2024/3

経済ニュース速報まとめ わかりやすい「AI市場分析」 2024/312

経済ニュース速報まとめ

 わかりやすい「AI市場分析」とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)をAIを使い、主要なファンダメンタルを初心者にも分かりやすく要約しています。

株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています。

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国内外の経済動向、株式市場、為替、金利、企業の業績など幅広いトピックについて、専門家による解説や独自の視点を交えて分析。

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昨日何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います。

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株式市場(総合ニュース)

昨日(11日)は金利上昇、ドル横ばい、株横ばいでした。

  • S&P500種株価指数とナスダック総合指数が小幅下落。2月の消費者物価指数(CPI)発表を前に慎重な市場姿勢が見られる。
  • ボーイングと半導体株の下落が目立ち、市場の不安定さを示唆。
  • 米消費者のインフレ期待の上昇と市場の「リスクオフ」傾向が利下げに対する慎重な見方を強化。
  • 投資家はCPIとPPIの発表に注目し、市場のボラティリティに備えるべき。

 

S&P500種株価指数、わずかな下落を見せる

2月の消費者物価指数(CPI)発表前の市場状況

11日の米国株式市場で、S&P500種株価指数は前日比0.11%下落し、5117.94で取引を終えた。

これは、12日に発表される2月の消費者物価指数(CPI)を前にした投資家の慎重な姿勢を反映している。

CPIは、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)政策決定前に公表される最後の主要なインフレ指標である。

株式市場の反応

ダウ工業株30種平均はわずかに上昇し、38769.66でクローズした。

一方、ナスダック総合指数は0.41%下落し、16019.27で取引を終了した。

ボーイングの株価は下落し、年初からの下落率は25%を超えた。

背景には、アラスカ航空が運航するボーイング機での事故に関連して米司法省が刑事捜査を開始したことがある。

テスラの株価は反発した。

インフレ期待と市場の見方

米国の消費者は、3年先および5年先のインフレ期待が2月に上昇したことを示し、利下げに対する慎重な見方を補強している。

22Vリサーチの調査によると、回答者の45%がCPIへの市場の反応が「リスクオフ」になると予想している。

また、金融状況の引き締めが必要だとの見方が強まっている。

投資家の見通しとボラティリティ

投資家は、今週発表される米消費者物価指数(CPI)と米卸売物価指数(PPI)に注目しており、これらの発表を受けて市場のボラティリティが上昇する可能性がある。

特に、データの公表前後では市場の動きが大きくなる傾向にある。

セクター別動向と個別銘柄の動き

S&P主要セクターでは、工業部門の下落が目立った。

半導体株に売りが続き、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などが下落した。

一方で、天然ガス採掘会社のエクイトランス・ミッドストリームは上昇し、元親会社のEQTによる買収発表を受けてEQTの株価は急落した。

 

債券市場 金利市場(FedWatch)

今日

昨日

  • 米国債は下落し、売り圧力が増加中
  • 投資家は債券市場に前向き、10年債利回りの低下を予想
  • 米経済指標発表を控え、利回りは小幅上昇
  • 今週の経済指標発表が市場の焦点
  • 3年債入札は市場予想を下回る結果に

 

米国債の市場動向と投資家心理の変化

米国債利回りの最新動向

米国債は下落し、投資適格級社債の発行増加と共に売り圧力が加わった。

特に、3年債の入札が行われた日には、10年債と30年債の入札も予定されており、市場には緊張感が漂った。

具体的な利回り動向を見ると、30年債利回りは4.26%、10年債利回りは4.10%、そして2年債利回りは4.54%となっており、それぞれ前営業日比で小幅な変動が見られた。

投資家の債券市場に対する前向きな見通し

ブルームバーグ「マーケッツ・ライブ(MLIV)パルス」調査によると、投資家の債券市場に対する前向きな見通しが過去最高水準に達している。

調査参加者の60%が、10年債利回りが1ヶ月後に低下すると予想している。

近期の米国債利回りの上昇

一方で、最新のインフレ統計など経済指標の発表を前に、米国債利回りは上昇している。

10年債利回りは4.096%、30年債利回りは4.261%、2年債利回りは4.535%と、それぞれ小幅ながら上昇を記録している。

市場の注目点

市場では、FRBによる金利政策の方向性や今週発表される米経済指標に注目が集まっている。

特に、12日に発表予定の2月のCPIが市場の焦点となっており、今後の金融政策に大きな影響を与える可能性がある。

3年債入札の結果

米財務省は、560億ドル規模の3年債入札を実施し、最高落札利回りは4.256%で、市場予想を下回る結果となった。

応札倍率は2.60倍で、平均をわずかに下回るものの、市場の関心の高さを示している。

 

 

為替市場(FX) 通貨強弱

 

通貨全体
ドル単体

  • ドル円、5日連続の下落にも変動性
  • 米経済と日銀政策の影響で為替市場が注目される
  • 日本GDPのプラス転換とビットコインの最高値更新

 

ドル円、5営業日連続で下落しつつも変動性を見せる

ドル円相場の最新動向

直近の外国為替市場では、ドルは対円で小幅に下落し、5営業日連続の下落を記録しました。

一時は146円49銭まで下落しましたが、その後147円16銭まで回復する場面もありました。

ドル指数はほぼ変わらず、1229.28を記録しています。

米国の経済指標と日銀の金融政策

ブルームバーグ・エコノミクスのレポートでは、2月の米総合CPIは前月比で加速する可能性があるものの、コア指数は鈍化する可能性が高いと分析しています。

また、日銀が来週の金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除する可能性があるとの見方が円の上昇に寄与しています。

日本経済の最新動向

内閣府が発表した2023年第4四半期の実質GDPは前期比で0.1%増となり、前回のマイナス0.1%からプラスに転じました。

これは、日本経済が安定的な成長を続けていることを示唆しています。

為替市場の見通し

市場では、米連邦準備理事会(FRB)が6月に利下げを開始する可能性が高いとの見方が強まっています。

これにより、ドル円を含む主要通貨ペアの動向に注目が集まっています。

暗号資産市場の動き

ビットコインは7万2000ドルを超え、過去最高値を更新しました。

これは、暗号資産市場の活況を示しており、投資家の間での関心が高まっています。

 

その他の市場 金 原油

 

  • 原油市場はOPECプラスの動向と中東情勢の影響を受けつつ、供給過多の懸念も。中国経済の回復が鍵となる展開に注目。
  • 金価格は小動き。利下げ時期の手掛かり待ちでCPIに注目が集まる中、ドル安と米国債利回り低下の背景で3月には価格上昇。

 

原油と金の市場動向

原油市場の現状

ニューヨークの原油先物相場は大きな変動がなく、今後の動向にはCPIや国際エネルギー機関(IEA)、石油輸出国機構(OPEC)の報告が影響を及ぼすと予想されています。

市場はOPECプラスによる生産調整や中東の緊張が支えとなりつつ、他の産油国の生産増加や中国の経済見通しに関する懸念から圧力を受けています。

グローバルXマネジメントのロハン・レディ氏は、中国などの主要消費国が市場回復をけん引できるかが重要な要因であると指摘しています。

また、イランは石油輸出が2018年以降で最高水準に達したことを発表しました。

金市場の動き

金のスポット価格は小幅な動きに留まっており、投資家は米国の利下げ時期に関する手掛かりを探しています。

特に、12日に予定されているCPI統計への注目度が高まっています。

金は3月に入ってからドル安や米国債利回りの低下を受けて価格が上昇しており、市場では米利下げ開始時期に関する予想に大きな変動はないものの、金価格の上昇は一部で予想外と捉えられています。

 

市場動向(まとめ)

 

日銀のマイナス金利政策解除の可能性と市場の動向

円の上昇とビットコインの最高値更新

日銀が来週の金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除する可能性が浮上し、円が対ドルで上昇。(円高)

同時にビットコインは過去最高値を更新しましたが、市場の焦点は日銀の決定とドル/円相場に集中しています。

日本経済の現状

日本の経済状況はわずかながら改善しており、GDPの上方修正がありましたが、大幅な成長や物価上昇の兆しはまだ見えません。

一方で、賃上げの動きがあり、経済の一部分野ではポジティブなシグナルが見られます。

市場の反応

ドル指数はわずかに上昇し、債券市場では利回りが上昇しています。

これは、米国の経済指標発表を控え、市場が慎重な姿勢を取っていることを示しています。

また、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに動く可能性も市場の関心事となっています。

株式市場とその他の市場動向

株式市場では小幅な下落が見られ、特定のセクターや企業の株価に影響を与えています。

金先物は上昇を続け、原油先物は方向感なく推移しています。

 

今日は以上になります。最後まで見て頂きありがとうございます😊