突然ですがみなさん国債を買ったことはありますか?
ありません。FXと何か関係あるんですか?
FXは金利が大事と何度も言ってきましたが、その本質とも言えるのが
国債なんです。
前回、短期金利と長期金利について話した時
金利は変動すると言いましたが今回はその事についてお話させて頂きます。
前回の短期金利と長期金利については下に貼っておきますね。
FX基礎知識編 短期金利と長期金利
金利、物価、相場サイクルと、経済の事はだいたい分かってました。
これでFXにおけるファンダメンタルズ分...
国債価格と金利(利回り)
前回、短期金利と長期金利は国債の金利(利回り)だとお伝えしました。
では国債の金利(利回り)はどうやって決まっているのか?
それは国債にも価格があり市場(債券市場)で売買されて決まっています。
株に例えると分かりやすいと思います。
株は株価と配当があります。株は配当利回りというものがあります。
配当利回りは配当÷株価で求めます。例 10円(配当)÷1000円(株価)=0.01(1%)
配当利回り1%となります。
株で言うとこの配当利回りが国債の金利になります。
新規で国債を買う時(国が発行したての国債)は国が予め価格と金利(利回り)を決めて発行します。
例
政府
価格1000円で金利1%の10年国債を発行します。
みんな買ってね
こんな感じですね。だいぶ簡略してると思います(笑)
重要なのはこの時の金利はずっと変わらないという事です。
この場合10年間1000円(株価)に対して1%の金利収入(配当)つまり10円です。
この10円は10年間絶対に変わりません。
ではこの10年物国債を債券市場で売って見ましょう!
この時国債を買う人が多かった為1100円で売れました!
この時の金利を計算してみましょう。
まずは買った時の国債
1000円(価格)で1%(クーポンと言われてます)の国債なので金利10円(一年間)でした
では売れた時の国債は
10円(これは変わらない)÷1100円(国債価格)=0.009(0.9%)
金利(利回り)が下がりました。
次は国債の価格が安かぅた場合
900円で売れたとします。
10円(これは変わらない)÷900円(国債価格)=0.011(1.1%)
金利(利回り)が上がりました!
このように短期金利(2年物国債)も長期金利(10年物国債)も国債が売買されて金利(利回り)が日々変動しているわけですね。
では次に2年物国債と10年物国債の特徴を説明しますね!
ただ国債や金利は複雑です!常に教科書通りの動きをするとは限りません。
2年物国債(短期金利)
2年物はその名の通り満期(償還)が2年です。これを世の中では短期金利の指標として使っています。
短期金利は主に政策金利に連動すると言われています。
国は直接この金利を操作する事はできないので、政策金利を変えます。
それにより投資家が2年物国債を状況に応じて売買する。
その結果が短期金利となって市場に表れます。
つまり金利というのは市場参加者(債券トレーダー)が決めてるってことですね!
単純に2年先はトレーダーも予想を立てやすいので金利も敏感に動きます。(と自分は思っている)要は現在の経済をもろに表しているって感じだと思います。(わかりづらいかな)
10年物国債(長期金利)
なんと言ってもみんなが注目しているのはこれです。
ただ10年先(10年間)の事なんて誰もわかりません。なので投資家の心理を映すと私は考えています。(相場は生き物)
たとえば長期金利が下がっている時、つまり10年債が買われてる時はどんな時か想像してみます。
買う人の感情 10年間安定して利息がもらえる。つまり10年間も投資できるものがないと思っている時(あくまで買う時は)いわゆるリスクオフの時に買うと思うんです。
金利(利回り)が下がっているときは国債が買われている時なのでリスクオフかな?
と考えることもできますね。
金利が上がっている時は逆でみんな国債売って株買ってるのかな?とかですが株価や通貨などを見ながら判断したいですね。
金利は自分なりのシナリオを立てる指標にもなりますね。これからファンダメンタルを勉強するなら絶対に見ておかなくてはいけない物になります。
時には自分がせっかく勉強したのに全く訳の分からない動きもあります。
そうゆう時は、そんな時もあるさ、全て私の手の中で動くならすでに億万長者になってるわwと自分に言っています。
相場に絶対はないし、答えもありません。
共にこの荒れ狂う相場で生き残ってその先を見に行きましょう!少しでもそのお手伝いをできたらうれしいです!私も一生に成長できると思います。
今回も最後まで見て頂きありがとうございました。