2024/9

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/9/26

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

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昨日の市況まとめ 1分解説

 

経済指標カレンダー

金融ポータルサイト、Investing.com 日本によって提供されている経済カレンダー

 

株式市場(総合ニュース)

昨日(25日)は長期金利上昇、ドル高、株小幅安でした。

米国株式市場の動向と今後の注目点

主要指数の動きと住宅市場データ

  • ダウ工業株30種とS&P総合500種が反落して取引を終えた
  • 先週のFOMCでの大幅利下げを受け、月間ベースでは主要3指数が上昇
  • アムジェンの治療薬データへの懸念からダウ工業株30種が軟調となり、S&P500種も最高値から反落
  • 8月の米新築住宅販売は前月比で減少、住宅ローンの30年物固定金利は8週連続で低下

セクター別動向と個別銘柄の動き

  • S&Pの主要11セクターのうち9セクターが下落、エネルギー株が1.9%安と最も大きく下げた
  • 情報技術は0.5%上昇、エヌビディアの上昇が寄与
  • アップルは0.52%下落、中国での8月の海外ブランドスマホ販売台数減少が嫌気された
  • ヒューレット・パッカード・エンタープライズは5.14%上昇、フォードとゼネラル・モーターズは4%超下落

市場関係者の見解

  • FRBの緩和政策への期待と経済成長への不安が混在
  • バリュエーションの高さと投資家心理の強気を指摘する声があり、警戒感が台頭
  • 住宅ローン金利の低下を買い手は認識し始めているが、これ以上大きく下がらないと予想
  • 米経済成長は徐々に減速しながらもプラス圏を維持するのが基本シナリオ

今後の注目点

  • 26日発表の新規失業保険申請件数
  • 27日発表の個人消費支出(PCE)価格指数
  • FRB議長講演やPCE価格指数など、今後の重要イベント
  • 米経済のソフトランディングの可能性
  • 米選挙などのボラティリティーを誘発する可能性のあるイベント

まとめ(解説)

米国株式市場は、先週のFOMCでの大幅利下げを受けて月間ベースでは上昇したものの、アムジェンの治療薬データへの懸念などから主要指数は反落した。住宅市場のデータや個別銘柄の動きも市場に影響を与えた。

市場関係者からは、FRBの緩和政策への期待と経済成長への不安が混在する見方が示され、バリュエーションの高さと投資家心理の強気を指摘する声もあり、警戒感が台頭しつつある。今後は、経済指標や追加利下げに関する手掛かりが注目され、米経済のソフトランディングの可能性や米選挙などのイベントにも注意が必要とされている。

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

今日

昨日

総合的利下げ織り込み(前日比)

今日

昨日

次回利下げ確率(前日比)

2024/11/07(次回FOMC) 1回⇨0.25% 

  • 1回→39.26%(+0.69%)
  • 2回→60.74%(-0.69%)

年内利下げ確率

  • 1回→0%(%)
  • 2回→0%(0%)
  • 3回→88.41%(+8.58%)
  • 4回→11.59%(-8.58%)

米国債市場の動向

利回りの変動

  • 米国債利回りは上昇
    • 米30年債利回り: 4.14% (6.0bp上昇、1.47%増)
    • 米10年債利回り: 3.79% (6.1bp上昇、1.63%増)
    • 米2年債利回り: 3.56% (2.1bp上昇、0.60%増)
  • 5年債利回りは一時6bp上昇し、特に軟調な動き

市場の注目点

5年債入札とオラクルの起債

  • 5年債入札では700億ドル相当の入札が行われ、最高落札利回りが2023年4月以来の低水準

市場関係者の見解

  • ダニエル・マルホランド氏(クルーズ&アソシエーツのシニアマネジングディレクター)
    • 市場は大量の中期債供給を消化する必要がある
    • FOMC後に売られた後、コンセッションがほとんどないため、かなりの買いが誘発された
  • ジャック・マッキンタイア氏(ブランディワイン・グローバル・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー)
    • これまでの強い相場上昇を考え、米国債に対する確信は若干低下している
    • 現時点では買いよりも売りの方が有利

今後の注目点

  • 追加利下げのペースを示唆する新たな経済データ
    • 金利スワップ市場は11月会合で50bpの利下げ確率を50%と織り込んでいる
  • 次回FOMC前に発表される9月と10月の雇用統計
    • 雇用者数が弱い数字となれば、追加利下げの可能性が高まる

まとめ(解説)

米国債利回りは上昇し、特に5年債が軟調な動きとなった。5年債入札では最高落札利回りが低水準となり、市場は大量の中期債供給を消化する必要がある。市場関係者からは、米国債に対する確信の低下や売りの優位性が指摘されている。今後は、追加利下げのペースを示唆する新たな経済データや雇用統計が注目される。

 

為替市場(FX) 通貨強弱(前日)

通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

外国為替市場の最新動向

ドルの動きと背景

  • ドルの上昇
    • ブルームバーグ・ドル指数は0.65%上昇し、ドルは円やユーロなど主要通貨に対して上昇。
    • ドル/円は1.10%上昇し、144.80円に達し、一時9月3日以来の高値を記録。
  • 背景要因
    • リスク志向の低下や中国景気刺激策に対する懐疑的な見方がドル高を促進。
    • コンファレンス・ボード発表の米消費者信頼感指数の低下も市場に影響。

各通貨の動き

    • ドルに対して1%余り下落し、一時144円84銭まで下落。
    • 日本の次の大きなイベントは東京消費者物価指数(CPI)の発表。
  • ユーロ
    • ユーロ/ドルは0.45%下落し、1.1130ドル。
    • 一時1.12ドル台まで上昇するも、週末にかけて下落。
  • 人民元とその他の通貨
    • ドルは人民元に対して0.33%高、1ドル=7.033元。
    • ノルウェークローネ、ニュージーランドドル、豪ドルも対ドルで下落。

市場関係者の見解

  • ブラッド・ベクテル氏(ジェフリーズ)
    • 中国の景気対策による熱狂が冷めたことを指摘。
  • ヘレン・ギブン氏(マネックス)
    • 月末フローがドルを押し上げる要因とし、新四半期の開始がドルに有利になると指摘。
  • ノア・バファム氏(CIBCキャピタル・マーケッツ)
    • ドルは年末に向けて対円で売られる可能性を指摘、FRBがハト派的になる予想。
  • カール・シャモッタ氏(コーペイ)
    • 労働市場の需給格差が縮小していることは、経済にとって悪い兆候と指摘。

今後の注目点

  • 米金融緩和の道筋と、それに対応するFRBの政策決定が市場の関心を集めています。
  • CMEフェドウオッチでは、11月のFOMC会合で0.50%の利下げ確率が59%とされ、それがトレーダーの注目ポイント。
  • 8月の個人消費支出(PCE)価格指数の発表が今週の注目イベントとなっており、これが市場の方向性を左右する可能性があります。

まとめ(解説)

外国為替市場においてドルは多くの通貨に対して上昇しています。これはリスク志向の低下や中国の景気刺激策に対する不安、米国内の経済指標の変化が背景にあります。今後はFRBの政策決定や主要経済指標の発表に注目が集まっており、これらがドルの動向に大きな影響を与えると見られています。

コモディティ市場

原油市場の動向

原油価格の下落要因

  • リビアの動向
    • リビアの東西両勢力が新中央銀行総裁の指名で合意し、原油生産の再開期待が高まり、価格が下落。
    • 国連が中銀当局者の任命手続きでの合意を発表。
  • 供給過剰懸念
    • 米中での消費低迷に加え、OPECプラスの供給拡大計画が供給過剰への懸念を引き起こしている。
    • 24日に中国が発表した景気刺激策にもかかわらず、エネルギー需要の増加は不透明。
  • 市場の反応
    • ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は1.87ドル(2.6%)安の1バレル=69.69ドル。
    • ロンドンICEの北海ブレント11月限は2.3%安の73.46ドルで取引終了。

その他の要因

  • 地政学的リスク
    • イラン大統領の発言で中東の地政学的リスクに注目が集まる。
  • 自然災害
    • ハリケーン「ヘレン」がフロリダ州に接近中で石油施設への影響が懸念。

金市場の動向

金価格の上昇要因

  • 消費者信頼感指数の影響
    • 米消費者信頼感指数が大幅に落ち込んだことが金の買い材料に。
  • 利下げ観測
    • 金利スワップ市場では年内0.75ポイント余りの利下げを織り込み。
    • 米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げ実施が金価格上昇を支える要因に。
  • 価格の動き
    • 金スポット価格は一時1オンス=2670.57ドルに上昇し、5日続伸。
    • ニューヨーク商品取引所の金先物12月限は7.70ドル(0.3%)高の2684.70ドルで引けた。

まとめ(解説)

原油市場では、リビアの原油生産再開の可能性や米中の消費低迷、OPECプラスの供給拡大計画などを背景に、価格が大幅に下落した。市場関係者からは需要懸念の長期化が指摘されている。

一方、金市場では、消費者信頼感指数の落ち込みやFOMCの利下げを受けて金利先安観が広がり、価格が上昇した。今後は、中国経済の行方やOPECプラスの供給拡大見通し、追加利下げの可能性などが注目される。