経済ニュース速報まとめ
わかりやすい「AI市場分析」とは?
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株式市場(総合ニュース)
昨日(30日)は長期金利低下、ドル横ばい、株安でした
米国株、FOMC前に小動き−主要決算と雇用指標に注目
S&P500種とナスダック、微調整の一日
30日の米国株市場は、S&P500種株価指数がわずかに反落し、ナスダック総合指数は0.76%下落。
マイクロソフトとアルファベットの決算発表を控え、市場は慎重な姿勢を見せた。
また、翌日に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)声明の発表も、投資家の心理に影響を与えた。
ハイテク株の動向
ナスダックにおいては、特にアップルの株価下落が目立ち、ハイテク株全般が重荷となった。
マイクロソフトは売上高が市場予想を上回るものの、クラウド事業の成長に対する一部失望から、時間外取引で下落した。
米経済指標と金融政策の見通し
米国の経済指標では、昨年12月の求人件数が市場予想を上回り、3カ月ぶりの高水準を記録。
これにより、FRBが3月に利下げを行う可能性について、市場はさらなるヒントを求めている状況だ。
一方で、米消費者信頼感指数は2021年12月以来の高水準に達し、インフレ期待の低下とともに、景気と労働市場に対するポジティブな見方が強まっている。
JPモルガンの警告
JPモルガンのクオンツストラテジストは、米株市場における10大銘柄の支配的な状況とインターネットバブル時との類似性を指摘し、急落のリスクに警鐘を鳴らした。
また、UPSの四半期決算が市場予想に届かず、株価が大きく下落するなど、個別株の動向も市場の注目を集めた。
今後の市場動向
米国株式市場は、主要企業の決算発表とFOMCの結果待ちの状態にあり、特に「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる超大型7銘柄の決算に対する警戒感が強まっている。
今週は労働市場に関する指標が多く発表されるため、それらのデータが今後の市場の方向性を左右する可能性がある。
債券市場 金利市場
今日
昨日
米国債市場の動向:利回り曲線のフラット化と利下げ予想の低下
米国債利回りの変動
米国債市場では、短期間の国債利回りが上昇し、一方で長期間の国債(10年、20年、30年債)の利回りは低下しました。
具体的には、30年債の利回りが4.25%に下がり、10年債は4.03%、2年債は上昇して4.34%となりました。
労働市場の状況と金融政策の影響
米国の求人件数が市場予想を上回ったことが、利回り曲線のフラット化に影響を与えました。
特に、堅調な労働市場を示すJOLTS統計の結果を受けて、3月の米利下げ確率が約3分の1に低下し、これは金融緩和の見通しの後退を意味しています。
金利スワップ市場の動き
金利スワップ市場では、3月のFOMC会合に連動するスワップ契約が25ベーシスポイントの引き下げ確率を約3分の1に織り込んでいます。
これは、12月のFOMC会合後で最も低い水準になっています。
専門家の見解
JPモルガン・インベストメント・マネジメントのプリヤ・ミスラ氏は、米金融当局への圧力が弱まり、金利の正常化プロセスに着手するよう求める声が小さくなっていると指摘しています。
ミスラ氏は、米金融当局が緩和策を急がず、時間稼ぎを続けているとの見方を示しました。
市場の期待の変化
四半期定例入札とFOMC会合を前に、スティープ化を予想するポジションの巻き戻しが進み、これが利回り曲線のフラット化をさらに強める要因となりました。
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体
ドル単体
☑️ FOMC政策発表を控えたニューヨーク外為市場の展開: ドル指数はわずかに下落し、主要通貨は混在。市場は方向性を見出すのに苦労している。
その他の市場 金 原油
☑️ ニューヨーク原油相場、アルゴリズム取引による反発
☑️ サウジアラムコ、将来の石油需要に疑問を投げかける生産拡大計画の中止
☑️ 米労働市場の強さが金価格の動きに影響、FOMC会合に注目集まる
ニューヨーク原油相場、活発な取引で反発
アルゴリズム取引が価格を押し上げる
ニューヨーク原油相場は、アルゴリズムによる積極的な取引の影響で反発し、1バレル=78ドルに迫る終値を記録しました。
TDセキュリティーズのダニエル・ガリ氏は、需給バランスに新たな材料が必要であると指摘しています。
中東情勢の緊張と原油市場
イラン支援の武装グループによるヨルダン駐留米軍への攻撃が原油市場に影響を与える可能性がありますが、現状ではその影響は限定的です。
ANZのダニエル・ハインズ氏は、米国の対応が今後のカギになると述べています。
サウジアラムコの生産拡大計画中止
サウジアラビアの国営石油会社、サウジアラムコは生産能力の拡大計画を中止しました。
これは中長期的な石油需要への見方に疑問を投げかけるものです。
原油価格の展望
イエメンのフーシ派による紅海での商船攻撃が続いている中、原油は月間で上昇傾向にあると見られています。
金相場、労働市場統計の強さに反応
米労働市場の予想外の強さ
金価格は、米国の労働市場に関する予想外に強いデータの影響で上げ幅を縮めました。
特に12月の米求人件数の増加が金価格に影響を与えたようです。
FOMC会合と金価格
市場はFOMC会合の結果と、特に3月の利下げ開始の可能性に注目しています。
スワップ市場では、3月の利下げ確率が低下しています。
金価格の動向
金スポット価格はわずかに上昇しており、COMEXの金先物も上昇して引けました。
市場分析(まとめ)
終盤のニューヨーク外為市場でドルの動きはまちまち、FOMCを前に慎重な姿勢
FOMCを控えた市場の慎重な動向
終盤のニューヨーク外為市場では、ドルは対ユーロで値下がりし、対円では値上がりするなど、方向性を定めかねる動きを見せました。
これは、31日に控えた米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表を前に、市場参加者が慎重な姿勢を取っているためです。
利下げ期待の後退とFRBの方針
市場ではFRBが金利を据え置くとの見方が強まっていますが、ジェローム・パウエルFRB議長の発言に注目が集まっています。
特に、3月に利下げを行う可能性についてのヒントが待たれています。
CMEグループのフェドウオッチによると、3月の利下げ可能性は42%と、一か月前の約89%から大きく低下しています。
債券市場の動きとFRBの利下げ予想
債券市場では、10年債の利回りが約2週間ぶりの低水準に留まりました。
FRBは5月に0.25%ポイントの利下げを行い、金融緩和に踏み切ると市場は予想しています。
しかし、エイゴン・アセット・マネジメントのフランク・リビンスキー氏は、「嵐の前の静けさ」と表現し、FRBが利下げの必要性を感じていると確信するのは難しいと述べています。
株式市場と決算発表
米国株式市場では、ナスダック総合が下落し、S&P 500はほぼ横ばいで取引を終えました。
主要企業の決算発表、特にアルファベットとマイクロソフトの発表が注目されています。
超大型7銘柄の決算発表を控え、市場には警戒感が広がっています。
金と原油市場の動向
金先物相場は、ドルの対ユーロでの下落を背景に上昇しました。
一方で、ニューヨークの原油先物相場は、IMFの世界経済見通しの上方修正を受けて反発しました。
これにより、エネルギー需要の減退に対する警戒感が和らぎました。
今日は以上になります。最後まで見て頂きありがとうございます😊