FX基礎知識編

FX基礎知識編 短期金利と長期金利

トム

金利、物価、相場サイクルと、経済の事はだいたい分かってました。

これでFXにおけるファンダメンタルズ分析は大丈夫ですか?

 

フェドマン

大きな流れ(ドル高なのかドル安)はだいたい掴めてくるとは思うけど、

まだまだ実践で使えるようなものでもないよ。

 

今までの知識はFXとか関係なく、はっきり言って知っていて当然の知識。

 

今日は金利をもう少し深く考えてみよう!

 

トム

FXでは金利が一番大事でしたよね。

 

フェドマン

そう!

金利が何よりも大事!

 

ただ金利と言っても種類があってその中でも特に大事な金利を紹介します!(というかそれしか知らない)

 

金利の種類

今までFXでは金利が大事と何度も言ってきましたが、

じゃあその金利はどうやって見たらいいの?そもそも何を見たらいいの?

という疑問にお答えします!

投資素人でも理解する事ができたので難しくはないと思います。

ただ金利というのは複雑に絡み合っています。

理解に苦しむこともありますが大丈夫です。みんな理解してるようでしていません。(実際は中がどうなってるかなんて誰もわからない)

まず大事な金利には2種類あります。

短期金利と長期金利です。金利は借金するときに支払うものですよね?

なので単純に

短期でお金借りる時の金利(短期金利)

長期でお金借りる時の金利(長期金利)です。

なんで短期で借りる金利と長期で借りる金利があるのかといいますと、

それは貸す側の立場で考えます。

1週間お金を貸すのと1年間お金を貸すのではリスクが全然違いますよね?

長くお金を貸す方が貸す側のリスクが増えるのは当然です。なので長く貸す時短く貸す時よりリスクに見合ったリターンが必要になります。(これ世界の常識)

じゃあ何を参考にすればいいかと言うと、世界で一番メジャーな借金を参考にします。

それは国債です。国債は国の借金です、借金なのでもちろん利息(金利)もあります。

その金利を世界中の投資家は見ているのです。

国債はどこの国にもありますが、ここでは主に先進国(アメリカ、日本など)の国債の事を言ってます。
国債は安全投資などと言われており、投資家や国同士でも活発に取引されている非常に信頼性がある投資です。
国以上に信頼できる投資相手はいるんでしょうか?
株ならその会社が倒産したら株の価値は0になります。
国債もその国が破産したらその国債の価値は0になりますが、まず考えにくいですね。(100%ないとは言い切れないが)
なので国債の金利が世界で一番信用できる金利の指標になっているんですね。

短期金利(2年債)

ではまず短期金利とは何を指すのか?

これは2年債を見ます。

2年物国債ですね。

これは満期(償還)が2年の国債の事です。

なぜ2年なのか?

それはみんながそれを短期と言うからです。

何度も言いますが、この世界に答えはありません。

みんながそれを見てるから見る。

みんながそう言ってるから私もそう言う。

の世界なのです。みんなと言うのは全ての市場参加者の事です。慣れるまでは難しい考え方なのですが、へーそうなんだー。くらいのスタンスでいた方が楽です。

全てに疑問を持ちたくなる世界ですが(答えを求めてしまう)

答えなどありません。

話を戻しますが、この2年で償還(元本が返ってくる)する国債の金利(利回り)短期金利と言われてる物になります。

ちなみに国債は基本的に元本保証ですが、その国の通貨でしか買えないので為替リスクはあります。
アメリカの短期金利チャート(米国債2年物)です
トレーディングビューというチャートツールで US2Y と検索すると見れます。

 

何度か出していますが、トレーディングビューは優秀なチャートツールですので是非使って見てください。
無料で使えますし、ファンダメンタルズ分析に必須の金利や株価、原油なども見れます。

 

長期金利(10年債)

次は長期金利ですが、これは10年債を見ます。
これも何故10年かと言われても、みんなそうだから、昔からそうだから
としか言いようがありません。慣れましょう。
慣れるとあまり疑問を持たなくなり、物事をスムーズに受け入れられるようになります。
長期金利とがあると言う事は、中期(5年)や超長期(20年~)などもありますが、今はあまり気にしなくて大丈夫そうです。
長期金利の特性などについてはまた別に書きたいと思います。今回は紹介みたいな感じです。
こちらも貼っておきます。検索は US10Y  です。
こちらも是非見てみてください。
まずは見る事です。金利もドル円やユーロドルなど為替のように動きます。(これについてはまた別で書きます!)
この動きをみて今の相場(市場)の状況を推察するんですね。これだけで取引はできないですが、見ると見ないのでは大きく違ってきます。(通っぽい)
後はこの金利によって株価の動きも変わって来ますので、まさに金利は世界を支配していると言っても過言ではないわけですね。
ちなみに国が政策金利を上げたり下げたりするのは、
この短期金利と長期金利を間接的に操作したいからなんですね。
間接的というのは、この金利は直接は操作できません。あくまで誘導しているだけで、金利(利回り)は市場参加者で決めるものなのです。
金利は世界で一番大きな市場である
債券市場で決まります。
ドル円などのレートは為替市場で決まるし、株は株式市場できまる。
それぞれ市場というものが存在する。
もう一度言いますが、債券市場が一番でかいです、一番お金が流れていると言う事ですね!
一番でかい(流動性があり資金もある)という事はそれだけ信用もあると言う事になります。(国同士で買ったりするし)
なので金利が大事であり
そのような市場で決まるので(金利が)今日紹介した短期金利や中期金利の信憑性が増すというのです!
金利の大切さが少しでも伝わればと思います。今回はこれで終わりです。
最後まで見て頂きありがとうございました。
次回は金利の特徴についてお話したいと思います!