2024/9

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/9/10

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)をAIを使い、主要なファンダメンタルを初心者にも分かりやすく要約しています。

株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています。

情報収集の時短にぜひ活用してください。

国内外の経済動向、株式市場、為替、金利、企業の業績など幅広いトピックについて、専門家による解説や独自の視点を交えて分析。

初心者から上級者まで、経済に関心のある方々に役立つ情報を迅速かつリアルタイムでお届けします。

当サイトの目標は、誰もが経済情報にアクセスしやすく、理解しやすい形で提供することで、より多くの人々が経済知識を身につけ、投資やビジネスの世界に参加できるようになることをサポートすることです。

昨日何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います。

金融市場が開いていれば(平日)毎朝更新しています。

X(Twitter)でも毎日の値動きやニュースを発信していますので、ぜひフォローよろしくおねがいします。

目次

 ファンダメンタル分析【オススメ】書籍紹介

経済ニュースを日々キャッチアップするのと同時に、ファンダメンタル分析の理解をさらに深めたい方に向けて、いくつかの優れた書籍を紹介します!

私自身も読んでいる本で、初心者の方にも読みやすく、金融リテラシーが上がること間違いなしです!是非ご覧になってください。

全てを一度に紹介しきれないので、定期的に更新します!

転換の時代を生き抜く投資の教科書 後藤 達也 (著)

「元日経新聞記者の後藤達也さんが、現代の複雑な経済環境をわかりやすく解説。新NISA、株高、円安、インフレなど、今日的なトピックを通じて、投資の基礎から経済の仕組みまで幅広く学べます。株式市場を通じて世界情勢や社会変化を理解し、ビジネスパーソンに必要な経済知識と教養を身につけられる一冊です。」

「Amazonの紹介リンクです。興味がありましたら上記のリンクから購入いただけると、日々の励みになります。よろしくお願いいたします。」

昨日の市況まとめ 1分解説

 

経済指標カレンダー

金融ポータルサイト、Investing.com 日本によって提供されている経済カレンダー

 

株式市場(総合ニュース)

昨日(9日)は短期金利小幅上昇、長期金利低下、ドル高、株高でした。

米国株式市場

主要指数の上昇

  • S&P500種株価指数: 1.16%上昇
  • ダウ工業株30種平均: 1.20%上昇
  • ナスダック総合指数: 1.16%上昇

押し目買いの動き

  • 前週末の売りから反転
  • テクニカル分析に基づく買い

注目のテクノロジー企業

テスラとエヌビディア

  • 超大型株の上昇をけん引

アップル

  • iPhone16の発表
  • AI活用に重点
  • 株価はほぼ横ばい

経済見通し

ソフトランディングへの期待

  • 経済成長の減速は明確
  • ハードランディングよりも可能性が高い

インフレ指標への注目

  • 今週発表予定
  • 利下げ幅予想に影響

投資家心理

綱渡り状態

  • 利下げ観測
  • リセッション懸念
  • 政治的不透明感

今後の市場展望

短期的な不安定さ

  • 季節性要因
  • センチメント
  • 大統領選挙リスク

下落リスク

  • 10%程度の下落の可能性
  • ハードランディング懸念で最大20%下落も

まとめ(解説)

米国株式市場、反発の兆し

9日の米国株式市場は明るい動きを見せ、主要な指数が1%以上上昇しました。先週末の下落から一転、投資家が割安な株を買う動きが見られました。特にテクノロジー関連の株が市場を牽引しました。

アップルの新型iPhone発表が話題を呼びましたが、株価への大きな影響はありませんでした。

投資家たちは、経済が穏やかに減速する「軟着陸」を期待しています。同時に、今週発表される物価上昇率(インフレ指標)に注目しています。この指標は、今後の金利政策、特に利下げの可能性を占う重要な手がかりとなります。

しかし、市場の雰囲気は不安定です。利下げへの期待、景気後退の不安、政治的な不透明さなどが原因です。専門家は、近い将来、株価の変動が大きくなると予想しています。最悪の場合、10%程度の下落も考えられるとしています。さらに、経済が急激に悪化する「ハードランディング」の懸念が強まれば、20%もの下落リスクがあると警告しています。

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

今日

昨日

総合的利下げ織り込み(前日比)

今日

昨日

次回利下げ確率(前日比)

2024/09/18(次回FOMC) 

  • 1回→71.00%(0%)
  • 2回→29.00%(0%)

年内利下げ確率

  • 2回→0%(%)
  • 3回→0%(%)
  • 4回→56.24%(+18.00%)
  • 5回→43.76%(-18.00%)

米国債市場

利回りの推移

  • 30年債: 4.00%(-1.3bp)
  • 10年債: 3.70%(-0.6bp)
  • 2年債: 3.68%(+2.9bp)

短期債と長期債の動き

  • 短期債:金融政策に敏感、利回り上昇
  • 長期債:午後の取引で利回り低下

金融政策の見通し

FOMCの利下げ予想

  • 9月会合での0.5ポイント利下げ確率:約20%(先週の50%から低下)
  • 12月または来年3月までの利下げ幅見通し:拡大

専門家の見解

  • BBHアナリスト:CPIが予想より高ければ大幅利下げ観測が弱まる
  • グレンミード主任:0.25ポイント利下げの可能性が高いが、0.5ポイントも可能性あり

注目のインフレ指標

消費者物価指数(CPI)

  • 11日発表予定
  • 金融政策の方向性を左右する重要指標

債券市場の背景

先週の動き

  • 8月の民間部門雇用者数が低調
  • 債券市場は上昇

投資家の動向

  • 一部で利益確定売りの動き

今後の注目点

インフレ指標

  • CPI発表への注目度が高い
  • 利下げ幅予想に大きな影響

経済指標の重要性

  • 雇用統計やインフレ指標が金融政策に影響

まとめ(解説)

米国債市場では、利回りがまちまちな動きを示しました。30年債と10年債の利回りが低下する一方、2年債の利回りは上昇しました。これは、短期的な金融政策の見通しと長期的な経済見通しの違いを反映しています。

市場参加者の関心は、今週発表予定の消費者物価指数(CPI)に集中しています。このインフレ指標は、今後の金融政策、特に利下げの時期と幅を予測する上で重要な材料となります。

現在、9月のFOMC会合での0.5ポイントの利下げ確率は低下していますが、年内または来年初頭までの利下げ幅の見通しは拡大しています。専門家の間では、0.25ポイントの利下げが最も可能性が高いとされていますが、経済指標次第では0.5ポイントの利下げも可能性があるとの見方もあります。

 

為替市場(FX) 通貨強弱(前日)

通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

為替市場

主要通貨ペアの変動

  • ブルームバーグ・ドル指数: 1235.13 (+0.27%)
  • ドル/円: 143.12円 (+0.58%)
  • ユーロ/ドル: 1.1038ドル (-0.42%)

ドル高の要因

  • 短期国債利回りの上昇
  • 米国のインフレ指標への期待
  • 大統領選候補者討論会への注目

円相場の動き

円安の背景

  • 日本の4-6月期GDP改定値の下方修正
  • 対ドルで143円80銭まで下落(ドル円上昇)

後半の動き

  • 下げ渋りの展開

金融政策の見通し

FOMCの利下げ予想

  • 9月会合:25bpの利下げを完全に織り込み
  • 50bpの利下げ確率:約29%

専門家の見解

  • クラリティーFX:9月に25bp、11月に可能性のある50bp利下げ

注目のインフレ指標

8月米消費者物価指数(CPI)

  • 11日発表予定
  • 前月比0.2%上昇予想
  • 前年同月比2.6%上昇予想(7月の2.9%から鈍化)

その他の通貨ペアの動き

  • ドル/スイスフラン: 0.8482フラン (+0.6%)
  • ポンド/ドル: 1.3075ドル (-0.4%)

市場の注目点

インフレと雇用

  • FRBはインフレ率よりも雇用に重点
  • CPIと雇用統計の両方に注目

政治イベント

  • 大統領選候補者討論会の影響

まとめ(解説)

為替市場では、ドルが主要通貨に対して全般的に強含みの展開となりました。特に、対円では0.58%上昇し、143.12円まで上昇しました。この動きの背景には、短期国債利回りの上昇や、今後発表される米国のインフレ指標への期待があります。

日本円は、4-6月期のGDP改定値が下方修正されたことを受けて一時143円80銭まで下落しましたが(円安)、その後は下げ渋る展開となりました。

市場参加者の関心は、11日に発表予定の8月米消費者物価指数(CPI)に集中しています。このデータは、今後の金融政策、特にFRBの利下げ決定に大きな影響を与える可能性があります。現在、9月のFOMC会合での25ベーシスポイントの利下げはほぼ確実視されていますが、50ベーシスポイントの大幅利下げの可能性も約29%あるとされています。

専門家の間では、9月の25ベーシスポイント利下げに続いて、11月にさらなる大幅利下げの可能性があるとの見方もあります。ただし、FRBがインフレ率よりも雇用統計を重視していることも指摘されており、両方の指標を注視する必要があります。

他の通貨ペアでは、ドルがスイスフランに対して上昇し、英ポンドが下落するなど、ドル高の傾向が見られました。

コモディティ市場

原油市場

WTI原油先物価格

  • 10月限:68.71ドル/バレル (+1.5%)

ブレント原油先物価格

  • 11月限:71.84ドル/バレル (+1.1%)

価格変動の要因

  • 先週の急落からの反発
  • 需要見通しへの注目
  • 供給リスクの浮上(熱帯性暴風雨)

原油市場の背景

最近の価格下落要因

  • 米国と中国の景気弱化懸念
  • 供給の潤沢さ

専門家の見解

  • 最近の下落は行き過ぎの可能性
  • 現物市場のファンダメンタルズは堅調

今週の注目点

需要見通しレポート

  • OPEC、EIA、IEAの月間見通し発表予定

気象リスク

  • 熱帯性暴風雨「フランシーヌ」の影響

金市場

金スポット価格

  • 2503.29ドル/オンス (+0.2%)

金先物価格(COMEX)

  • 12月限:2532.70ドル/オンス (+0.3%)

価格変動の要因

  • 米CPI統計発表への期待
  • FOMCの利下げ見通し

金市場の背景

中国の需要

  • 不動産市場低迷のヘッジとしての購入

専門家の見解

  • 金は利下げ局面と相性が良い
  • 景気不透明感がある局面で好調

注目のインフレ指標

8月米消費者物価指数(CPI)

  • 11日発表予定
  • 前年同月比2.6%上昇予想
  • 2021年以来の低い伸び率の可能性

まとめ(解説)

原油市場は、先週の急落から反発し、WTI原油先物が1.5%上昇しました。この動きの背景には、最近の下落が行き過ぎだったという見方や、熱帯性暴風雨による供給リスクの浮上があります。市場参加者は、今週発表される OPEC、EIA、IEA の需要見通しレポートに注目しています。

一方、金市場は小幅上昇し、方向感の乏しい展開となりました。投資家は11日に発表予定の米CPI統計に注目しており、このデータは来週のFOMC会合での利下げ幅に影響を与える可能性があります。専門家は、金が利下げ局面や景気不透明感がある局面で好調であると指摘しています。