経済ニュース速報まとめ
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目次
株式市場（総合ニュース）
昨日(20日)は金利低下、ドル安、株高でした。
- ＦＯＭＣの発表後、米株式市場が3日連続で最高値を更新。
- ＦＲＢの慎重な利下げ方針と経済に対する前向きな見方が市場の信頼を高める。
ＦＯＭＣ政策発表後の米株式市場、３日続伸で最高値更新
米株式相場の動向
20日の米株式市場はＳ＆Ｐ500種株価指数が5200を超え、3日連続で史上最高値を更新した。
ＦＯＭＣの政策発表を受け、ジェローム・パウエルＦＲＢ議長の発言が市場の買い気を後押しした。
ＦＯＭＣの利下げ予想維持
ＦＯＭＣは2024年の利下げを従来の予想通り、0.25ポイントを3回実施する計画を変更せず、米経済に対する前向きな見方を示した。これが市場の信頼を高め、株式市場の上昇に寄与した。
パウエル議長の見解
パウエル議長は、インフレ率が2％目標に向かっている明確な証拠を求める慎重な姿勢を維持。
ただし、必要に応じて「年内のある時点で」金利を引き下げる準備があることを示唆した。
バランスシート政策
ＦＲＢは毎月最大950億ドルのバランスシート縮小を継続。
ただし、パウエル議長は近い将来、縮小ペースを減速させる可能性を示唆しており、市場に安心感を与えた。
経済予測の修正
ＦＯＭＣは2024年の経済成長率とインフレ率の予測を上方修正。
また、長期金利の中央値予想をわずかに引き上げた。これらの修正は、ＦＲＢが米経済の強さに自信を持っていることを示している。
市場の反応
専門家の間では、ＦＲＢが積極的な政策調整に慎重であることや、経済成長の持続性に自信を持っていることが、市場に好感されているとの見方が強い。
インフレと経済成長のバランスを取りながら、利下げへの移行が慎重に進められることが期待されている。
債券市場 金利市場(FedWatch)
今日
昨日
- 米国債市場、FOMCの利下げ維持発表後に短期債利回り低下。市場のハト派的予測が現実化。
- 金利予測は安定、市場の期待通りFRBの緩和姿勢続く。
- インフレ指標上昇もFRBは利下げ方針変えず、市場に安堵。
米国債市場の動向とFOMCの決定
FOMCの利下げ予測の影響
米国債市場では、特に短期債が大きく上昇し（利回りは低下）、これはFOMC（連邦公開市場委員会）が年内に3回の利下げを行うという予測を維持したことが大きな要因です。
市場では、FOMCが利下げの見通しを変えることなく、インフレの圧力にもかかわらず金融緩和策を継続する可能性が高まっています。
利回りの変動
- 30年債利回りは4.45%とわずかに上昇しましたが、
- 10年債と2年債の利回りはそれぞれ4.27%と4.60%に低下し、市場の期待に反して短期債が上昇しました。
金利予測の安定
ドットプロット（金利予測分布図）によると、2024年末の金利予測中央値は4.625%と、変わらず安定しています。
これは、市場が予想していたよりもハト派的なスタンスをFRBが取っていることを示しています。
市場の反応
一方で、1月と2月のインフレ指標が予想を上回ったことから、FRBが利下げ予想を縮小する可能性についても議論がありました。
しかし、FRBが予想された通りに行動し、利下げを継続する方針を示したことで、市場の一部では安堵のムードが広がっています。
為替市場（FX） 通貨強弱
通貨全体
ドル単体
- FOMC政策決定後、ドル指数が大幅下落し、日本円が切り返す
- FRBは年内3回の利下げを示唆、経済見通しを発表
- ビットコインは6.4%上昇、65,860.00ドルに
ドルの下落と円の反発、FOMC政策決定後の外国為替市場の動向
ドル指数の大幅下落
外国為替市場で、ブルームバーグ・ドル指数は3月初旬以来の大幅な下落を記録し、1236.13ポイントに至りました。
これは前営業日比で0.36%の下落です。
主な要因は、米連邦準備制度理事会（FOMC）の政策決定とジェローム・パウエル議長の発言にあります。
円の動き
日本円はFOMCの前は1ドル=151円60銭を中心にもみ合いでしたが、パウエル議長の会見中に150円73銭まで戻す動きを見せました。
日本銀行が年内に追加利上げを迫られる可能性があるという日経新聞の報道も市場に影響を与えました。
FRBの政策と経済見通し
FRBは政策金利の据え置きを決定し、年内3回の利下げを示唆しました。
コア個人消費支出（PCE）価格指数の見通しは24年末で2.6%、経済成長率は2.1%、失業率は4.0%と発表されました。
為替レートの変動
ドル/円は0.17%の下落となり、151.10円を記録しました。
ユーロ/ドルは0.51%高の1.092ドルとなりました。
暗号資産の動向
ビットコインは6.4%の上昇を見せ、65,860.00ドルに達しました。
専門家の見解
マッコーリーのティエリー・ウィズマン氏は、パウエル議長が短期的には状況が変わっていないこと、インフレ進展を確信していることを伝えようとしていると分析しました。
また、CIBCキャピタル・マーケッツのビパン・ライ氏は、日銀が長期的な利上げサイクルに入ることは予想されておらず、日米金利差が拡大するシナリオは変わらないと述べました。
その他の市場 金 原油
- 原油先物相場の反落：昨年10月以来の高値後の動向
- 金価格上昇：FOMC政策発表後の市場反応
原油相場の反落と金価格の上昇
原油相場の動向
ニューヨーク原油先物相場は、前日に昨年10月以来の高値を記録した後、反落しました。
この上昇の鈍化は、原油市場が買われ過ぎの領域に入り、アルゴリズム取引のロングポジションがピークに達したことによるものです。
TDセキュリティーズのダニエル・ガリ氏によると、自動取引による購入の支援が弱まり、原油の勢いが下向きに転じる可能性があるとのこと。
また、米エネルギー情報局（EIA）の報告によるガソリン在庫の減少や、ロシアの一部製油所の操業停止が背景にあることも注目されます。
ニューヨーク商業取引所のWTI原油4月限は前日比1.79ドル安の81.68ドルで取引を終えました。
金価格の上昇
金スポット相場は、米連邦公開市場委員会（FOMC）の政策発表後に上昇しました。
FOMCは年内の利下げを従来予想の通り、0.25ポイントを3回行うと発表し、FRB議長のパウエルは「今年中に」緩和を始めることが適切だと述べました。
これは、金価格にとって強い材料となりました。サクソバンクのオレ・ハンセン氏は、市場がFOMCのドット・プロットで示される2回の利下げに警戒していたが、この発表が金にとってはポジティブなニュースだったと指摘しています。
金スポット価格は、ニューヨーク時間午後3時1分現在で、前日比23.65ドル上昇し、1オンス＝2181.24ドルで取引されました。
市場動向（まとめ）
ＮＹ市場サマリー（20日）株続伸、利回り低下・円は切り返す
為替市場の動向
ドルが下落し、日本円は数十年ぶりの安値から反発しました。
これは、米連邦準備理事会（FRB）が政策金利を据え置き、年内に３回の利下げを示唆したことによるものです。
FRBの経済見通しでは、コアPCE価格指数がわずかに上方修正され、経済成長率と失業率の予測が改善されました。
債券市場の反応
FRBの年内３回の利下げ見通し維持を受けて、国債利回りが低下しました。
特に注目されたのは、10年債利回りと2年債利回りの低下です。
これは、市場がFRBの政策見直しと経済に対する楽観的な見方を受け入れたことを示しています。
株式市場の動き
主要３指数は続伸し、特に一般消費財セクターがリードしました。
FRBがインフレ率の高止まりを指摘しつつも、経済成長と失業率の改善を見込んでいることが、市場を支えました。
アマゾンとテスラの株価が目立つ上昇を見せ、市場のポジティブなムードを反映しました。
金先物と原油先物の状況
金先物はわずかに上昇しましたが、原油先物は利益確定売りにより反落しました。
金先物の小幅な上昇は、市場のリスク回避の動きを反映している可能性があります。
一方、原油市場は前日の高値からの反動と見られます。
今日は以上になります。最後まで見て頂きありがとうございます😊
