2024/3

経済ニュース速報まとめ わかりやすい「AI市場分析」 2024/3/22

経済ニュース速報まとめ

 わかりやすい「AI市場分析」とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)をAIを使い、主要なファンダメンタルを初心者にも分かりやすく要約しています。

株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています。

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国内外の経済動向、株式市場、為替、金利、企業の業績など幅広いトピックについて、専門家による解説や独自の視点を交えて分析。

初心者から上級者まで、経済に関心のある方々に役立つ情報を迅速かつリアルタイムでお届けします。

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昨日何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います。

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株式市場(総合ニュース)

昨日(21日)は金利低下、ドル安、株高でした。

  • 米株、ソフトランディング期待と業績見通し強化で上昇継続
  • 半導体関連株の牽引とFRBの利下げ見通しが追い風に
  • 投資家、AIだけでなく高収益・強ファンダメンタルズ企業へも目を向ける

 

米株式市場、ソフトランディングの期待で4営業日連続の上昇

概要

21日の米株式相場は、米金融当局が経済のソフトランディングに成功するとの期待と、企業業績の見通しの強化が背景にあって4営業日続けて上昇しました。

S&P 500種株価指数は今年に入って20回目の最高値を更新しました。

一方で、アップルとアルファベットの大型ハイテク2銘柄は下落しましたが、市場の勢いには影響しませんでした。

主要指数の動き

  • S&P 500種株価指数: 終値は5241.53で、前営業日比+16.91(変化率0.32%)
  • ダウ工業株30種平均: 終値は39781.37で、前営業日比+269.24(変化率0.68%)
  • ナスダック総合指数: 終値は16401.84で、前営業日比+32.43(変化率0.20%)

市場の見方

  • HSBCのマックス・ケトナー氏は、リスク資産の好調は驚きではなく、過去の利上げサイクルが米国経済全体にマイナスの影響を与えていないと指摘。
  • ソシエテ・ジェネラルのストラテジストは、企業業績の見通し改善とAIへの熱狂が背景にあるため、米国株の上昇は止まらないと予測しています。

投資家の動向

今年の米株高をけん引してきたハイテク大手7社「マグニフィセント・セブン」以外にも、投資家は物色の矛先を広げています。

トレーダーはAI関連だけでなく、高い収益性と強力なファンダメンタルズを持つ企業へも幅広く投資しています。

市場の見通し

  • マイクロン・テクノロジーなど半導体関連株が市場を牽引し、FRBの利下げ見通しの確認が追い風に。
  • 半導体の強さとFRBのハト派的な発言で全般的にリスクオン姿勢が強まっています。

債券市場 金利市場(FedWatch)

今日

昨日

  • 米国債市場の混在した動き:短期債の利回り上昇 vs. 長期債の横ばい
  • 労働市場と住宅市場の好調な指標が利回りに影響
  • FRBの利下げ予測が市場の期待を高める
  • インフレ対策としての価格連動国債(TIPS)への関心

 

米国債市場の動向:利回りの上昇と経済指標

米国債の混在した相場

米国債市場は異なる動きを見せています。

2年債の利回りはわずかに上昇し、4ベーシスポイント増の4.636%になりました。

一方で、10年債の利回りはほぼ変わらず、4.272%で推移しています。

経済指標が利回りに与える影響

新規失業保険申請件数の減少や中古住宅販売の増加など、強い経済指標が利回り上昇の背景にあります。

特に、新規失業保険申請件数は予想を下回り、労働市場の強さを示唆しています。

連邦準備理事会(FRB)の政策見通し

FRBの利下げ予測が市場に影響を与えています。

現在、6月までに利下げが行われる確率は73%と見られており、市場参加者はFRBの動向を注視しています。

価格連動国債(TIPS)の入札結果

最近の10年物価連動国債の入札は、最高落札利回りが1.932%、応札倍率が2.35倍という結果でした。

これは、投資家がインフレに対する保護を求めていることを示しています。

 

 

為替市場(FX) 通貨強弱

 

通貨全体
ドル単体

  • スイス中銀の予期せぬ利下げが外為市場で波紋を呼ぶ
  • ドルの強さとスイスフランの急落、影響の背後にある経済指標と政策決
  • 通貨価値と株式市場の関連性、今後の経済動向に注目

 

スイス中銀の予想外の利下げが通貨市場に波紋

ドルの反発とスイスフランの急落

外国為替市場では、米国の経済指標が製造業の活況と労働市場の強さを示したことでドルが反発。

一方、スイス国立銀行の政策金利引き下げにより、スイスフランが主要10通貨の中で著しく下落し、対ユーロで昨年7月以来の安値を更新。

利下げの背景とインフレへの対応

スイス国立銀行は、世界の他の中央銀行に先駆けて、新型コロナウイルスのパンデミック以来初めての利下げを実施。

この決定は、市場の予想に反するもので、通貨フランの価値抑制と経済の支援を目的としている。

中銀はインフレとの戦いが一定の成果を収め、金融緩和の余地が生まれたと説明している。

国際的な影響と将来の見通し

スイス中銀のこの行動は、他の主要中央銀行、特に米連邦準備制度(FRB)欧州中央銀行(ECB)にも影響を及ぼす可能性があり、彼らも年内に緩和策を講じるかもしれない。

円相場にも影響が及び、一時的に1ドル=151円75銭まで下落。市場では円買い介入の可能性に対する警戒感が高まっている。

為替市場の見方

バンク・オブ・アメリカの分析によると、株式市場の調整時にはドルと円が売られやすいとの見方を示しており、これらの通貨の価値は今後、経済成長の実態にさらに左右されることになるだろう。

 

その他の市場 金 原油

 

  • ニューヨーク原油相場の続落:ドル高の影響とテクニカル分析
  • 金価格の反落とその要因:FOMCの動向と地政学的リスク

 

ニューヨーク原油相場と金価格の最新動向

ニューヨーク原油相場の続落

ニューヨークの原油相場は、FOMCが年内の利下げ見通しを維持したにも関わらず、予想外のスイス中央銀行の利下げとドル高の影響で続落しました。

テクニカル分析によると、最近の上昇トレンドが行き過ぎている可能性があり、前日には約1カ月ぶりの大幅安を記録しました。

原油相場は年初から二桁台のペースで上昇しており、OPECプラスの減産延長や地政学的緊張が背景にありますが、OPEC非加盟国の増産が価格の伸びを限定しています。

金価格の動き

一方、ニューヨークの金スポット価格はFOMCの年内利下げ観測の強まりに伴い、一時2200ドル台に乗せた後、反落しました。

金は2月中旬から約10%上昇し、20日のFOMC声明や予測は市場の強気な見方を後押ししました。

地政学的リスクの上昇や中国を含む中央銀行の金購入が価格を支えていますが、高金利環境下でも金価格が高水準を維持しているのは特異な現象です。

 

 

市場動向(まとめ)

 

アメリカマーケット:NY市場サマリー(21日)

為替市場の動向

  • スイス国立銀行の予想外の利下げでドルが上昇。
  • 英ポンドは下落し、米ドル指数は0.75%上昇。
  • ドル/円は0.28%高の151.655円に。

債券市場のトレンド

  • 米国の経済指標の好調さにより債券利回りが上昇。
  • 10年債利回りはわずかに上昇し、4.272%に。

株式市場の概況

  • 主要3指数が過去最高値を更新。
  • 半導体株が市場を牽引し、特にマイクロンが14%超の上昇。

金と原油の市場動向

  • 金先物は続伸し、1オンス=2184.70ドルに。
  • 米原油先物は下落し、WTI 5月物が1バレル=81.07ドルに。

 

今日は以上になります。最後まで見て頂きありがとうございます😊