前回は金融相場と業績相場についてでしたが
今回はどのようなお話ですか??
前回、相場サイクルには4つのサイクルがあると説明しました。
なので今回は残りの2つである、逆金融相場と逆業績相場について説明していきます。
前回の金融相場と業績相場をまだ見てない方は是非そちらを見てください。下にリンクを貼っておきますね。
逆金融相場と逆業績相場ですか。。。
考え方は金融相場と業績相場の逆ってことですか・・・?
そうです!逆なんです!なので金融相場と業績相場が何なのか分かっていると簡単なんです。
相場サイクルとは
相場サイクルとは大きく分けて4つに分類されます。
- 金融相場
- 業績相場
- 逆金融相場
- 逆業績相場
これですね、今回はこの逆金融相場と逆業績相場について説明していこうと思います。
今回も前回同様にアメリカを中心に考えていきます。(FXおいてドルが一番重要だから)
なぜドルが一番重要なのか?
それは基軸通貨であるためです。世界で使用されている通貨の半分が
ドルだと言われています。
なので単純にFXにおいてドルの動きが一番重要になります。
というかほぼドルの動き=FXの動きと捉えてもいいくらいです。
この件に関してはまた詳しく書いてみたいと思います。
逆金融相場(ぎゃくきんゆうそうば)
- 株安
- 通貨高
金融相場の時は株高、通貨安だったのでまさしく逆になっていますね。
どういう事なのかと言いますと、前のサイクルである業績相場で利上げが意識され始めます。
しかしまだ企業の業績によっては株が買われる場面もある状態でした。
それが業績相場です。
そしてここから実際に利上げがされ始めます。同時に金融緩和(量的緩和)をやめて
金融引き締めをしていきます。
こういう感じですね。お金をばら撒くのを辞める(ばら撒いていたのを回収する)
こうなると株は当然全て(と言ってもいいくらい)下がります。
まさに何でも上がっていた金融相場の逆のような相場になります。
そしてこの時は通貨は高くなります。利上げ(金利上昇)や金融引き締め(通貨の量を減らす)をしている訳ですから、通貨の価値は高まります。
ドルインデックス(ドル単体の動きを表したチャート)を見てみましょう。
赤い枠の中を見てください。2022年1月からずっと上昇しています。
この記事を書いてる2022/10月現在も上昇中ですね。
株価も見てみましょう。
S&P500のチャートです(アメリカの株価と言ったらこれ)
同じく赤い枠を見てください、2022年1月から下落に転じてます。
こちらも2022年10月現在も下落中ですね。
逆業績相場(ぎゃくぎょうせきそうば)
利上げされ、金融引き締め(量的引き締め)もされ、逆金融相場に入りました。
株価も下がりました。
ここからはいよいよ企業の業績も悪くなってきます。
いわゆる不景気がきます。
逆業績相場は一番景気が悪い相場になります。
利上げはもうこれ以上されないでしょう。
そして景気が悪くなって来たので、中央銀行がまた利下げを匂わせます。
そしてまた金融相場に・・・・・
といった感じですね😁
この時の通貨は利下げが意識され始める(実際利下げはまだされていない)
時点で通貨安(ドル安)になると思われるので、FRB(アメリカの中央銀行)の動きには要注目です。
実際2022年10月現在は経済指標が悪かったら株が買われて(株高)通貨安(ドル)の場面も出てきています。
どういう事か?
経済指標が悪い→景気がわるい→中央銀行が利下げするんじゃないか?→金融相場入り!?→株買うぜ!(これに伴いドル安)
この流れですね。逆金融相場は必ず来ますが、今が逆業績相場かどうかの判断は難しいと思います。
しかしまた金融相場が来るのは過去の歴史を見ても明らかです。
株式市場、債券市場(国債)が相場を決めます。後は中央銀行(政策金利)です。
一般的には債券市場が考える相場が正しいとされています。
市場規模も一番でかい。
株は楽観的に相場を捉える癖がありますね。
つまり私がFXをやる上で一番大事に考えている金利が一番重要って事ですね😁
FXは金利差が重要です。これからもどんどん為になるファンダメンタルを発信していきますので、たまに遊びにきて下さいね😊
今回は以上です。最後まで見て頂きありがとうございました。