシア製油所の攻撃
加えて、ウクライナによるドローン攻撃でロシア最大級の製油所が操業停止に追い込まれたことも、原油市場に影響を与えました。
日量34万バレルの精製能力を持つロスネフチ社の製油所が攻撃を受け、火災が発生しました。
通常、製油所の操業停止は原油価格を下押しする要因になりますが、この攻撃は地政学的リスクの高まりを示唆し、相場に追い風となりました。
原油価格の動向
ニューヨーク商品取引所のウェスト・テキサス・インターミディエート（WTI）先物4月限は、前日比2.16ドル（2.8%）高の1バレル＝79.72ドルで取引を終えました。
ロンドンICEの北海ブレント5月限も、2.6%上昇し84.03ドルでした。
金価格、米利下げ見通しとPPI統計に注目
金価格の反発
金のスポット価格は反発しました。
市場は14日に発表される米生産者物価指数（PPI）統計に注目しており、米国の利下げ見通しに関する手掛かりを得ようとしています。
前日の動きと金融市場の反応
前日には、予想を上回る米消費者物価指数（CPI）統計の発表を受けて、金価格は10営業日ぶりに反落しました。
CPI統計は米金融当局の利下げに対する慎重姿勢を示しましたが、スワップ市場では依然として6月の利下げを62%の確率で織り込んでいます。
金価格の最新動向
ニューヨーク時間午後2時31分現在、スポット金価格は前日比17.25ドル（0.8%）上昇し、1オンス＝2175.59ドルとなっています。
ニューヨーク商品取引所（COMEX）の金先物4月限も、14.70ドル（0.7%）上昇して2180.80ドルで取引を終えました。
市場動向（まとめ）
ニューヨーク外為市場でのドルの動きとその影響
ドルの現状分析
ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対し軟調に推移しました。
特に、米国の2月消費者物価指数（CPI）の伸びが予想を上回り、以降の経済指標からFRBの政策方向性を探る動きが見られます。
ドルは対円でわずかに上昇しましたが、その他の主要6通貨に対しては小幅な下落を記録しました。
主要指標と市場の反応
最近の米国の経済指標ではインフレの持続が示され、FRBによる利下げの可能性について市場が注目しています。
CMEグループのFedWatchによると、6月までに利下げが行われる確率は低下しました。
債券市場では、10年債利回りが上昇し、利下げ開始時期が後ろ倒しになる可能性が示唆されています。
株式市場と金先物の動向
米国株式市場ではS&P500とナスダックが下落しましたが、これは半導体株に対する利食い売りが主な原因です。
金先物相場は、対ユーロでのドル安背景に買われ、反発しました。
金は不安定な地政学的状況下でも安全資産としての魅力を保持しています。
石油市場の展望
原油先物は、米国内の原油在庫減少とロシアからの供給不安が原因で反発しました。
特にロシアの石油施設への攻撃は、供給への懸念を高め、原油価格の支援要因となっています。
総括
市場は引き続きFRBの政策動向や地政学的リスクに敏感に反応しています。
ドルの動きはこれらの要因に大きく左右されるため、今後も慎重な分析が求められます。
今日は以上になります。最後まで見て頂きありがとうございます😊
