【経済ニュースまとめ】

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株式市場（総合ニュース）

昨日(22日)は金利上昇、ドル小幅高、株安でした。

米国株式市場の動向

市場全体
- 下落
- FOMC議事要旨で利下げを急がない姿勢が示される

FOMC議事要旨

政策金利
- 長期にわたり高水準維持が望ましい
- 金融政策が十分に景気抑制的かどうか疑問視
- インフレ率が2%に向かっていない場合、政策金利を維持
- 労働市場が予想外に弱まった場合、景気抑制を緩和
市場の反応
- S&P500種が最高値から下落
- 住宅建設株が下落（トール・ブラザーズ）
- ターゲットの株価が急落（既存店売上高の減少）

エヌビディアの決算

業績
- 市場予想を上回る決算
- 5-7月の売上高見通し：280億ドル
- 2-4月期の売上高：260億ドル（前年同期比3倍以上）
- 1株利益：6.12ドル（市場予想：5.65ドル）
株価の動き
- 時間外取引で6.2%上昇
- 年初来92%高
その他の発表
- 1対10の株式分割
- 四半期配当を150%増（1株当たり10セント）

エヌビディアの影響

AI投資の受益者
- 強気な売上高見通し
- AIアクセラレーターの需要拡大
- 株式時価総額：2兆3000億ドル超
CEOのコメント
- 次の産業革命が始まった
- AIは全ての産業に生産性向上をもたらす
- 次世代チッププラットフォーム「Blackwell」フル生産体制

市場の反応と予測

エコノミストの見解
- ピーター・ブックバー：「金融政策スタンスは臨機応変」
- アレックス・マクグラス：「利下げに関する情報は少なくとも1カ月待つ必要」
- ライアン・グラビンスキー：「短期的にはエヌビディアの業績が重要」
その他
- エヌビディアの需要が弱まれば、他の市場にも影響

Bloomberg.com

参考記事

【米国市況】株下落、ＦＯＭＣ議事要旨を嫌気ードル156円台後半

債券市場　金利市場(FedWatch)

FedWatchについてはこちら

今日

昨日

利下げ織り込み（前日比）

今日

昨日

2024/07/31　20.53%(-3.77%)
2024/09/18　77.30%(-4.77%)

FOMC議事要旨の影響

議事要旨の公表: FOMC議事要旨が公表され、短期間の国債に対する売り圧力が強まる。
景気抑制的政策の疑問: 多くの当局者が金融政策が十分に景気を抑制しているか疑問視。

国債利回りの変化

米30年債利回り: 4.54%、前営業日比 -1.0bp、変化率 -0.21%
米10年債利回り: 4.42%、前営業日比 1.2bp、変化率 0.27%
米2年債利回り: 4.87%、前営業日比 4.5bp、変化率 0.93%

イールドカーブのフラット化

2年債利回り: 約5bp上昇の4.88%
1カ月ぶりのフラット化: イールドカーブが約1カ月ぶりの水準までフラット化。

20年債入札の結果

発行額: 160億ドル
最高落札利回り: 入札前取引（WI）水準とほぼ同じ、堅調な需要を示唆。

議事要旨の市場への影響

タカ派的な内容: FOMC議事要旨の内容がパウエル議長の会合後会見よりもタカ派と受け止められる。
FRBのスタンス: 必要ならば利上げに前向きで、引き締め政策が長期化する可能性。

専門家のコメント

スバドラ・ラジャッパ氏（ソシエテ・ジェネラル）: 「当局者らはインフレを懸念し、必要ならば利上げにも前向き。これは引き締め政策が長期化することを意味する。」

利回り格差の変動

2年債と10年債の利回り格差: マイナス45bpと約3bp拡大。

為替市場（FX）　通貨強弱（前日）

通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

為替市場の動向

ドルの動向

ブルームバーグ・ドル・スポット指数
- 現在値: 1250.76
- 前営業日比: +3.18
- 変化率: +0.25%
ドル／円
- 現在値: ¥156.79
- 前営業日比: +¥0.62
- 変化率: +0.40%
ユーロ／ドル
- 現在値: $1.0821
- 前営業日比: -$0.0033
- 変化率: -0.30%
ポンド／ドル
- 現在値: $1.2717
- 前営業日比: +0.1%

市場の要因

FOMC議事要旨
- 影響: ドル高
- 理由: インフレ率への失望感
米国債利回り上昇
- 影響: 円安・ドル高
- 理由: 米金利上昇に連動
英消費者物価指数（CPI）
- 4月のCPI上振れ: 利下げ観測後退
- 予測の変更: 利下げ開始予想が11月に後ずれ
ニュージーランド準備銀行の政策金利
- 政策金利の据え置き: 5.5%
- 利下げ開始時期: 2025年第3四半期に延期

各国の動向

米国
- インフレと金融政策
  - FOMC議事要旨: インフレ率が中期的に2%回帰予測、ディスインフレには時間がかかる見込み
日本
- 円の動向
  - 米国債利回り上昇: 円安進行
英国
- 消費者物価指数（CPI）
  - 4月のCPI: 予想上回る
  - 利下げ観測後退
ニュージーランド
- 政策金利
  - OCRの据え置き: 5.5%
  - インフレ圧力持続

影響する人物

ブラッド・ベクテル氏（ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループ）
- コメント: ドルはインフレ指標と米金融当局による情報発信に敏感
アマルジット・サホタ氏（クラリティFX）
- コメント: FOMC議事要旨は予想通りの内容、政策は十分に制約的

暗号資産の動向

イーサ
- 現在値: $3735
- 変化率: -0.3%
ビットコイン
- 現在値: $69605
- 変化率: 横ばい

Reuters Japan